古いカセットテープの西島三重子
部屋の掃除をしていると、古いカセットテープが出てきました。大事にしていたものですが、ここしばらく聴いてなくて、行方不明になっていたものです。日付をみると1985年5月2日ですから、22年前のものですが、自分で生録したものですから、記憶ははっきりあります。今はもうありませんが、新宿駅東口にあったルイードというライヴハウスにポータブルカセットを持ち込んで、西島三重子(みーちゃん)のライヴを収録したものです。
カセットというのは不便なもので、途中で裏返さなければいけないので、歌の途中だと見事にぶった切れます。手拍子がはいると、自動的に録音レベルが下がって歌が聞こえにくくなるなど、不完全な点もままありますが、懐かしいだけでなく、貴重な音源がいくつか含まれている「お宝もの」なのです。
1.少年の風:当時みーちゃんが気に入っていた曲らしく、ルイードではよくやっていました。間奏でみーちゃんから客席に「暗いですよ」というダメ出し。とたんに手拍子が・・・。
2.星のタピストリー:アコースティックの効果が大で、やわらかい感じがいいですね。
3.シェスタ:これ(シェスタ=長い昼休み)があるために、スペインのサッカーは夜9時開始の場合が多く、ひどいときには夜10時開始。
4.あきらめてサンバ:こういう激しいのをやって、当時は結構受けていた。
5.いらいらトワイライト:この曲もみーちゃんのお気に入りの曲。
6.終止符:来生たかおさん作曲。この音源を持っている人は少ないでしょう。LP・CDになっていません。とてもみーちゃんにフィットしている曲です。この曲と次のオールドダンサーは前半の白眉です。
7.オールドダンサー:このライヴのようにゆったりとしたテンポでやると、より曲の良さが浮かび上がります。
8.午前0時のシンデレラ:これを手拍子でやっていたんですねえ。
・・・・・ブレイク・・・・・
9.仮縫い:最近やっていませんが、みーちゃんの作った最も美しいメロディーのひとつ。
10.ジェラシー:雨にちなんだ曲なので、ひょっとすると6月のマンダラライヴでやってくれるかも。
11.One Way Game:バラードバージョンで、soft-i のものとは全く違った、落ち着いた色っぽい雰囲気で実にいい感じです。
12.河は流れる:研ナオコへの提供曲ですが、みーちゃんのお気に入り曲で、後にCDアルバム「あの頃のこと・・・」にも録音しています。
13.我が胸の底の湖:これは稀少な音源でしょう。木の実ナナへの提供曲ですが、みーちゃん自身の歌の方が迫力あります。なかにし礼氏のとってもコワーイ歌詞です。
14.月に腰掛けたピエロ(仮題):ピアノの遠藤さん(エンマ君)がみーちゃんのために作った曲。その後全く録音もなく、どうなってしまったのでしょうか? これも稀少音源。
15.夕闇のふたり:来生さんの曲ですが、私は「終止符」のほうが好きですね。
16.アマール・アマンド:タニア・リベルタードという歌手が歌っているアルゼンチンの歌だと思いますが、ちゃんと調べていないので定かではありません。すごい名曲でみーちゃんも「想いのとどく日」に収録しています。またライヴで聴いてみたい曲の一つです。
17.Evergreen(永遠に緑):当時はよくコンサートのラストナンバーでやっていました。やはり雨にちなんだ歌なので、6月のマンダラライヴで歌ってくれるかも知れません。
過ぎ去った時は帰ってきませんが、FCではめずらしくテイチク派の私としては、当時は若くていろいろなジャンルに才能を散乱し、自在に輝くみーちゃんの世界にカセットテープでひたるのもひとつの幸福です。
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