「渋めのダージリンはいかが」へようこそ

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「渋めのダージリンはいかが」

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生物学茶話(Science):こちら1

短編&半島のマリア(Fiction) :こちら2

生物学茶話PDF版 こちら4  こちら5
(PDF版には、はしがき、ページ付きもくじ、巻末索引がついています)

すべてフリーですので、ごゆっくりどうぞ 

「生物学茶話:@渋めのダージリンはいかが」の紙本は九州大学理系図書館、京都大学理学部図書館、島根大学附属図書館、東京大学理学図書館、東京科学大学大岡山図書館、北海道大学理学部図書室、杏林大学医学部図書館、電子書籍としては国立国会図書館に収蔵されています。

#続・生物学茶話 タイトル一覧とリンク#  こちら

#都響 HP&SNS こちら

Hair follicle の本は Springer から出版したのでここには中身を掲載できませんが、アマゾンなどで販売しています。
こちら

入手が難しいかたは
https://morph.way-nifty.com/grey/2023/08/post-f37c78.html
の最下行に表示している連絡先にメールをしていただければご返事を差し上げます。

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2026年5月10日 (日)

ご注意

💦💦💦

最近このブログのURLを google に入力しても認識されないことに気が付きました。
個人ブログの一部は切り捨てられているのかもしれません。

🌸 Yahoo や Duckduckgo では認識されるようです。

ご注意ください

 

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2026年5月 9日 (土)

団地の5月

一気に夏の風情となった5月の団地です。イソヒヨドリのベティたちは去り、オナガやムクドリの群れがやってきました。うるさいのであまり長逗留はしてほしくない連中です。
イワツバメはずっといてほしいのですが、多分印旛日本医大周辺で営巣するのでしょう。

団地の一角にブラシの木 (Callistemon) が満開なのを発見しました。すごい、本当に昔車を買うとついてきた毛ボウキにそっくりです。

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青砥の葛飾シンフォニーヒルズ・モーツァルトホールに行ってきました。

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N響は田舎に来た解放感からか、クオクマンの若々しい指揮のもと、裃を脱いでリラックスしたエネルギッシュな快演でした。コンマス郷古廉の音の美しさは半端じゃありません。まみちゃんも流麗(ひょっとしてプレグナント?)。

 

 

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2026年5月 8日 (金)

下衆の極み

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連休中に話題となったこの雑誌を読んだ人は多いのでしょう。
もちろん冒頭の・・・高市陣営が流した「進次郎は無能」動画独占入手1日100本
・・・という記事が目玉です。

「自分のプロモーションより相手をディスる方が有効」という方針で、口にするのもはばかられるような幼稚で下品なショート動画を大量に流して、総裁選や総選挙で勝利したとのことです。そして選挙終了後はすぐにアカウントを消去して証拠隠滅。

これで事前の予想をひっくりかえした自民党員、自民党を圧勝させた有権者はあまりに愚かとしか言いようがありません。政敵を根拠のない誹謗中傷で葬り去ることを容認する政治がまかり通る世界はまさにディストピアでしょう。

それで高市政権は憲法改正をしようってわけですが、確かに現行憲法はGHQの考えが基本になっていますが、実は憲法の上位に変えられない取り決めがあって、現行憲法はその取り決めに沿って作られていることを忘れてはいけません。憲法は国民投票で変えられますが、世界の多くの国と締結した条約(つまり国連との約束)は事実上破棄できません。

その取り決めとは「サンフランシスコ平和条約」にほかなりません。条文は下記にあります↓。
データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース 政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所
[文書名] サンフランシスコ平和条約(日本国との平和条約)

こちら1

例えば憲法9条関連だと 第5条に

a) 日本国は、国際連合憲章第二条に掲げる義務、特に次の義務を受諾する。
(i)その国際紛争を、平和的手段によつて国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決すること。
(ii)その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使は、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎むこと。
(iii)国際連合が憲章に従つてとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合が防止行動又は強制行動をとるいかなる国に対しても援助の供与を慎むこと。

とあります

サンフランシスコ平和条約は世界の多くの国と締結し、それぞれの国で批准されています(コロンビア、インドネシア、ルクセンブルクでは批准されなかったそうです)。締結した国の一覧表は 【ウィキペディア:日本国との平和条約】 に掲載されています。

こちら2

個人的には憲法9条を改正して国際紛争の武力による解決を可能にするには(集団的安全保障にかかわるものであっても)、すべてのサンフランシスコ平和条約締結国の承認が必要なのではないかと思います。

私の考えではその承認がとれたとしても、今の状況では自衛隊を米国の番犬として使われて、サンフランシスコ平和条約も逸脱し、戦争に巻き込まれる危険性が増すだけなので、憲法9条改正には現在は賛同できません。条約締結国も堂々と「軍隊持つよ」と言われてはどうぞとは言いにくいけれど、こっそりステルスで持つ分には仕方あるまいと考えるのではないでしょうか? 目立つような軍備増強、それも米国からいらない武器を大量に買わされるのは勘弁してほしい。それと憲法9条改正はサンダース派が政権をとるときまで待った方が良いと思います。その時は日米関係を基本から見直しすよい機会です。今の米国の状況を考えると、それも近未来にあり得るでしょう。

 

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2026年5月 6日 (水)

マエストロ宇宿允人 背筋をピンと立てて聴くクラシック音楽

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以前にNHK交響楽団を率いていたころのパーヴォ・ヤルヴィがテレビで語っていました・・・
「ブラームスは第1交響曲を作曲していた時、いろいろ迷いがあって自信がなかったのです。ですからこの交響曲の第1楽章はその不安な気持ちがベースにあります。最悪なのはこれを自信満々に堂々と押し出し良く演奏することです」

しかしマエストロ宇宿允人の演奏は自信満々どころではありません。まるで砲弾雨あられの戦場を勝利を信じて駆け抜ける兵士のように、決然たる怒涛の演奏で押し切ります。

私は都響にベルティーニが現れるまで、クラシック音楽はほぼ宇宿フィルハーモニア東京→オリエンタルバイオ→フロイデフィルの演奏しか聴きに行ってなかったのですが、こんな演奏を聴かされると他のオケを聴きに行く気にはなれなかったのだろう...と当時の自分に思いをめぐらせました。

Brahms: Symphony No. 1 in C minor, Op. 68 (Masato Usuki)
https://www.youtube.com/watch?v=uHqIb0Y0xSw&list=RDuHqIb0Y0xSw&start_radio=1

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Berlioz 'Symphonie Fantasique' by Masato Usuki
https://www.youtube.com/watch?v=uoz16AfT4zM&list=RDuoz16AfT4zM&start_radio=1&t=3315s

Beethoven - Symphony No. 5 (Masato Usuki & Freude Philharmonie)
https://www.youtube.com/watch?v=wlVTppEYruE&list=RDwlVTppEYruE&start_radio=1

私の過去記事 指揮者 ”U” の想い出
https://morph.way-nifty.com/grey/2018/11/post-ff3a.html

「宇宿允人の世界」没後10年特別企画 第2回 Part 1
https://www.youtube.com/watch?v=Z3N3YjdjIR0

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>宇宿由賀里 様

こんな素晴らしい動画をアップなさったこと 誠にお慶び申し上げます
マエストロ宇宿も天国でお喜びのことと存じます

 

 

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2026年5月 4日 (月)

明日からブログ21年目になります

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明日からブログ21年目になります。
これからもよろしくお願い申し上げます。

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5.生物学茶話101以降は 続・生物学茶話としており、スタディノートです
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2026年5月 2日 (土)

科学の敵

ヒトは科学と芸術を生み出したがゆえにヒトなので、それらなくしては何万とある野生生物種のひとつにすぎません。

イランの科学技術は非常に優秀で、2025年には日本を凌駕するレベルに達していました。

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そのイランに脅威を抱いたイスラエルは、イラン各地の50以上の大学を爆撃して瓦礫と化しました。

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(画像は Wikimedia Commons より)

許しがたい蛮行ですが、イランも報復としてイスラエルのヴァイツマン研究所などをミサイル攻撃しました。

これらにくらべれば平和な話かもしれませんが、日本でも菅政権以来学術会議任命拒否問題などもあり、学術全体への負の圧力は著しく、最初の図のようにもはやイランや韓国の後塵を拝するような有様です。

そして米国では政府が自国の科学を破壊しようとしています。なんとトランプは全米科学財団の理事22人を全員解任したそうです。
日経電子版(4月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB2833Z0Y6A420C2000000/

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トランプは神なので、研究資金の配布も自分で決めようというのでしょう。

