鈍足レポート: バルサ悪夢を吹き飛ばすCLグループリーグの勝利
エルクレス戦の悪夢が忘れられないうちに、早くもチャンピオンズリーグのグループリーグが開始されました。幸いにして緒戦はカンプノウで戦えます。相手はギリシャのパナシナイコス。シセやゴブーを補強してきました。
バルサはFW:ビジャ・メッシ・ペドロ、中盤:イニエスタ・チャビ、底:ブスケツ、DF:アビダル・プヨ-ル・ピケ・ダニの現時点で最強のメンバーをそろえました。メッシは少し引いてトップ下のポジション。誰かに当ててゴール前に飛び込むという作戦でしょう。パナシナイコスは中央をがっちり固め、左サイドを開けてダニを呼び込み、ダニのいいかげんなセンタリングをひろって一気に裏に球を出し、レト、シセ、ゴブーでカウンターを狙うという作戦。
圧倒的にバルサが球を持って攻めますが、エルクレス戦のようになかなかゴールを奪えません。 金子のほめ殺しがたまらなくうざくていやな感じでしたが、やっぱり20分、GKからのキックをシセがダイレクトヒールでゴブーの前に出して、あっという間に失点。エルクレス戦の悪夢がよみがえります。 しかし2分後チャビのスルーパスがぴったりメッシに出て、メッシが最近お気に入りのループでゴール。これでパッと雰囲気がかわりました。イブラヒモビッチがいないので、もうやることはワンツーかスルーパスしかないとふっきれた感じです。これがバルサらしいと言えばバルサらしいサッカーです。
次は33分チャビのCKをブスケツが頭で落として、はねる球をビジャがビシッと右足でゴール。シンプルで美しいゴールでした。そして3点目が本日のハイライト。メッシ→チャビ→メッシ→ペドロ→メッシのダブルワンツーで相手DFを切り裂き、メッシがゴール。これでハーフタイムです。
後半はメッシがPKを失敗していやな雰囲気がただよいます。ペップはビジャをボヤンに、ピケ(頭に包帯を巻いていたので、まだ万全ではないようです)をミリートに交代させます。この雰囲気を吹き飛ばしたのはまたしてもメッシ。左サイドを突破し、ゴールラインから30センチくらいのところから、ほぼ真横にシュートすると、これがバルサから見て右ポストに当たって中央に転がるところ、詰めていたペドロがゴッツァンゴール。スタメンのFW3人が全員得点です。そしてデザートはロスタイム。なぜかゴール前にいるダニからいったん右サイドのメッシに出して、返ってくるところをダニが頭でGKの上空を越えるゴール。これも美しいゴールでした。 これにて5:1の勝利。
モウリーニョの野望を打ち砕くにはまだまだ遠い道のりですが、バルサは順調に最初の一歩を踏み出しました。
さて私はこれからサッカーのことは忘れて旅行の準備。明日朝甲子園に出発です。前に行ったのは学生の頃だったので、何十年ぶりでしょうか? 金子はバルサの試合中に甲子園の話をしていましたが、ひょっとしてタイガースのファンなのか? むむぅ~。
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