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2007年12月22日 (土)

ファビオ・ルイージ

金曜日(12月21日)の夜にNHKの教育テレビでファビオ・ルイージが指揮するドレスデン州立歌劇場管弦楽団の演奏を聴きました。これがすごかったです。特にワグナーの楽劇「ワルキューレ」第一幕のコンサート形式の公演が聴き物でした。ワグナーのオペラの中でも一番好きな幕で、それをルイージはすばらしく明晰かつロマンティックなタクトで盛り上げてくれました(放映は夜中でしたが)。

ただジークムントの歌手がどうしてもジークムントに見えなくて困りました。衣装があったほうがいいと痛切に感じましたね。それに顔を白塗りしていないもので、盛り上がると顔がたらこのように赤くなってしまいます。ジークリンデとフンディンクは素顔がそれらしいところがあって違和感なく聴けました。

ルイージはジェノバ出身のイタリア人ということで、ドイツでは眉をひそめる人も多くて大変だったようですが、実力は認めざるを得なかったようす。ドイツで最も優美なオーケストラであるドレスデン州立歌劇場管弦楽団を手兵に得て(来年から音楽監督に就任とのこと)、すばらしい音楽を聴かせてくれることになりそうです。まだこのオケとのレコーディングは少ないようですが、このコンビでマーラーをやったらどうなるのか、いまから楽しみです。

彼のホームページもイタリア人らしく、ユーモアたっぷりで凝っています。

http://www.fabioluisi.com/txp/index.htm

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