4月28日のフォーブス誌は次のようの述べています
https://forbesjapan.com/articles/detail/79156

来たる5月5日にNSB(National Science Board=国家科学委員会)の会合が予定されている。議題は決まっておらず、現時点では委員会そのものも存在しない。この空白こそ、委員の解任というニュース以上に注目すべきポイントだ。問題は、次に誰が委員を務めるのかではない。国立科学財団法で構想された委員会が、今でも実態として存在しているのかどうか、そして、もはや存在していないのだとしたら、米国の科学のあり方はどうなるのか、ということだ

トランプ大統領就任以来アメリカ政府は理数工系や医療分野の博士号取得者を1万人以上失った
2026年01月29日
https://gigazine.net/news/20260129-us-government-lost-stem/

ドナルド・トランプ大統領が連邦政府職を大量に削減して以降、2025年にはSTEM(科学、技術、工学、数学)および医療分野の博士号取得者1万109人が職を離れたことが分かりました。

これで世界の科学技術の中心は圧倒的に中国に傾斜していくことでしょう。

トランプはどうしようもありませんが、日本政府は最初の図を見て恥を知ってほしい。

 

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2026年4月30日 (木)

続・生物学茶話300:神経細胞のアクチンとその周辺 8:SynGAP

続・生物学茶話も今回で no.300 となりました。それなりの感慨はありますが、no.101 以降を「続」としております。 no.101 以降はレクチャーではなくスタディノートなので、気楽にでもウソは書かないように気をつけて執筆しております。それでも誤りはあるに違いありませんので、ご指摘いただいて修正できれば有難いです。なお no.1~no.100 はPDF版もありますので、トップページのリンクからご利用ください。no.101 以降はトップページの 「続・生物学茶話 タイトル一覧とリンク」からそれぞれの話題に飛ぶこともできます。

さて今回も引き続きシナプス後膜肥厚のタンパク質で SynGAP(Synaptic Ras-GTPase activating protein) を取り上げます。このタンパク質は Ras-GTPase を活性化しますが、その結果Rasに結合していたGTPが加水分解されてGDPとなるのでRasは不活化されます。NMDA受容体がグルタミン酸のシグナルによって開口しCaイオンが流入するとカムキナーゼが活性化され、その結果 SynGAP がリン酸化されるとこのタンパク質はおそらく疎水性を失うためシナプス後膜肥厚から細胞の内部方向に移動します。その結果 Ras-GTPase(およびRap-GTPase) はGTPを結合したままとなって、このことがシナプス活性化やスパインの肥大化を引き起こすとされています(1)。

続・生物学茶話299で述べたように、SynGAPはシナプス後膜肥厚においてカムキナーゼについで2番目にメジャーなタンパク質です(2)。このタンパク質は図300-1のように、N末は転写開始部位のバリエーションがあり、C末は選択的スプライシングがあって非常に構造的なバラエティに富んでいます(3)。ここに記しただけでも3x4=12種類のアイソフォームがあって、実際にはもっとバラエティがあるそうなので、もとになる遺伝子が同じなだけと言って良いでしょう。精製するだけでも困難な生化学者泣かせのタンパク質です。これだけ構造的な差異があると、機能的にもかなりバラエティがあるかもしれません。まして分子進化などを論ずるのは難しいと思われます。

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図300-1 SynGAP タンパク質構造のバリエーション

一番N末寄りにはプレクストリンホモロジードメイン(PH)があります。このドメインはフォスファチジルイノシトールリン酸、ヘテロ3量体Gタンパク質のβγサブユニット、Cキナーゼという情報伝達の基盤となる分子群と親和性があり(4)、図300-1のABCのような構造の違いによって、それぞれ異なる機能を持つと思われます。

共通部分(薄茶色)のN末側にはC2ドメインがあります。このドメインは真核生物の共通祖先にまでさかのぼれるような古い歴史を持ち、たとえば細胞膜に結合している物質に酵素による操作を加えるような場合にこのドメインの膜親和性を利用するなどのプロセスに必要と考えられます(5)。これに隣接するGAPドメインはGTPaseを活性化する機能を持ち、 Ras/Rho/Rab などのGTP結合型タンパク質のGTP分解を促進し、不活性なGDP結合型に戻す役割があります。SynGAPの場合 Ras-GTPase、Rap-GTPase を活性化します(1)。これらの活性化は通常の酵素の活性化とは意味が異なり、自分が結合しているGTPを分解してGDPにし、そのGDPも保持しているわけですから、ルーチンに活性化されているとGDP結合体ばかりになってGTP結合体が常に少ない状態になります。ですからある意味不活化とも言えます。

SH3 や coiled coil(CC) ドメインにはリン酸化されるサイトがあり、ここがリン酸化されることによって SynGAP 分子がシナプス後膜肥厚を離脱することになるので、この部分は SynGAP の生理的意義に関して非常に重要な意味を持っています。C末領域については、α1型だけはPDZリガンドドメインを持っており、このタイプだけが特別な機能を持つことが予測されます。

SynGAP が通常樹状突起スパインのPSD(シナプス後膜肥厚)領域に局在することの生化学的・形態学的証拠は Gamache、Araki らによって示されました(6、7、図300-2)。

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図300-2 SynGAP ・・・PSD(シナプス後膜肥厚)への局在

Gamache, Araki らは、まず細胞分画法によって SynGAP は PSD-95 と同様主にPSD画分に存在することを示しました(図300-2B)。次にGFPを結合した SynGAP (緑)と形態マーカーの mCherry を用いて局在を調べると、SynGAP は主として樹状突起スパインの先端部(すなわちPSD=スパイン後膜肥厚)にあることがわかりました(図300-2A)。

さらにラット海馬の培養細胞に人為的にLTP(長期増強)を誘導し、誘導前後の状態を比較しました。この結果、誘導後数分のうちに SynGAP はPSDから消失し、拡散することがわかりました(7、図300-3)。SynGAP は細胞から消失するわけではなく、細胞内部に拡散します(図300-3C)。SynGAP が誘導前に存在した緑色部分は、水溶性の mCherry に置き換わっています(図300-2A、B)。これは SynGAP のPSDからの消失、あるいはその結果GTP結合型タンパク質がGTPをGDPに代謝しないでそのまま残っていることがLTPの引き金になっていることを示唆しています。

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図300-3 シナプス後膜が刺激されることによって SynGAP はシナプス後膜肥厚から失われる

では SymGAP がPSD局在を解消したのち、実際にスパインの体積は拡大するのでしょうか? 荒木らの研究によると、LTP誘導後1時間後には SynGAP の減少とスパインの体積増加がきれいに相関していることが示されました(7、図300-4)。

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図300-4 SynGAPのシナプス後膜肥厚からの離脱とスパイン体積の拡大の相関関係

荒木らはいくつかの実験的根拠も得て、次のようなストーリーを考えています・・・「後シナプスに強い刺激が加わると、NMDA型グルタミン酸受容体からMg2+が外れ,Ca2+が流入しCa2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼ(CaMKII)が活性化する.Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼIIはさまざまな基質をリン酸化し長期増強に必要なシナプスの変化をひき起こすが,その基質のひとつがSynGAPである.リン酸化されたSynGAPはPSD-95との結合が外れ、後シナプスから離散する.これにより,Rasが活性化しAMPA型グルタミン酸受容体の後シナプス膜への挿入が促進される.また,RasはRac1などの活性化もひき起こし,キャップタンパク質が外れアクチンフィラメントの再構成および伸長が促進されることにより後シナプスの肥大化がひき起こされる」(8、図300-5)。

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図300-5 荒木陽一・Richard L. Huganir のスキーム

図300-5のスキームにおいてもまだ解明すべき謎は数多く残されています。たとえば、LTPが誘導されるとシナプス後膜にAMPA型グルタミン酸受容体が増加することが数十年前から知られていましたが、そのメカニズムは現在でも知られていません(9)。

Nowackaらはこの点に関して、TARP (Transmembrane AMPA receptor regulatory protein、10) のリン酸化が重要だと考えています(9)。TARPはAMPA型受容体に結合している調節因子ですが、NMDA型受容体が強いグルタミン酸リガンドの情報を受け取ってCaイオンが流入すると、カムキナーゼなどが活性化されて TARP はリン酸化され、図300-6のように+5のチャージが-13になるという劇的な変換もあり得ます。こうなると、それまで細胞膜を自由に移動していたTARP-AMPA受容体は PSD95ファミリーを介してアクチンと結合し、シナプス後膜に固定されます(図300-6)。TARP はPSD95につながるためのPDZリガンド領域を持っています(図300-6)。Nowacka らは diffusion によって巡回してきた受容体がシナプス後膜領域で次々とトラップされることによって密度が高まり、これによってスパインの機能が強化されると考えています。

