« バルサ:去る人来る人 | トップページ | 鞭毛とヒト »

2007年7月15日 (日)

ハムスターを飼うなら

Photo_175 数年間仕事の関係でゴールデンハムスターを飼育していたことがあります。もともとハムスターは草原に穴を掘って地下生活をし、夜になって外に出て活動するというタイプの動物なので、あまりペットとして適しているとは思えませんし、生態観察をするのも難しそうです。ただラットやマウスに比べると排泄物のにおいがマイルドな点、知能が高いので濃いコミュニケーションが可能な点がいいのでしょう。

もともと単独で生活する動物なので、1匹/1ケージで飼うのがベストです。交尾させるときも、なるべく早く離してあげるのがいいと思います。放っておくとケンカでケガをする場合があります。妊娠期間は16日間でラットやマウスより数日短く、より未熟な感じで生まれてきます。ゴールデンハムスターの場合数匹ー十数匹が生まれてきます。歩きながら出産する母親をみたことがあります。多数の子供に授乳するには、普通の固形飼料だけだと母親が弱ってしまうので、チーズや野菜などをあげるのがいいでしょう。キャベツなどは大好物です。運悪く(?)十数匹生まれちゃうこともあるので、ちゃんと育てられるかどうか、もらってくれる人がいるかどうか確認してから交尾させましょう。

人がのぞき込んだりすると、子供を頬袋に隠したり、ときにはむしゃむしゃ食べてしまうこともあるので、出産後は静かにしておいてあげることが大事です。私は事故を防ぐため鳥の巣(つぼ型のものの底の部分を切ってトンネル型にする)を買ってきて置いておきましたが、たいていの雌はそこで出産するか、ほかで出産してもそこに子供を運び込んで育てました。巣は転がらないよう固定します。こうすると相当安全な雰囲気で授乳・子育てができて快適なようです。授乳してる間のケージの掃除は、母親が嫌うので困りますが、巣に入っていればかなりやりやすくなります。

妊娠すると脾臓が非常に大きくなって(少なくとも数倍)くるのでびっくりしました。マウスなどでは普段から赤血球の半分くらいは脾臓で作っているのですが、ハムスターの脾臓は、普段はほとんど空っぽ状態です。ほとんどの造血は骨髄で行っているようです。下記の本はハムスターの飼い方を詳しく書いてあるほか、学術的にもきちんとしていておすすめです。ハムスターを飼うなら、とりあえず予備知識を多少仕入れてからペットショップに行きましょう。

参考:「ハムスタークラブ」 長坂拓也著 井川俊彦写真 誠文堂新光社 古本ならアマゾンで1円で買えます。

| |

« バルサ:去る人来る人 | トップページ | 鞭毛とヒト »

動物(animals)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハムスターを飼うなら:

« バルサ:去る人来る人 | トップページ | 鞭毛とヒト »