着床前診断
どうしてここで着床前診断などという産婦人科の話題がでてくるかというと、次の記事への重要な伏線になっているからです。私もいままでこれが法廷闘争もふくめて、激しい論争になっているテーマとは知りませんでした。
着床前診断とは、体外受精した受精卵が8-10細胞になった段階で、そこから細胞を一つ取り出し、染色体異常の検査をすることです。染色体に異常があった場合、流産の確率が非常に高くなり、たとえうまく生まれてきたとしても、障害児ということになります。
そこで異常のあった受精卵は廃棄し、正常な受精卵だけを子宮にもどすという操作をすると、流産・死産や障害児出産の確率が低くなるというメリットがあります。当然中絶の必要性も低くなります。子宮に着床してかなり成長したあとで出生前診断をして、染色体異常があった場合中絶をするという場合に比べて、倫理的にもすぐれていると私は思います。
詳しくは下記のサイトなどを見てください。
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