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図300-6 AMPA受容体の係留

Ras や RAC1 がどのように樹状突起スパインの機能強化にかかわっているかについては、また別の機会に取り上げてみようと思います。低分子GTP結合たんぱく質については、まだまだ不明な点も多いようです。これらが細胞骨格の肥大化にどのようにかかわっているかも重要なポイントです。

 

参照文献

1)脳科学辞典:SYNGAP1
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/SYNGAP1

2)続・生物学茶話299:神経細胞のアクチンとその周辺 7:PSD95
https://morph.way-nifty.com/grey/2026/04/post-1dc0ed.html

3)Kilinc M, Creson T, Rojas C, Aceti M, Ellegood J, Vaissiere T, Lerch JP, Rumbaugh G., Species-conserved SYNGAP1 phenotypes associated with neurodevelopmental disorders., Mol Cell Neurosci., vol.91: pp.140-150. (2018)
doi: 10.1016/j.mcn.2018.03.008.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6128754/

4)Wikipedia: Pleckstrin homology domain
https://en.wikipedia.org/wiki/Pleckstrin_homology_domain

5)Wikipedia: C2 domain
https://en.wikipedia.org/wiki/C2_domain

6)Gamache TR, Araki Y, Huganir RL. Twenty Years of SynGAP Research: From Synapses to Cognition. J Neurosci., vol.40(8): pp.1596-1605. (2020)
doi: 10.1523/JNEUROSCI.0420-19.2020.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32075947/

7)Araki Y, Zeng M, Zhang M, Huganir RL. Rapid dispersion of SynGAP from synaptic spines triggers AMPA receptor insertion and spine enlargement during LTP. Neuron., vol.85(1): pp.173-189. (2015)
doi: 10.1016/j.neuron.2014.12.023.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4428669/

8)ライフサイエンス新着論文レビュー 荒木陽一・Richard L. Huganir 長期増強において後シナプスからのSynGAPの離散がAMPA型グルタミン酸受容体の後シナプス膜への挿入および後シナプスの肥大化をひき起こす
https://first.lifesciencedb.jp/archives/9793

9)Nowacka A, Getz AM, Bessa Neto D, Choquet D., Activity-dependent diffusion trapping of AMPA receptors as a key step for expression of early LTP. Phil. Trans. R. Soc. B vol.379: no.20230220. (2024)
https://doi.org/10.1098/rstb.2023.0220
https://royalsocietypublishing.org/rstb/article/379/1906/20230220/42881/Activity-dependent-diffusion-trapping-of-AMPA

10)脳科学辞典:膜貫通AMPA受容体調節性タンパク質
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%86%9C%E8%B2%AB%E9%80%9AAMPA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93%E8%AA%BF%E7%AF%80%E6%80%A7%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

 

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2026年4月28日 (火)

いじられる村下孝蔵

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村下孝蔵が亡くなったのは1999年ですが、現在でも多くの人々に彼の作品は評価され、またいじられています。動画AIはまだまだですが、編曲や音声はそこそこ進んでいて驚かされます。昔のファンにとっては気持ち悪いことでしょうが、死後もこれだけいじられるというのは故人の才能と人徳だと思います。

駒込のスタジオでリハーサル中に気分が悪くなって、関係者の車で虎の門病院に行ったそうですが、なぜすぐ近くの都立駒込病院か東京女子医大足立医療センターに行かなかったのかが疑問です。もうはるか昔のこととなりましたが.....。

オリジナル 村下孝蔵「踊り子」
https://www.youtube.com/watch?v=kc5qSDEsa2U&list=RDkc5qSDEsa2U&start_radio=1

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揺れる想いの夜JAZZバラード
https://www.youtube.com/watch?v=dt3fkWtOAys&list=RDdt3fkWtOAys&start_radio=1

METAL
https://www.youtube.com/watch?v=lCxvPdOs7nI&list=RDlCxvPdOs7nI&start_radio=1

乃木坂風
https://www.youtube.com/watch?v=aAIc3xXtiiI&list=RDaAIc3xXtiiI&start_radio=1

ロック(放課後女子バンド)
https://www.youtube.com/watch?v=kKVEaVSZ6PM&list=RDkKVEaVSZ6PM&start_radio=1

叶苗|人間×AI コラボ
https://www.youtube.com/watch?v=hmtqO1i4RCk&list=RDhmtqO1i4RCk&start_radio=1

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中森明菜
https://www.youtube.com/watch?v=GYOrTlAIbwM&list=RDGYOrTlAIbwM&start_radio=1

中森明菜(中文歌詞)
https://www.youtube.com/watch?v=OkYegs7FCpE&list=RDOkYegs7FCpE&start_radio=1

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【追悼】 村下孝蔵さんへ (改訂版) / A TRIBUTE TO KOZO MURASHITA
by 沢田聖子
https://www.youtube.com/watch?v=HEpoJ61zHqg

沢田聖子さんは毎年村下孝蔵さんの追悼ライブ(命日は6月24日)を
開催しています。
6月24日@吉祥寺スターパインズカフェ 【開場】18:30【開演】19:00

 

 

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2026年4月25日 (土)

Last page 織田哲郎

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織田哲郎は日本を代表する天才作曲家ですが、世に出るために8年の歳月を要しました。TUBEに楽曲を提供するようになってから名を知られるようになり、それからは B.Bクィーンズや渚のオールスターズでも大いに活躍しました。個人で歌ってヒットしたのは「いつまでも変わらぬ愛を」くらいですが、彼が語ったところでは「メロディはいくらでも湧き出してくるのに、歌詞を書くのは地獄の苦しみ」だそうです。特に自分で歌う歌詞や曲を書こうとするとグダグダになってしまうみたいです。

その分提供曲はすごくてZARD、中山美穂&WANDS、DEEN、相川七瀬などに無数のヒット曲を提供しました。2000年にスペインのマドリードで首絞め強盗にあって、その後しばらく声が出なくなり、リハビリで回復してからも元の美声はとりもどせなくなりました。

彼の曲の中で一番のお気に入りは渚のカセットVol.2 のラストに収録されている「Last Page」です。ずっと YouTube には出ていませんでしたが、リリース前の音源をアップしてくれた関係者がいたみたいで、今は聴けます。

「Last Page」
作詞:長戸秀介 作曲/編曲:織田哲郎 歌:織田哲郎(渚のオールスターズ)
こちら1

Tube のもありますが これはちょっと....
こちら2

喉をつぶされる前の織田哲郎
キーボードを弾きながら歌っている人です(最後に足で弾いて転倒する)
「Day in vacation」
こちら3

夏になると思い出す曲 Summer dream
こちら4

 

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2026年4月23日 (木)

サラの寝床は無数にある

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サラはこちらが寝心地がよさそうな場所を用意してあげても、めったに利用することはありません。自由にその時のなりゆきで寝場所を決めるようです。野生では一定の寝場所を定めない方が、敵に襲われる可能性が低くなることは理解できます。そんな遠い昔に獲得したシナプスの構造が脳に残っているのでしょうか.....。

ところで話は変わりますが、都響は例年多摩地区や島嶼地区ではコンサートを開催することにしていますし、八王子では毎年準定期みたいなフルオーケストラのコンサートを開催しています。しかし東部3区(足立・葛飾・江戸川)にはほとんど来ません。

ちなみに都響アーカイヴで足立区でコンサートを開催できそうな、「西新井文化ホール」「東京芸術センター」を検索してみても、0ヒットです。まさかとは思いますが、ひょっとすると開催したことがないのかもしれません。足立区西部は昔は東京のチベットと呼ばれていました。当時荒川土手あたりに住んでいる人に、「最寄り駅はどこですか?」と訊いたら「西日暮里駅です」と答えられて驚いたことがあります。もちろん今は舎人ライナーが開通し、足立区西部を貫通しています。

昨年は葛飾区のシンフォニーヒルズで珍しく演奏会があったので出席しました。今年はNHK交響楽団が来るらしいです。足立区でプロオケが演奏会を開催する日はいつくるのでしょうかね?

