2010/2011リーガ第4節:バルサ一瞬の逡巡につけこみヒホンに辛勝
週2回のゲームなので体力的にきつい上に、メッシが負傷欠場ということで厳しい試合になりそうですが、カンプノウでできるのは救いです。相手はスポルティング・ヒホン。しかしなんとヒホンはメンバーを大幅に入れ替えて、ローテーションといえば聞こえはいいですが、事実上次の試合に全力投球という作戦。一方バルサは主力投入で必勝態勢です。
バルサのスタメンはFW:イニエスタ・ビジャ・ボヤン、中盤:ケイタ・チャビ、底:ブスケツ、DF:マクスウェル・ミリート・プヨ-ル・ダニ、GK:バルデス。ヒホンは高めのDFでプレスをかけて球を奪う作戦ですが、中盤の技術が伴わないので、バルサから球は奪えません。バルサはイニエスタとチャビがどんどんスルーパスを出してビジャにシュート打たせますが、すべて決まりません。ミスもありますが、ヒホンのDFは結構技術が高く(高いDFラインをしくのがもったいないくらい)、なかなか決定打を許しません。イニエスタも決められませんでした。ボヤンのFWとしての存在感がないのは残念。9番はペドロがつけるべきかも。前半はもどかしいままで0:0で終了。
前半厳しいタックルでプヨ-ルが傷んでピケと交代。ケイタに替わってペドロを投入しました。ペドロはボヤンより明らかに存在感があります。後半開始すぐの4分、ヒホンは自ら作った陥穽にはまりました。ダニが浮き球のミドルパスを前線に放り込んだときに、一瞬ヒホンDFがオフサイドトラップをかけようとしたため、ビジャがフリーで抜け出してパスを受けゴール。これが唯一の得点となりました。
終盤にはヒホンが元気一杯の主力を投入してきて、バルサはかなり危ない場面がありました。特にクエバスからバラルにパスが通ったときは危なかったですが、ミリートが体を張ってなんとか食い止めました。バラルのあだ名は「入り江のサメ」だそうで、歯を出すと非常に納得できました。終了間近にもエリア脇からのFKの大ピンチがありましたが、ヒホンはズラッと並ぶ長身選手の頭には合わせないで、後ろにもどしてシュートを狙って失敗。おかげさまでなんとか1:0で逃げ切ることができました。
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