東京タワー水族館 その2
東京タワー水族館では、多くの展示魚を購入することができます。普通の熱帯魚はもちろん、たとえばプロトプテルス・エチオピクスのアルビノ(色素のない個体)も100万円という値段がついていました。ある種の肺魚は養殖に成功していて、10万円くらいで売っているものもあります。ただすぐに体長1-2メートルになったりするので注意が必要です。マニアの中には家の床を補強して、巨大な水槽を置いている人もいます。
写真1 まずこれはレピドシレン・パラドクサという、ダーウィンの時代から 魚なのか、両生類なのか、全く別の生物なのか学者が論争にあけくれた種で有名です(写真1)。なぜかおおあくび?。肺魚はかわいい魚ですが、分類学上は肉鰭類(にくきるい)という名前です。
のんびりまったりしているようですが、肺魚はときどき水面に出て肺で呼吸しないと溺れてしまうので、眠るひまもなく結構多忙なのです。息つぎしている写真もお見せしましょう(写真2)。
次にプロトプテルス・エチオピクスのアルビノ(写真3)。長く伸びているのはナマズのヒゲではありません。将来私たちの手足となるものの原型です。結構器用に動かしていました。
最後にネオケラドトゥス・フォルステリ(写真4)。張り紙(左下写真5)のとおり貴重な生物です。館長すごい。慣れてくると、からだをなでると喜んだりするそうです?。
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