 

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2026年4月22日 (水)

ジャクリーヌ・デュプレの爆宴がはじまる

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豪華、繊細、かつ 凶悪なバラ「ジャクリーヌ・デュプレ」が早くも4月に満開

Jacqueline du Pre - Dvorak Cello Concerto  London Symphony Orchestra cond. Daniel Barenboim
こちら1

音楽祭にて
こちら2

 

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2026年4月20日 (月)

後藤泰代 雪の降る夜は

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後藤泰代さんは旧姓平山で赤い鳥のメンバーでした。赤い鳥は1969年に結成された5人のフォークグループで、1970年代にはヒット曲を連発して大変人気がありました。ただ後藤悦治郎と平山康代の日本民謡をベースにしたユニットと山本俊彦・新居潤子の欧米的フォークをベースにしたユニットに、当初から分かれていて、結局それぞれのユニットが結婚して分裂しました。前者は紙ふうせん、後者はハイファイセットを結成することになりました。

あとひとりの大川茂氏ですが、この人はとても穏やかなベースマンとみえていたのですが、なんと後にバール強盗をやって、この時の衝撃は今でも強烈に残っています。あの人がそうなら、自分もいつかそうなってしまうかもしれないという恐怖に震撼しました。

赤い鳥のメインボーカルは新居潤子氏だったので、当時平山さんはどちらかといえば鍵盤担当であまり目立たなかったのですが、その声の素晴らしさは印象に残りました。

この曲「雪の降る夜は」は後藤泰代さんが作詞・作曲で、自分の声の美点が最大限生かされています。1974年といえばまだCDがない時代でした。このCDは後に(1995年)音蔵というプロジェクトでCD化されたものです。

雪の降る夜は 作詞・作曲・歌 後藤泰代(赤い鳥)
こちら

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冬が来る前に(71歳でこの声!)
https://www.youtube.com/watch?v=t51Xk7wogEI&list=RDt51Xk7wogEI&start_radio=1
https://www.youtube.com/watch?v=yjdqIem2aok&list=RDyjdqIem2aok&start_radio=1

https://www.youtube.com/watch?v=50gSb2O8V38&list=RD50gSb2O8V38&start_radio=1

翼をください
https://www.youtube.com/watch?v=Ik3Kzn68YKE&list=RDIk3Kzn68YKE&start_radio=1
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誰に告げようか
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白い画用紙
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竹田の子守唄
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オープリーズ
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わが町宝塚
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2026年4月16日 (木)

続・生物学茶話299:神経細胞のアクチンとその周辺 7:PSD95

PSD95のPSDは postsynaptic density protein の意味で、分子量約95,000ダルトンのタンパク質です。脳のシナプス後細胞にほぼ特異的に存在します。英語版のウィキペディアには項目がなく、遺伝子名DLG4の項目に記載があります(1)。ノックアウトマウスは特にグルタミン酸受容体との関連で脳のさまざまな不具合が発生するようですが、機能を部分的に代替するようなタンパク質もあり、なかなか一筋縄ではいかないようです(2)。

このタンパク質はグルタミン酸受容体をはじめとして様々な物質と結合してシナプス後細胞のシナプス後膜肥厚部(postsynaptic density)に存在しますが、最近の考え方としてはそのような特異的結合だけではなく、結合をしていないフリーな分子を含めて疎水的な物質の集合による液-液相分離によって、ある分子群がシナプス後膜肥厚部に集積するとされています(3、図299-1)。

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図299-1 シナプス後膜肥厚とPSD95 PSD95はCの部分に存在する

PSD95の構造的特徴は3つのPDZドメインと、それぞれひとつのSH3ドメインおよびGKドメインを持つことです(2、図299-2)。SH3ドメインは Src homology を意味し、様々なタンパク質と相互作用を持ちます。GKはグアニル酸キナーゼの略号ですが、酵素活性はなくやはり他の因子と相互作用を行うサイトとして利用されているようです(2)。このようなドメインを持つタンパク質群をMAGUK( membrane-associated guanylate kinases)ファミリーと呼んでいます。しかしグアニル酸キナーゼの活性は持たないわけですから、このようなネーミングは適切とは言えません。

PDZドメインは真核細胞が外界から得た情報を細胞骨格につなぐ、それによって動いたり形態変化を行ったりするうえで非常に重要なサイトであり、図299-2のメアリー・ケネディによって発見されました(4)。PDZはこのドメインを持つことが最初に発見された3つのタンパク質、PSD95、DLG1、ZO-1の3種のたんぱく質の頭文字をとったものです。これらはすべて分子の中にPDZ1、2、3の3つのPDZドメインを保有しています(5、図299-2)。

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図299-2 PDZドメインとMAGUKファミリー

PDZドメインは通常4つのβシートと2つのαヘリックス構造を含んでいます(図299-2)。この構造は真核生物のみならず、細菌にも広汎に分布していることがわかっています(6)。おそらく外界の変化に対して生物が何らかのレスポンスを起こすためにこのドメインが必要で、それは生物の進化に伴って機能に変化はあっても、数十億年にわたって現在まで伝承されてきたものと思われます。

図299-3はPDZドメイン1、2、3の真核生物の進化に伴っての変化を追跡した研究です(7)。これによると1、2、3は少なくとも脊椎動物の全ゲノム重複などによってできたものではなく、後生動物が登場する以前から準備されていたものであることがわかります。PDZ3が最初にできて、その後PDZ2、PDZ1が順次N末側につけたされていったことがわかります。とはいってもPDZ1が海綿(A.queenslandica)にすでにあるので、いわゆる動物(後生動物)の進化に伴って付け足されていったのではなく、多細胞生物が生まれた頃にはすでに3つのドメインが存在していたことが示唆されています(図299-3)。

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図299-3 PDZドメインの進化的歴史

PSD95のドメイン構造はN末から順にPDZ1、PDZ2、PDZ3、SH3、GKとなっています。立体構造を見るとひょうたん型で、N末側のPartAとC末側のPartBとに分かれている構造であることがわかります。AにはPDZ1とPDZ2が、BにはPDZ3・SH3・GKが含まれています(7、図299-4)。

このような2分された構造は、おそらくSH3やGKの領域にタンパク質が結合したり修飾したりする場合に、PDZ領域に何かが結合していることの影響を受けやすい場合(PDZ3)と受けにくい場合(PDZ1、PDZ2)の両者に対応できるようにするためだと思われます。図299-3が示すように、このような構造はオピストコンタが生まれた時点で確立されていたと考えられます。

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図299-4 PSD95のドメイン構造とリボンモデル

PSD95には選択的スプライシングによってN末にL27というドメインがあるものとないものの2つのアイソフォームがあり、重要なのはそのL27ドメインがない分子はN末近傍(3番目と5番目)のセリン残基がパルミトイル化されることです(8、図299-5)。このことによってPSD95の疎水性が高まり、細胞膜・細胞膜貫通受容体との結合やシナプス後膜肥厚への集積が促進されると思われます。PSD95は膜に係留されるだけで埋め込まれないので、PDZ・SH3・GKなどすべてのドメインは有効なまま活用されます。

SAP97やCASKというそれがなければ致死という重要なタンパク質もPSD95と同じグループ(MAGUKファミリー)に属し、シナプス活動の維持に貢献しています。

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図299-5 PSD95アイソフォームと関連タンパク質

ディストラーらはマウス海馬シナプス後膜肥厚(PSD)を高純度に精製し、そこから49491種類のペプチドを検出しました(9、図299-5)。そしてアルカースらはそのプロテオームデータをもとに、ひとつのシナプス後膜肥厚に存在する各タンパク質の分子数を計算しました(10)。その分子数の多い順にベストテンのタンパク質を図299-6に示しました。

グルタミン酸受容体(NMDA型およびAMPA型)が多くを占めますが、それ以外はカムキナーゼ関連とPSD95関連タンパク質によって占められています(図299-6)。このことはこれらの分子が中心となってシナプス後膜直下の構造・機能を担っていることを示唆しています。

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図299-6 マウス海馬シナプス後膜肥厚におけるタンパク質分子数

ウィキペディアのPDZドメインの項目(11)には図299-7のような模式図が掲載されていました。PSD95はN末がスパイン先端の細胞膜に結合していて、これを利用してPDZドメインがNMDA受容体と結合し、一方C末はGKAPを介してコータクチンと結合し、コータクチンがアクチンと結合しているというスキームです。GKAPも図299-6のベスト10に顔を出しています。これは1例ですが、類似したさまざまなシステムによって細胞骨格と神経伝達物質受容体が連結され、記憶の調節すなわちスパインの調節が行われていると思われます。

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図299-7 PSD95が仲介する細胞膜受容体とFアクチンとの連携

 

