バルサ死闘を制し、クラブ世界一。
クラブ世界一決定戦です。バルサの相手はアルゼンチンの古豪エストゥディアンテス。マンU・インテルなどで活躍したベロンがピボーテで率いるチームです。バルサのスタメンはFW:アンリ・イブラヒモビッチ・メッシ、中盤:ケイタ・チャビ、底:ブスケツ、DF:アビダル・プヨール・ピケ・ダニ、GK:バルデス。イニエスタが準決勝で負傷して欠場となったのは痛い。
バルサの最大の弱点は中盤の人数が少ないことですが、やはりエストゥディアンテスは中盤を厚くして、その弱点をついてきました。451とか361のシステムで、中盤でサイドもがっちり押さえ込むという作戦です。リーガでもヒホンなどにやられたことがあります。
それでもチャンスが全くなかったわけではなく、イブラヒモビッチのヒールパスからチャビが右から抜け出し1:1でしたが、中央に流したパスにケイタ・アンリが間に合わなかったのは残念。そうこうするうちに37分、ディアスから絶妙な球がゴール前にあがり、プヨールとアビダルがはさんでいたにもかかわらず、ボセッリに頭で合わされて失点。
後半は最初からケイタをペドロに替えて、ペップも点をとりにきました。メッシを二列目に下げて、中盤を制する作戦です。相手もやや守備的になり、なんとか球をまわせるようになってきたので、後半は何とかバルサペースになりました。しかしラストパスもシュートもちょっとしたズレがあって決められません。結局やむなくゴール前への放り込みでイブラヒモビッチやピケの頭に当てるという作戦に切り替えました。ブスケツをヤヤに代え、さらにアンリをジェフレンに交代させました。
そしてついにピケの頭を経由してペドロが頭でゴール。ゲーム終了直前でした。これで死闘開始、延長戦になだれ込みました。ここまで来ると、エストゥディアンテスもかなり疲れてきました。決めたのは後半、ダニが絶妙なセンタリングをゴール前にあげ、これをしばらく消えていたメッシが胸でゴール。よく咄嗟に頭でなく胸でのシュートに切り替えたものだと思います。このあたりが天才のゆえんでしょう。
これでバルサは世界制覇を果たしたことになりますが、これにおごることなく来年もリーガ・欧州チャンピオンズリーグ制覇めざして着実に進んで欲しいと思います。最後に日本テレビにひとこと言いたい。明石家さんまはマドリディスタなので、この番組に出るべき人ではありません。
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