リーガ第32節: バルサ:カンプノウに凱旋
サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコを勝利したバルサの凱旋公演です。メッシはお休みかと思っていたら、トップ下で登場。FW:はジェフレン、ボヤン、ペドロ。この4人がFW兼MFという感じで、チャビがつなぎ役、底で捌くのはヤヤです。DF:マクスウェル・ピケ・マルケス・ダニ、GK:バルデス。相手は最近絶不調のデポルティーボ・ラ・コルーニャです。
前の4人がカンテラ出身者なのですが、いつもこのメンバーでやっていないのと昔からの仲間というのが妙な雰囲気をかもしだし、ライバル意識まる出しでセルフィッシュになったかと思うと、妙に譲ってみたりとギクシャクしてうまくいかないうえに、遊びモードも出てきてダメダメモードです。マドリードですっかりアドレナリンを出し切って、脳も体も空白状態ということもあったのでしょう。
デポルはもっとダメで、下がって守るのが精一杯で、攻撃はベテランのリキにお任せでは迫力ゼロです。チャビも疲れていたと思いますが、15分この低調な雰囲気に活を入れるスルーパスをボヤンに通して、ボヤンがさらっとあててゴール。ペドロはさすがにあと一歩というシュートも放ちましたが、全体的にはタルいムードで前半終了。このまま後半ポーンとセットプレーで決められたらどうなるんだろうという不安が頭をよぎりました。
後半この沈滞を打ち破ったのは、23分バルデスから中央最前線にでていたダニへのダイレクトキックでした。これがきれいに通ったのでGKが止めに出てきました。結局GKがクリアしたのですが、そのボールをペドロがダイレクトで無人のゴールへ放り込み2点目ゲット。これでまあ後は遊んでてもいいということになりました。おまけは26分CKのこぼれ球をヤヤが強烈にたたき込んで今期初ゴール。強烈なキックと独特のドリブルを持っている選手なので、もう少し点を取って欲しいと思います。
あとはアンリを出したり、チャビを休ませたりしてバルサにとってはメデタシメデタシの試合でした。デポルの覇気のなさはちょっと心配になります。バルサにとっての心配は、イニエスタが故障してしまったことです。今期はもうダメかもしれません。いくら技術の優れた選手でも、こう故障が多いととても一流選手とは言えません。大好きな選手だけに、完全に直してから再出発して欲しいと思います。カンプノウで招集されていないイニエスタに観衆の大コールがありました。みんな彼を見たいんですね。
| 固定リンク | 0
「バルサ(FC Barcelona)」カテゴリの記事
- パリオリンピック:なでしこジャパン4(2024.08.04)
- パリオリンピック:なでしこジャパン3(2024.08.01)
- 全盛期のバルサと日産スタジアム(2024.07.12)
- ある日のバルサ(2024.05.16)
- あり得ない快挙(2023.10.23)
コメント