参照文献

1)Wikipedia: DLG4
https://en.wikipedia.org/wiki/DLG4

2)脳科学辞典:PSD95
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/PSD-95

3)細川智永 シナプス伝達と可塑性を担うタンパク質の集合と区画化 生化学 第94巻 第4号,pp. 523?528 (2022) doi:10.14952/SEIKAGAKU.2022.940523
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2022.940523/data/index.html

4)Wikipedia: Mary B. Kennedy
https://en.wikipedia.org/wiki/Mary_B._Kennedy

5)Liu X, Fuentes EJ. Emerging Themes in PDZ Domain Signaling: Structure, Function, and Inhibition., Int Rev Cell Mol Biol., vol.343: pp.129-218 (2019)
doi: 10.1016/bs.ircmb.2018.05.013.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7185565/

6)Muley VY, Akhter Y, Galande S. PDZ Domains Across the Microbial World: Molecular Link to the Proteases, Stress Response, and Protein Synthesis., Genome Biol Evol., vol.11(3): pp.644-659. (2019) doi: 10.1093/gbe/evz023.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6411480/

7)Synaptic PSD-95 biology: from localization and interactors to N-terminus function
Atta Alkaas, Prajwal Kurup, Sai Kanuru, Adalia Von Rommel, Taran Singh, Meera J. Patel, and Jary Y. Delgado, Journal of Neurophysiology., vol.134:5, pp.1588-1606 (2025)
https://doi.org/10.1152/jn.00272.2025
https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/jn.00272.2025

8)平田哲也,深田優子,深田正紀 パルミトイル化修飾酵素を軸とした神経機能研究
Journal of Japanese Biochemical Society vol.90(2): pp.125-137 (2018)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2018.900125
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2018.900125/data/index.html

9)Distler, U., Schmeisser, M.J., Pelosi, A., Reim, D., Kuharev, J., Weiczner, R., Baumgart, J., Boeckers, T.M., Nitsch, R., Vogt, J. and Tenzer, S., In-depth protein profiling of the postsynaptic density from mouse hippocampus using data-independent acquisition proteomics. Proteomics, vol.14: pp.2607-2613. (2014)
https://doi.org/10.1002/pmic.201300520
https://analyticalsciencejournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/pmic.201300520

10)Atta Alkaas, Prajwal Kurup, Sai Kanuru, Adalia Von Rommel, Taran Singh, Meera J. Patel, and Jary Y. Delgado,Synaptic PSD-95 biology: from localization and interactors to N-terminus function., Journal of Neurophysiology., vol.134:5, pp.1588-1606 (2025)
https://doi.org/10.1152/jn.00272.2025
https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/jn.00272.2025

11)ウィキペディア: PDZドメイン  
https://ja.wikipedia.org/wiki/PDZ%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3

 

 

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2026年4月15日 (水)

You raise me up

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先日電車で移動していたら、隣席の学生らしい女性が「You raise me up」の楽譜を一心不乱にみていました。きっと近日中に歌う予定があるのでしょう。わたしはルーシー・トーマスの歌でおなじみだったので、ちょっと親しみがわきました。

最近ヴァニーの歌を聴いて、これはすごいと思ったので。この曲はヴァニーの実力が圧倒的に発揮されて相性の良い曲だと思います。オリジナルはアイルランド/ノルウェーのミュージシャン「シークレット・ガーデン」が2002年に発表した楽曲です。

ヴァニー・ヴァビオラはインドネシアの歌姫です

Vany Vabiola sings "You raise me up"
https://www.youtube.com/watch?v=THS6Am0ZiDY&list=RDjWlWqrfiUJA&index=2

Who is Vanny Vabiola
https://www.newsinbollywood.com/wiki/vanny-vabiola/

World music collection 9: Vanny Vabiola
https://morph.way-nifty.com/grey/2024/02/post-80cb19.html

 

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2026年4月13日 (月)

USAの子分をなんとかやめたい

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菅野完(すがのたもつ)氏はしゃべり方がいやな感じ(偉人がバカ者どもに教えを垂れるという姿勢)の奴ですが、我慢して聞いていると言ってることは割とまともだと思います。トランプや高市についての感想は見事。「まあこんなに国土やお金を吸い上げられて、挙句の果ては戦争に参加させようだなんて、とてもアメリカの子分はやってられない。中国とつきあったほうがよっぽどまし」というのも同感ではあります。しかし・・・

菅野氏は日本人がアメリカにくっついていく根底には「白人礼賛、黄色人種蔑視」の心があると言っていますが、私の意見としてはやはり中国には借り、すなわち南京事件・人体実験・アヘンの暗黒の歴史があって付き合うのは重いものがあるのです。その点ロシアには貸し、すなわち日ソ不可侵条約違反、英米との裏取引での北方領土獲得、捕虜虐待などがあるので堂々と付き合えます。

なんとか早くウクライナに線を引いて戦争をやめさせ、アメリカへの投資をロシアに振り向けて石油と天然ガスを安価に手に入れたいと思います。日本がいくら物品を売っても、その分エネルギーを買えば貿易不均衡にはなりませんし。日本がマグマ発電に成功し、エネルギーが不要になったとしても、アメリカ人や中国人よりロシア人と付き合う方が楽で、日本人とは相性が良いような気がします。日本と同じで政府は嫌な感じですけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=XwgC2v5fubs

https://www.youtube.com/watch?v=Yt-k5dByH4g

ボケてる日本
https://www.youtube.com/watch?v=hA8jiU-bpto

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Otta orchestra を聴こう
https://morph.way-nifty.com/grey/2024/02/post-b6d2e5.html

 

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2026年4月11日 (土)

カメムシとサボテン

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キマダラカメムシ(学名: Erthesina fullo

最近非常に増えているそうです。

半日くらいベランダのサボテンにとまっています。
棘はまったく気にしていないようです。
体長は2cmくらい。日本最大のカメムシだそうです。
特ににおいはありませんでした。
毒もないそうです。

実に美しい。

サボテンの頂点にあるへこみに吻をつっこんで、液体を吸おうとしていましたが、
たぶんうまくいかなかったんじゃないかな。

 

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2026年4月 9日 (木)

ガジュマル再建

うちに20年以上棲みついていて盆栽化しているガジュマルですが、そんなに強風でもない日に倒れてしまいました。変だなと思って土を掘ってみると、なんと体長2cmくらいの根切り虫がいるじゃありませんか。さらに調べるとでるはでるはで10匹くらいいて根が崩壊しています。

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根切り虫はヤガの幼虫で、ウィキペディアによると、ヤガは日本だけでも1300種もいる大ファミリーだそうです。ともかく土は全部廃棄して入れ替えなければなりません。そして農薬も撒きます。デナポン5%ベイトというやつです。

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とりあえず治療はおこないましたが、さて生き返ってくれるのでしょうか?

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北総の桜も満開となりました。中にはもう葉を出している木もあります。

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桜の歌は数多いですが、マイフェイバリットは
Love letter ~桜~(熊木杏里)
こちら

 

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2026年4月 6日 (月)

続・生物学茶話298:神経細胞のアクチンとその周辺 6:コータクチン

ラウスザルコーマウィルス(RSV)は、感染すると 60 kDa のチロシンプロテインキナーゼを発現します。またこのホモログは細胞自体にも遺伝子が存在します。コータクチンはもともとはこのプロテインキナーゼの目立ったターゲット(基質)p80/85 として報告されました(1)。報告した Wu らは2年後、このタンパク質がアクチンに結合する性質があることをみつけ、さらに細胞膜の裏側に多いこと(cortical)からコータクチン(cortactin)と命名し発表しました(2)。

コータクチンは様々な細胞に存在し、細胞膜をアクチンの重合と解離を利用して動かそうとするとき、具体的にはラメリポディアの生成および細胞の移動、細胞分化、エンドサイトーシス、がんの浸潤などの場合に、コータクチンはArp2/3複合体とともにアクチンの活動をサポートする役割を持つことがわかってきました(3、4)。神経細胞においても、その移動・軸索形成・樹状突起スパイン形成などに関与すると考えられています。

アイソフォームであるp80とp85の違いは、p80ではN末の10残基が欠けていることによります。これは Alternative initiation (AUG 以外の開始コドンによって翻訳が開始される)によるとされています(5、図298-1)。

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図298-1 コータクチンのアミノ酸配列

哺乳類のコータクチン遺伝子(CTTN)の構造を図298-2に示します(6)。mRNAは長い3’非翻訳領域を保有していて、マイクロRNAによる翻訳制御を受けていると考えられています。タンパク質はN末に Arp2/3 と結合する領域があり(NTA:アミノ端末酸性領域)、続いてアクチンと結合する領域があります。アクチンと結合する領域はコータクチンリピートと呼ばれ、哺乳類では6.5回の反復領域があるとされています。実際の配列を図298-3に示します(7)。

