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2011年7月13日 (水)

菅総理

菅総理は、3月11日の福島第1原発事故発生前は原発活用の立場だったとした上で、最終的な廃炉に長い期間を要するリスクの大きさを考え、これまでの安全確保という考え方だけでは律することができない技術だと痛感したと述べました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110714k0000m010080000c.html

菅総理はもともと原発推進派だったわけですが、3月11日から心変わりをしたというわけで、これは誰もが納得できるごく自然な歓迎すべき変節です。彼は本質的に現実主義者で、安倍晋三のような自分の美学やドグマ中心に行動する人間ではないと思います。ただ既得権益や義理人情は軽視するタイプなので、嫌いな人も多いのでしょう。前原誠司という人は、中国漁船の領海侵犯の際の発言に見られるように、結構原理主義的な人(親米・反中国)だという印象があります。国会内で小泉総理に肩をたたかれて励まされていたというのもあまり感心しません。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-dc93.html

野田財務大臣にはリーダーシップがどうかという不安がありますし、小沢さんは3月11日以降の動きがあまりにも国益と離反しているのが支持できません。他の総理候補はまだ経験不足でたよりない感じがします。そうなると次期総理としては枝野官房長官への禅譲が無理だとすると、結局岡田幹事長がやるしかないと思います。ただ特例公債法案を自民・公明が通さない場合、菅総理の退陣条件が満たされないわけで、その場合民主党はどうするか?

その場合は総理を岡田幹事長にしてただちに解散すべきでしょうね。私の予想では第2次補正予算案・再生可能エネルギー促進法案が通れば、特例公債法案が通らなくても菅総理は退陣を了承すると思いますね。菅総理の下での解散総選挙を狙った自民・公明の思惑は多分はずれるのではないでしょうか。

菅総理の敵

http://www.youtube.com/watch?v=i9sRmE1NB38&feature=watch_response

http://www.youtube.com/watch?v=BhE0JB1QxF0&feature=relmfu

ブルームバーグのコラムニスト、ペセク氏の見方。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a.iIhDfKXAno

朝日新聞が脱原発にシフト。
http://www.asahi.com/paper/editorial20110713.html

読売新聞はどうしても脱原発にシフトできないようです。時間の問題だと思いますが。

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