秋葉原の憩い
先日、とても庶民的な雰囲気で、使い勝手の良かった秋葉原デパートのない秋葉原にはじめて行きました。そうでした。昨年の大晦日に閉店したのでした。
駅前には巨大なビジネスビルがいくつも建ち並び、なんだ普通の街みたいじゃありませんか。秋葉原デパートはなくなっても、秋葉原はやはりクールなビジネス街なんかじゃなく、怪しいお店がいっぱいの猥雑な街であって欲しいと思います。
そんな世の中の最先端を行く、忙しい秋葉原の街のどまんなか、ヤマギワ・リビナの隣、お稲荷様の近くに「庵」という喫茶店があります。アルバイトもいますが、基本的にチョビヒゲの親父がひとりでやっていて、およそ秋葉原という街には場違いな、レトロな雰囲気のお店です。
中にはいるとたくさんの古時計が見えますが、正しく動いているのは一番でかい奴ひとつだけ。かなり古いゼンマイ式のもので、ねじを巻く穴が2カ所あるタイプです(写真のように)。かかっている音楽もすべて60年代頃のもの。ニール・セダカやコニー・フランシスなどやってます。静かな音楽じゃないのだけれど、うるさく感じないのは不思議。
ホットドックを注文すると、ソーセージをフライパンで焼いて、パンをオーブンで焼いて焦げ目をつけ、あつあつを二つに切って出してくれます。ここの硬い椅子に座ってオールディーズを聴いていると、扉の外の喧噪がウソのようで、まるで時が止まっているような気がします。カウンターの向こうには、バラの育て方の本が見えました。マスターはかなりお年なのでしょうが、引退されても後継者がいればいいのになと思うのは、私だけではないと思います。
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