オペラ座の夜:加藤知子
すべてオペラの曲をバイオリン用に編曲したという企画作品。「サマータイム」はなかなか編曲も良くて聴かせてくれます。「カルメン幻想曲」はサラサーテが編曲した超絶技巧の曲ですが、技巧に偏ってカルメンの雰囲気が損なわれているところがあるので、いまいち。しかも加藤知子さんの演奏は端正な大和撫子流なので、カルメンのエグさがなく、雰囲気が合ってないなあと思いました。
しかし「私のお父さん」からはバイオリンの深い叙情とエキサイティングな高揚が堪能できました。特にプロコフィエフ3つのオレンジの恋の「行進曲」、ヘンデルの「ラルゴ」、マスネーの「タイスの瞑想曲」には感動しました。このCDは残り少ないらしく、ちなみにアマゾンでは2点売っていて、どちらも¥11,933でした。すごいプレミアです。まあそれだけの価値があるCDでしょう。しかし探せばまだ置いてある店もあり、たとえば Joshin では¥2,752で売っていました。
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