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2011年10月20日 (木)

サラとミーナ122: ロータッチとしっぽタッチ 都響2012ラインアップ

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サラは私とは少し距離を置いています。フレンドというくらいの関係です。私にかまって欲しいときは、近くにきてじっと私を見ていたり、鳴いて要求したりします。ミーナ(縞三毛)はべったりで、ほぼ親子に近い関係です。かまってほしいときは体をすり寄せます。ただミーナとサラの関係は人間にはうかがい知れません。相手の手をおさえている感じ、相手とロータッチしている感じ、しっぽで相手の位置を確かめながら共存している感じなどがあります。

ただ、お互いにけんかしても出血するほどのケガを負わせたことはありません。私には敵意がなくても、急に腕から飛び降りたりするときに爪を出して、私がかなり出血したりすることはあります。こうしてみると体毛があるということは、ちょっとした喧嘩での怪我を防ぐ上で、かなり有効なのでしょう。もちろん保温や紫外線の直撃を防ぐのがメインの役割ではあるのでしょうが。

さて話はかわりますが、都響の2012年度演奏会のラインアップが発表されました。
http://www.tmso.or.jp/j/topics/20111005/

これには都響ファンの多くが唖然としたのではないのでしょうか? まるで満漢全席のような豪華メニューで、多忙な人も、懐具合に問題がある人も、頭をかかえてしまうラインアップです(私は後者)。どれを聴きたいかという話じゃなくて、どれを後ろ髪をひかれつつあきらめるかという話です。どうしてこうなったのかというのは部外者には謎ですが、マエストロ・インバルがチェコフィルの首席を来年降りて、かなりの数の演奏会を都響とやれることになったということで、彼へのギャラを確実に捻出する必要が生じたという事情があるのではないかと想像できます。演奏家もファンも大変な年になりそうです。

また別の観点から見ると、新装開店の東京芸術劇場で、従来(そして来年も)「作曲家の肖像」シリーズとして、毎回ひとりの作曲家をとりあげ、その作品のいくつかを演奏する企画をやっている(あるいはやる予定だった)わけですが、そこにマーラー・ツィクルスの全5回のうち3回が割り込む形になっているのが異様な感じです。マエストロ・ベルティーニのときには埼玉と横浜でマーラー・ツィクルスをやっていたわけですが、どうも東京芸術劇場の関係筋から圧力がかかって、不本意ながらベルティー二方式とか、定期に組み込むとかの方式がとれず、やむなく予定していた企画に割り込ませざるを得なかったのではないかと想像されます。もし都響の自主的企画であれば、肖像シリーズがちょうど5回あるわけですから、肖像シリーズを廃止して、ツィクルス全5回を芸術劇場でやればいいのです(改装が終わらないので、1回目だけはできませんが)。肖像シリーズの名を残したのは、せめてもの抵抗のような気がしてなりません。なおマーラー・ツィクルスは横浜でもやるようです。

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