裕木奈江の「森の時間」
裕木奈江という名前を最近聞かないと思ったら、「硫黄島からの手紙」に二宮和也の妻の役で出演しているみたいです。多くの映画やTVドラマに出演していますが、実は歌手でもあり8枚のアルバム(CD)を出版しています。
今日とりあげるのは「森の時間」という1993年にリリースされたアルバムの中の「拗(す)ねてごめん」という曲です。これは筒美京平の大傑作だと思います。詞は秋元康で冒頭「桜が散るアルペジオ 石畳に風の五線紙 もう心に別れの序曲 ・・・ 」という感じで、心の中をさわやかな風が吹き抜けていきます。マージョリー・ノエルなどのフレンチポップ風ですね。
あまり素晴らしいので、みんな悪のりしたのでしょうか。フランス語版までつくって、同じアルバムに「Avec toi maintenant」というタイトルで収録しています。素人がきいてもこれは相当あやしいと思われるフランス語ながら、裕木奈江が歌っています。
このアルバムには他に、さだまさし作詞作曲の「星めぐり」とか、山崎ハコ作詞作曲の「幻紫蝶」とか、いまは亡き村下孝蔵作詞作曲の「たなばた」などが収録されています。一聴の価値があると思います。なんと泣けてきちゃうことに(悲しくて? 嬉しくて?)、アマゾンで1円で多数出品されています。オークションじゃないので、本当に1円で買えちゃいます。
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