ラット洞毛の longitudinal section
生後2日目ラットの洞毛。 Longitudinal section です(通常のパラフィン切片をHE染色したもの )。
a:洞毛カプセル, b:血管内皮, c:血洞, d:外毛根鞘外層, e:外毛根鞘内層, f:コンパニオン層, g:ヘンレ層, h:ハクスレイ層, i:内毛根鞘小皮, j:毛小皮, k:毛皮質, m:横紋筋, n:真皮, p:不明
注1.コンパニオン層の外側の外毛根鞘にはこの図のように、明らかに外層と内層に区別できる部域がある(中・上部)
注2.本来洞毛の中心には毛髄があるはずであるが、断面がそれているため、この図にはみられない。
注3.血管内皮より血洞側にある細胞(例えばp 血管内皮細胞のように核が平板でない)は不明です。
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「Focus on this play, this moment. 」というのは今年の阪神タイガースチームスローガンですが、私たち形態学にかかわる者にとって Focus というのは永遠の課題です。特に最近はモニターで画像を見て、そこでフォーカシングして写真を撮影するというシステムになっているのですが、これが結構難しい。液晶モニターは微妙に応答が遅いので、微動ダイアルを動かしながらフォーカシングをするのは精神衰弱になりかねません。特に以前のモニターは著しく反応が遅かったので不可能に近かったのですが、そのシステムをメーカーは数百万円で売っていたのですから驚きです。
ではアナログモニターだといいかというと、これがまた解像度が低くて、目をさらのようにして見ても、どこでフォーカスが合っているかわからない場合もあります。なにしろ微動ダイアルを1mm動かすと、明らかにピンぼけになりますので。私は結構目は悪い方(乱視)なので、いつも苦労します。結局のところ少しづつフォーカスをずらして何枚か撮影して、パソコンモニターで比較しながら選定するという作業になります。これはパソコンにとってはメモリーを消費する厳しい作業なので、よく落ちてしまいます。集中すればするほど保存を忘れるのは誰しも経験することでしょうが、やっぱりがっくりきます。
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