インバル・神尾・都響のチャイコフスキー
昨日は午前2時くらいまでブログを書いたりして起きていましたが、今朝の嵐の騒音で6時頃に目が覚めてしまいました。風邪をひいたらしく熱っぽい感じでしたが、チケットを持っているのでサントリーホールに出撃。出かける頃には風もやんでいました。今日はチャイコフスキーの名曲3曲が演奏されます。
最初の「ロメオとジュリエット」は大変わかりやすい音楽で、中学生の頃からLPレコードで聴いていました。名曲だと思います。そして神尾真由子の登場です。2007年チャイコフスキーコンクールの優勝者ですから、諏訪内晶子以来の逸材です。プログラム2曲目のバイオリン協奏曲は、チャイコフスキーがラロの音楽に触発されて作曲したものだそうです。神尾真由子の演奏はロシアの音楽というより、ジプシー風・スペイン風のような雰囲気を感じました。自由闊達で豪快な進行と正確な技術が融合していて、さすがというしかありません。彼女の楽器はブラームスのバイオリン協奏曲を初演したので有名なヨアヒムが持っていたストラディバリウスだそうで、本当に良く鳴っていました。演奏が終わるとウォーという歓声が上がったのも宜なるかなです。オフィシャルファンクラブもあるそうです(↓)。
メインの交響曲第4番はまあすごい演奏でした。インバル先生も気合いが入りまくりで、鼓膜が破裂しそうなくらいドカンとやってくれました。マエストロ・ベルティーニはバランスや細かいニュアンスを重視した方のように思いましたが、マエストロ・インバルはやりたい放題の爆演で、フランクフルト時代はこんな風じゃなかったと思いますが・・・。でも悪い意味で言っているのではなく、スタジオ録音のCDではとても聴けないような音楽を聴けるのは有難いことです。都響のがんばりもすごいものがあります。本当に当たり外れのないオーケストラです。
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