反復配列といっても厳密に同じ配列が反復しているわけではなく、図298-3のようにアバウトなところもありますが、この37アミノ酸残基が6.5回反復する構造は哺乳類では保存性が高い領域とされています。この領域を使ってコータクチンはアクチンと結合します(6)。

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図298-2 コータクチンの遺伝子(CTTN)、mRNA、タンパク質・ドメイン構造


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図298-3 コータクチンの6.5回反復配列(コータクチンリピート)

6.5回の反復配列のC末側にαヘリックスを作る領域があり、さらにプロリンリッチ領域があって、ここに Src によってリン酸化されるサイトがあります。C末にはSH-3ドメインがあり、ここに図298-2に示された様々な制御因子や酵素がアクセスします。ここにアクセスする因子の一つである Shank2 の遺伝子はCTTNの下流に隣接しています(図298-2)。

脊椎動物にはコータクチンのホモログであるHS-1というタンパク質が存在することが知られています。HS-1は主として血液細胞に発現していますが、その機能はよくわかっていません。おそらく血液細胞においてコータクチンと同様な役割を果たすとともに、他の機能もあると思われます。特にチロシンがリン酸化されると核に移行するというコータクチンとははっきりと異なる性質が知られています(8)。核に移行することにどういう意味があるかについては、アポトーシスを誘導するという説が有力なようです(9、10)。ただこれらの研究は30年前のものであり、B細胞以外ではどうなのかということがよくわかりません。

コータクチンとHS-1のエクソンとタンパク質の比較を図298-4に示します(11)。図298-3に示した37アミノ酸残基の繰り返しが、コータクチンでは6.5回なのに対して、HS-1では3.5回になっています。血液細胞は基本血流で運ばれるので、自主的にラメリポディアをつくって動く必要はないのですが、貪食など細胞膜を使った活動を行うことはあるのでHS-1がコータクチンに類似した機能を全く失っているとは思えません。

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図298-4 コータクチンとHS-1 遺伝子(エクソン)とタンパク質の構造の比較

私は昔赤芽細胞を扱っていたことがあるので、HS-1の Lyn によるリン酸化が赤芽球の分化に重要な役割を果たしているという古い論文には強く興味を惹かれました(12、13)。しかしその後、特に正常な赤芽細胞の分化においてHS-1がどのような役割を果たしているかを調べた研究がないのが残念ですが、私の調査不足かもしれません。脊椎動物に進化する直前から分岐した尾索動物(ホヤなど)は赤血球を持っていませんし、HS-1もありません(11、14)。このことはHS-1が赤血球への分化に関与することを示唆するものと思います。ただHS-1ノックアウトマウスは生存可能だそうです(15)。

様々な脊椎動物におけるHS-1の違いをみると、魚類→両生類→鳥類→哺乳類の順に37アミノ酸残基のリピート回数が減って、特殊化していることがわかります(図298-5)。哺乳類の場合リピート回数は3.5回です。

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図298-5 脊椎動物におけるHS-1の進化的変遷

コータクチンが細胞膜を変形させることによる細胞移動に関与しているといっても、アメーバがコータクチンを利用しているわけではなく、この物質が登場するのは多細胞生物の登場以降のようです。現存の多細胞生物の中では最も始原的といわれる海綿動物にはコータクチンが存在します(図298-6)。昆虫や尾索類にも存在するので、多細胞生物が標準的に保有する遺伝子・タンパク質と考えてよいようです(11、図298-6)。

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図298-6 コータクチン(Cort)とHS-1の分子進化系統図 脊椎動物のコータクチンについては省略したので、文献(11)を参照してください

コータクチン分子のN末酸性領域とコータクチンリピートの機能は、Arp2/3複合体とFアクチンによって形成された分枝アクチンを安定化させることにあると考えられています。図298-7はクライオ電子顕微鏡による観察から推定された分枝部位の構造です(16)。コータクチンは分枝部位において、Arp2/3複合体とFアクチンの両者に外側から結合しています。

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図298-7 コータクチンはArp2/3複合体によって形成されたFアクチン枝分かれ構造を安定化する

一般的に言えば、Fアクチンが分枝をつくって仕事をするときは常にコータクチンが関与している可能性があります。ラメリポディウム(葉状仮足)、細胞膜の波うち構造、エンドサイトーシス、細胞の結合(アドヒアレンスジャンクション、タイトジャンクション)、癌細胞の浸潤などが例としてあげられます(6)。神経細胞においても軸索伸長の際のラメリポディアの形成とか、樹状突起スパインの発達や安定化にも当然寄与していると考えられます。

問題はコータクチン分子のC末側で、こちらは様々なタンパク質・酵素とかかわりあっており、非常に多くの生化学的プロセスに関与している可能性があります。Dalyが例として挙げている図(17)を図298-8に示します。

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図298-8 コータクチンの多彩な機能

コータクチンはその分子のN末側でFアクチンの分枝部位に結合しているので、C末側に結合する物質ならなんでも細胞骨格を形成するFアクチンに係留できますし、リン酸化などを通じて結合の調節も可能です。たとえば神経伝達物質の受容体をシナプス内部の細胞骨格に固定するにはうってつけです。また受容体媒介エンドサイトーシスが行われた際に、GTPaseと協力してアクチン骨格を再編成する機能があるとされています(17、図298-8)。

最後に前回(18)述べたように、Fアクチンが伸長する方向に細胞を移動するためのシステムの中で(Fアクチン-コータクチン-シューティン-L1CAM-細胞外基質)、コータクチンがクラッチの役割を果たしているのではないかという説(19)があるというのも興味深いと思います。

 

参照文献

1)Wu H, Reynolds AB, Kanner SB, Vines RR, Parsons JT. Identification and characterization of a novel cytoskeleton-associated pp60src substrate. Mol Cell Biol. vol.11(10): pp.5113-5124.(1991) doi: 10.1128/mcb.11.10.5113-5124.1991.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC361526/

2)Wu H, Parsons JT. Cortactin, an 80/85-kilodalton pp60src substrate, is a filamentous actin-binding protein enriched in the cell cortex. J Cell Biol. vol.120(6): pp.1417-1426. (1993) doi: 10.1083/jcb.120.6.1417.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2119758/

3)Kaksonen M, Peng HB, Rauvala H., Association of cortactin with dynamic actin in lamellipodia and on endosomal vesicles. J Cell Sci., vol.113, pp.4421-4426. (2000)
doi: 10.1242/jcs.113.24.4421.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11082035/

4)Wikipedia: Cortactin
https://en.wikipedia.org/wiki/Cortactin

5)UniPlot:Src substrate protein p85
https://www.uniprot.org/uniprotkb/Q01406/entry

6)Schnoor M, Stradal TE, Rottner K. Cortactin: Cell Functions of A Multifaceted Actin-Binding Protein. Trends Cell Biol., vol.28(2): pp.79-98, (2018)
doi: 10.1016/j.tcb.2017.10.009.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29162307/

7)Li, X., Tao, Y., Murphy, J.W. et al. The repeat region of cortactin is intrinsically disordered in solution. Sci Rep 7, 16696 (2017).
https://doi.org/10.1038/s41598-017-16959-1
https://www.nature.com/articles/s41598-017-16959-1#citeas

8)Kitamura D, Kaneko H, Taniuchi I, Akagi K, Yamamura K, WatanabeT., Molecular cloning and characterization of mouse HS1. Biochem Biophys Res Commun., vol.208:1137-1146., (1995)
https://doi.org/10.1006/bbrc.1995.1452
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006291X85714520

9)Yamanashi Y, Fukuda T, Nishizumi H, Inazu T, Higashi K, Kitamura D, Ishida T, Yamamura H, Watanabe T, Yamamoto T. Role of tyrosine phosphorylation of HS1 in B cell antigen receptor-mediated apoptosis. J Exp Med., vol.185(7): pp.1387-92., (1997) doi: 10.1084/jem.185.7.1387.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9104825/

10)Taniuchi I, Kitamura D, Maekawa Y, Fukuda T, Kishi H, Watanabe T. Antigen-receptor induced clonal expansion and deletion of lymphocytes are impaired in mice lacking HS1 protein, a substrate of the antigen-receptor-coupled tyrosine kinases. EMBO J., vol.14(15): pp.3664-3678. (1995) doi: 10.1002/j.1460-2075.1995.tb00036.x.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7641686/

