2011/2012 リーガ・エスパニョーラ第22節 バルサ負傷と疲労にもがきながらもソシエダに辛勝
アウェイではドローの苦汁を飲まされているソシエダ。今回はカンプノウなので確実に勝ちたいところですが、何しろ負傷と疲労でレギュラー選手が使えないのがつらいところ。それにミッドウィークには、どうしても勝たなくてはいけない国王杯のバレンシア戦が控えています。バルサのトップチームは選手が足りなくて練習もままならず、練習のためにフベニール(3部)から大勢選手を呼んでいるそうです。
FW:テージョ・メッシ・クエンカ、中盤:セスク・チアゴ、底:ドス・サントス、DF:アドリアーノ・マスチェラーノ・プヨール・ダニ、GK:バルデス。対するソシエダはイフランのワントップ、2列目がグリーズマン・アランブル・パルド・プリエト、底:マルケル、DF:キャダムーロ・Iマルティネス・ゴンザレス・Cマルティネス、GK:ブラーボ。
クエンカが右のエストレーモをやるときはバルサには特別なルールがあって、クエンカはポジションをキープ、ダニはタッチライン沿いには上がらないということになっています。しかし最近ではクエンカもかなりトップチームに慣れてきたので、そろそろ自由を与えても良いような気がします。そうすればダニもやりやすいでしょう。テージョはエストレーモに必要な鋭い突破があるので、使いやすい選手です。心配だったのはドス・サントスですが、バルサのピヴォーテ(ボランチ)という特別な仕事を、きちんとやるべきことをやって無難にこなしていると思いました。
今日は神戸レオネッサの選手が観戦。澤選手もカメラに写りました。
欧州も大寒波だそうで、カンプノウも0℃前後の試合とあって、多くの選手が手袋装着です。開始早々10秒でイフランにシュートを打たれて、一気に緊張が高まります。5分にメッシがシュートを打ちますが、ブラーボに止められます。直後にイフランにお返しを食いますが、なんとかバルデスが止めます。CKも際どくセーフ。
9分メッシから左を突破しようとするテージョにパスが出て、テージョはGKをうまくあしらって冷静なグラウンダーシュートでゴール。テージョ、リーガ初ゴールです。ここまでは良かったのですが、7分セスクがミドルを上にはずし、17分チアゴとのワンツーが決まってメッシのシュートはブラーボがセーヴ、19分チアゴのシュートは止められ、27分メッシのパスを受けたセスクもふかしてゴールならず。メッシもセスクもすっかり錆び付いてしまっている状態です。
DFのバックパスをしっかりブラーボがキャッチしているのにおとがめ無しで、レフェリーの頭も錆び付いてしまったのか・・・。そのうち黒猫らしい動物がピッチを駆け抜けます。いやはやしまらない試合で前半終了。
後半になってソシエダがグリーズマンをトップに上げてきました。早速7分にそのグリーズマンが中央から進出、GKと1:1となってシュートを打たれますが、これはバルデスがスーパーセーヴ。イフランが引っ込んでベラに交代。14分にはメッシがゴール正面の絶好の位置からシュートしますが、ゆるい当たりでGK楽々キャッチ。17分にはテージョのシュートをDFが手で止めますがおとがめ無し。18分にはメッシ、中央を突破しGKも抜きましたが、そこでもたついてシュートをDFに止められます。24分にはテージョのシュートがゴールと思いきや、そこにダニが立っていて当たってしまいオフサイド orz・・・。
しかしついに26分、ダニがメッシの動きに合わせて浮き球のパス。これをメッシが受けてゴールしてくれました。やっとの2点目です。
しかしこの直後スルーパスが中央を抜け出すベラにわたって失点。ここで双方、プヨール→アビダル、ドス・サントス→ブスケツ、バルド→ジョレンテと交代です。しかし交代直後とんでもないことが起こります。ブスケツが足を踏みつけられて負傷退場。急遽ピケと交代です。こんなに選手不足のときにブスケツまでやられるとは・・・絶句です。
結局試合には2:1で勝利しましたが、メッシとセスクの当たりの悪さにはがっくりで(多分疲労のせい)、さらにブスケツを失って、バルサはどうなってしまうのでしょうか。ともかく後のことは考えず、ミッドウィークのバレンシア戦だけは何とかしてほしいものです。
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