バルサ: サンチャゴ・ベルナベウで歴史的勝利
サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコ。クラシコを見ずしてサッカーファンとは言えません。リーガファンだけのものにしておくのは、本当にもったいないです。試合前のうわさではメッシやアンリが欠場などという話もありましたが、ふたを開けてみれば、故障のマルケスを除いてはベストメンバーをそろえました。
FW:メッシ・アンリ・エトオ、中盤:イニエスタ・チャビ、底:ヤヤ、DF:アビダル・ピケ・プヨール・ダニ、GK:バルデス。一方マドリーはFW:ラウル・イグアイン、MF:マルセロ、ガゴ、ディアラ、ロッベン、DF:エインセ、メツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、GK:カシージャスという顔ぶれ。グティーがケガで欠場ですが、むしろスナイデルがいないのは非常に有難い。
前半がはじまると、やはり両チームとも気合いがはいっていて、まさしく世界最高レベルのサッカーを展開しました。13分、右サイドをラモスが突破して走るうちに、中央でロッベンがヤヤにぶつかりつぶす。ヤヤが倒れているうちにラモスがクロスを上げ、フリーのイグアインにヘッドで決められました。
マドリーもさすがにカーサの試合では、ディフェンスラインを上げて攻撃的に来ました。しかしこの守備体系ではDFの後ろに広大なスペースができて、アンリが生きてきます。ペップはこの試合では特別な作戦をふたつたてたようです。一つ目はダニがなるべく守備中心のプレイをすること。二つ目はメッシを中央の 1.5列目におき、エトオを右サイドに移す。エトオは不満だったでしょうが、まあ最近お疲れ気味なので致し方ないでしょう。
この作戦がぴったりはまりました。17分、メッシが中央からラモスの頭越しにフワッと裏をつくパスをアンリに出し、たちまちGKと1:1となったアンリがうまくカシージャスの脇をついてゴール。
さらに19分、アンリがカンナバーロに突き倒されてFK。これをチャビが後方から飛び込んでくるプヨールの頭に合わせて、目の覚めるようなゴール(もちろん寝ちゃいませんが)。35分にはディアラのもたつきをついてチャビが球を奪い、メッシに出すとたちまちGKと1:1となり、きれいにゴール。
前半のマドリーの猛烈な攻勢を受け止められたのはピケの守備の貢献が大きいです。危ないところをよく断ち切っていました。おかげでなんとか3:1で前半を終了することができました。
後半の最初の得点はマドリー。10分、FKをロッベンがゴール前にいれると、なんと3人がフリーで突入。当てたのはセルヒオ・ラモス。これはいけません。しかしバルサは直後の12分、チャビがアンリの裏への飛び出しにあわせて、アンリが独走でゴール。実によい時間帯に得点できました。
以後お互いに疲労が来て普通のサッカーになりました。マルセロ、ラモス、アンリ等も次々と退きました。しかしバルサはマドリーよりスタミナがあります。29分、チャビが中央から右のメッシに出して、メッシがゴール。37分、右に進出したエトオが中央にグラウンダークロスを出して、なんとここに突入してきたのがピケ。うまくDFを交わしてゴールしました。みんながバテた後も彼は思いきり元気でした。
6:2の歴史的勝利。今バルサは絶頂です。これでリーガ優勝を逃すわけにはいきません。次のCLチェルシー戦は、グジョンセン、フレブ、ボヤンあたりに頑張ってほしいですね。
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