11)van Rossum AG, Schuuring-Scholtes E, van Buuren-van Seggelen V, Kluin PM, Schuuring E. Comparative genome analysis of cortactin and HS1: the significance of the F-actin binding repeat domain. BMC Genomics., vol.6: no.15. (2005) doi: 10.1186/1471-2164-6-15.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC554100/

12)Ingley E, Sarna MK, Beaumont JG, Tilbrook PA, Tsai S, Takemoto Y, Williams JH, Klinken SP. HS1 interacts with Lyn and is critical for erythropoietin-induced differentiation of erythroid cells. J Biol Chem. 2000 Mar 17;275(11):7887-93. doi: 10.1074/jbc.275.11.7887.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10713104/

13)Samuels AL, Klinken SP, Ingley E. Liar, a novel Lyn-binding nuclear/cytoplasmic shuttling protein that influences erythropoietin-induced differentiation. Blood., vol.113(16): pp.3845-3856. (2009) doi: 10.1182/blood-2008-04-153452.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19064729/

14)長畑洋佑他 血液細胞の先祖が判明:それはアメーバ様単細胞生物だった
京都大学プレスリリース 2022年
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2022-12/221215_Kawamoto-c31a524170a541abb82c577fa3957772.pdf

15)Thomas SG, Calaminus SD, Auger JM, Watson SP, Machesky LM. Studies on the actin-binding protein HS1 in platelets. BMC Cell Biol., vol.8: no.46. (2007) doi: 10.1186/1471-2121-8-46.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17996076/

16)Liu, T., Cao, L., Mladenov, M. et al. Cortactin stabilizes actin branches by bridging activated Arp2/3 to its nucleated actin filament. Nat Struct Mol Biol 31, 801–809 (2024). https://doi.org/10.1038/s41594-023-01205-2
https://www.nature.com/articles/s41594-023-01205-2

17)Daly RJ. Cortactin signalling and dynamic actin networks. Biochem J. 2004 Aug 15;382(Pt 1):13-25. (2004) doi: 10.1042/BJ20040737.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC1133910/

18)続・生物学茶話297:神経細胞のアクチンとその周辺 5:シューティン
https://morph.way-nifty.com/grey/2026/03/post-7bd2c0.html

19)Laura Pulido Cifuentes , Athamneh Athamneh, Efremov Y, Raman A, Kim T, Suter DM. A modified motor-clutch model reveals that neuronal growth cones respond faster to soft substrates. Mol Biol Cell., vol.35(4):ar47. (2024) doi: 10.1091/mbc.E23-09-0364.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38354034/

 

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2026年4月 3日 (金)

トランプさん さよなら

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全米国民に向けたテレビ演説で何か重要なメッセージを出すのかと思っていたら、なんと意味不明なむにゃむにゃでした。トランプはもう終了だということですね。

「選択」の記事(高市総理がイラン戦争に自衛隊を参加させようとしたのを、今井秘書官が羽交い絞めにして阻止したと)はともかく、高市総理が自衛隊をなんとかイラン戦争に参加させたいと思っていたというのは、彼女の日頃の言動をみるとかなりあり得る話だと思います。

私はもちろんそれには反対ですが、たとえ参加させたいと思っていてもそれは不可能なんですよ。自衛隊は軍隊ではないので、もし捕虜になったら一般の犯罪者として処理され、人を殺していれば殺人、お情けがあっても業務上過失致死で起訴されます。どうするんですか? 

ベトナムもタイもフィリピンもとても困っています。日本ももちろんです。日本の低所得者は東南アジアや中国の製品で日々の生活を送っているのです。彼らが製造する製品がはいってこなくなったら干上がりますよ。高市総理が何もできない愚か者でなければ(抱きついたり踊ったりしてホワイトハウスをキャバクラ化する能力だけはあることはよくわかった)、直ちにイランとホルムズ海峡通過について交渉すべきです。おみやげはこれから日本はイスラエルと距離をおくというメッセージです。

ちょっと大げさに言えば、これからはG7なんてどうでもいいのです。東南アジア・ロシア・オセアニア・南米・中東が肝です。トランプはもう見捨てましょう。アメリカは次の政権ができたときに考えればいいです。

国際連合の旗イラスト - No: 23662874/無料イラスト/フリー素材なら「イラストAC」

国連平和維持活動要員の3人の兵士がイスラエルに殺害されました。

哀悼の意を表したいと思います

Yahoo News
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fd0a1e7574848a5c654b840b4c0c89667c0f9c

 

 

 

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2026年4月 1日 (水)

TCPO 50周年記念特別演奏会 マーラー交響曲第2番「復活」

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昨日風雨の中 TCPO50周年記念の演奏会をやるというのでサントリーホールに行きました。水内庵で玉子丼と海苔の早い夕食をすませてから突入。チケット完売で大盛況でした。

例のごとく高関さんがプレトークに出てきて、第1楽章終了後に指揮者の指示通り(少なくとも5分間の休憩をとる)休憩をとると表明。さらにマーラーはこの曲を指揮するときに、最初の数回は休憩を5分とっていたのが、その後より長くなる場合もあったなどとマニアックな説明をしました。実際に今回の場合は休憩20分でした。トイレの列が異常に長かったので、5分だとパニックになっていたに違いありません。

演奏は弦が非常に気合の入った激演で高揚しました。多久和さんのフルートはいつもながら魔法のように軽やかで素晴らしく、オーボエの本多さんも緻密で落ち着いた演奏がオケに安定感を与えていました。フルートの正木さんが外国に拠点を移すために退団されるそうで、多久和さんの相方を探さなければなりません。

特に素晴らしかったのはシティフィルコーアのコーラスです。今までYouTubeのマーク・ウィグルスワースが指揮したオランダの Nationaal Jeugdorkest en Nederlands のコーラスが、その静謐で神聖な雰囲気がピカイチだと思っていたのですが(*)、それを凌駕するような素晴らしさでした。

https://www.youtube.com/watch?v=BQmmrp_MH7Y&list=RDBQmmrp_MH7Y&start_radio=1

Tcpo2

Tcpo3

帰り道の夜桜@六本木

 

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2026年3月30日 (月)

枯死寸前だったしだれ桜 回復して満開の花を咲かせる

この桜は一昨年は全く花をつけませんでした。地元の人々の差配で職人が治療を施し、めきめきと回復して、今年は街路の桜より一足早く満開の花を咲かせました。

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🌸🌸🌸🌸🌸

明日は TCPO50周年記念の大演奏会です(チケット完売)。

https://x.com/TokyoCityPhil?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

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2026年3月27日 (金)

プロ野球開幕

日本のプロ野球もすっかり米国メジャーリーグの下請けのようになって、これはどうなんでしょうねえ。

サッカーだってそうだというのはちょっと違うと思いますよ。

プレミアもブンデスもラ・リーガも他の国が下請けという感じはありません。まさに米国1国が仕切っているという感じが嫌なのです。しかもWBCは米国のネットフリックスが独占とはあきれます。米国1国の利益のために日本の選手が頑張るとはね。

そうだよな サラ!

Sarahtigersa

・・・・・

 

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2026年3月26日 (木)

春のベランダ

春になっても相変わらずヒヨドリとイソヒヨドリがきます。

イソヒヨドリはセキレイみたいに道を歩くので、車にひかれないかと心配してしまいます。

ヒヨドリは車道を歩いているのをみたことがありません。

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ヒヨドリ(多分マキちゃん)


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イソヒヨドリのフィル

すっかり日が長くなりました。

北総の桜は10本中9本くらいの木はまだ咲いていません。

 

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2026年3月23日 (月)

続・生物学茶話297:神経細胞のアクチンとその周辺 5:シューティン

シューティン(shootin)は2006年に鳥山らによって新規に報告されたタンパク質です(1)。細胞内のアクチン波(2)によって、まるでサッカーボールがシュートによってゴールに吸い込まれるように、神経突起に流れ込むことから命名されました。

神経細胞は昔から自発的に非対称性を獲得する細胞として知られています。すなわちシャーレで培養しても、発生過程の観察によっても、細胞体から非対称に樹状突起や軸索を生やして神経細胞として分化します。発見者たちはシューティンが非対称性を作るプロセスをわかりやすく説明してくれている(3)ので引用します---「偶然 shootin1が1本の突起に他の突起よりも多く濃縮した場合、shootin1は突起伸長を引き起こすのでその突起は他の突起より伸長すると考えられる。その結果、shootin1がその突起先端から細胞体に向かって拡散によって戻るのに要する時間が他の突起より延長する。そうするとその突起にとどまる shootin1の量が他の突起よりも増え,さらなる突起伸長(軸索形成)が引き起こされる。」(引用終了)。

また 「shootin1を過剰発現させた場合、shootin1が複数の突起に持続的に濃縮して軸索が複数形成された。一方,RNAi により shootin1の発現を抑制すると神経極性形成に遅れが生じた」と報告しています。しかし非対称性の誘導もさることながら、shootin 1 は軸索の伸長そのものに貢献しているわけで、そのメカニズム自体が重要です。さらに発信側だけでなく、受信側である樹状突起スパインの形成にも関与していると思われ、海馬における記憶形成などにも貢献している可能性があります(4)。

シューティンは神経細胞に特異的に発現するシューティン1aのほかに様々な臓器にも存在するシューティン1b、ゼブラフィッシュで発見されたシューティン1、2、3などが存在します(5、6)。それぞれのタンパク質の構造を図297-1に示します。図に示されているように、αヘリックスがからまりあう構造を形成するコイルドコイルドメインをひとつの分子あたり3~4個含んでおり、またすべての分子において、最もC末寄りにあるこのモチーフのすぐC末側にプロリンリッチ領域があるという共通の構造がみられます(図297-1)。

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図297-1 哺乳類とゼブラフィッシュの Shootin の構造

ラット・マウス・ヒトのシューティン1a を比較すると、アミノ酸配列は 90%以上の残基について3種完全一致しておりホモロジーは高度です。しかもトータルのアミノ酸数は456個で3種で一致しています。ユニプロットで検索するとこのタンパク質についてはなんと2560もデータがあって、とても全部は見切れませんが、個人的にピックアップすると、

Microcaecilia unicolor アシナシイモリ 原始的な両生類

Leptobrachium leishanense ヒキガエル 両生類

Latimeria chalumnae シーラカンス 魚類

Gopherus agassizii (Agassiz's desert tortoise) リクガメ 爬虫類

Salvator merianae テグー 爬虫類

Otus sunia (Oriental scops-owl)コノハズク 鳥類

Falco tinnunculus チョウゲンボウ 鳥類

そして特筆すべきは

Caenorhabditis elegans 線虫 線形動物  120 and 252 amino acids

線虫のシューティンがどの程度研究されているのかよくわかりませんが、その進展によってはこのタンパク質の歴史が一気に塗り替えられる可能性があります。非常に多くの種類の魚類をはじめとする脊椎動物、特にシーラカンスにも存在するようなので、少なくとも脊椎動物には遍く存在するのでしょう。

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図297-2 ラット・ヒト・マウスにおけるシューティン1a のアミノ酸配列

図297-3は鳥山らがこのタンパク質について最初に報告した論文に掲載されていた図です。ABは軸索・樹状突起両者への局在が示されています。Cはシューティン1a の海馬軸索成長円錐における局在を示していますが、Dはシューティン1bの臭球神経細胞軸索成長円錐への局在を示しています。神経細胞の種類によっては1bが1aに代わって役割を果たしているようです(1)。

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図297-3 シューティン1は神経細胞に極性を付与する

軸索の成長円錐は内側から順に、チュブリンによる微小管、F-アクチン、シューティン1aという並びの構造になっていますが(2、図297-4A)、いちばん外側のシューティン1aの役割について、稲垣らは図297-4Bのように、ネトリン-1からはじまるシグナルカスケードによって、F-アクチンの伸長というエンジンと細胞接着因子というタイヤをつなぐクラッチがつながるという仮説をたてました。細胞骨格-クラッチ分子-細胞接着因子-細胞外マトリクスがつながるという考え方自体は昔からあるようです(7)。

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図297-4 シューティンはクラッチ分子の機能を持つ

シューティン1a にL1-CAMやコータクチンとの結合部位が確認されることによって、図297-5のように、シューティン1aが F-アクチン-コータクチン-シューティン1a-L1CAM-細胞外マトリクス という並びの中で、実際にクラッチ分子としての役割を果たしているという証拠が蓄積されています(8)。このような結合部位はシューティン1bにもあるので、この分子が同様な役割を果たすのは当然と思われますし、成長円錐や樹状突起スパインのような動的な活動だけでなく、クラッチをつなぎっぱなしの係留という役割も考えられるので、様々な組織でシューティン1bがそれなりの役割を果たしているということは納得できます。

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図297-5 シューティンとコータクチン、L1-CAM、F-アクチンとの関係

図297ー6は軸索の成長円錐だけでなく、樹状突起スパインにおいてもアクチンやコータクチンがシューティン1a と共同作業を行っていることを示唆しています(9)。これが本当なら、シューティン1aは記憶を形成するうえでも重要な役割を果たしていることになります。

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図297-6 ラット海馬樹状突起におけるシューティン関連タンパク質の局在
(Kastian et al., 2021, (9))

 

参照文献

1)Toriyama M, Shimada T, Kim KB, Mitsuba M, Nomura E, Katsuta K, Sakumura Y, Roepstorff P, Inagaki N. Shootin1: A protein involved in the organization of an asymmetric signal for neuronal polarization. J Cell Biol., vol.175(1): pp.147-157. (2006) doi: 10.1083/jcb.200604160.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2064506/

2)奈良先端科学技術大学院大学 INAGAKI LAB 研究分野 新たな細胞内分子輸送機構:アクチン波
https://bsw3.naist.jp/inagaki/interests_4.html

3)稲垣直之,鳥山道則,島田忠之 神経極性形成と shootin1のフィードバックループ
生化学 第79巻 第8号 pp.800-802 (2007)
https://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2018/12/79-08-11.pdf

4)Kastian RF, Minegishi T, Baba K, Saneyoshi T, Katsuno-Kambe H, Saranpal S, Hayashi Y, Inagaki N., Shootin1a-mediated actin-adhesion coupling generates force to trigger structural plasticity of dendritic spines., Cell Rep., vol.35(7): no.109130. (2021)
doi: 10.1016/j.celrep.2021.109130.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34010643/

5)Urasaki A, Morishita S, Naka K, Uozumi M, Abe K, Huang L, Watase E, Nakagawa O, Kawakami K, Matsui T, Bessho Y, Inagaki N. Shootins mediate collective cell migration and organogenesis of the zebrafish posterior lateral line system. Sci Rep. 2019 Aug 21;9(1):12156. doi: 10.1038/s41598-019-48585-4.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6704158/

6)稲垣直之 Shootin1による細胞?基質間の力の発生を介した神経細胞の細胞移動,極性形成,軸索ガイダンスおよびアクチン波
Journal of Japanese Biochemical Society 91(2): 159-168 (2019)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2019.910159
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2019.910159/

7)Tim Mitchison and Marc Kirschner, Cytoskeletal dynamics and nerve growth., Neuron vol.1,?pp.761-772 (1988)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/0896627388901249

8)R.F. Kastian, thesis 2019, Shootin1a Mediates an F-actin-adhesion Clutch for Dendritic Spine Formation and Synaptic Plasticity
奈良先端科学技術大学院大学学術リポジトリ
file:///C:/Users/morio/Downloads/R016140.pdf

9)Ria Fajarwati Kastian, Takunori Minegishi, Kentarou Baba, Takeo Saneyoshi, Hiroko Katsuno-Kambe, Singh Saranpal, Yasunori Hayashi, and Naoyuki Inagaki, Shootin1a-mediated actin-adhesion coupling generates force to trigger structural plasticity of dendritic spines,
2021, Cell Reports 35, 109130 (2021)
https://doi.org/10.1016/j.celrep.2021.109130
https://www.cell.com/action/showPdf?pii=S2211-1247%2821%2900469-1

 

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2026年3月21日 (土)

六ヶ所村の危機

南海トラフの危険性はみなさんご存じのとおりですが、日本はもう一つ千島海溝問題を抱えています。千島海溝の場所は下の地図にあります。ここはマグニチュード9レベルの巨大地震を発生させる危険性をかかえており、そんな地震が起きたら北海道東南部は壊滅的な打撃を受けると予想されています。

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専門家は警告しています。

【超巨大地震に匹敵か】千島海溝沿いに年間8cmの地殻変動すでに20~30mの「ひずみ」蓄積、同じ震源域で約400年前にも…専門家「同程度かそれ以上のおそれ」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2497755?display=1

【新発見】千島海溝にひずみ蓄積“巨大地震”に警戒 M9クラスの可能性も…どう備える?
https://www.youtube.com/watch?v=dXon5wmhHVs

しかしそれよりもさらに恐ろしいことに、下北半島の太平洋側には六ヶ所村の核施設があります。この施設はまだ稼働していないので深刻な問題はないと思っていたのですが、なんと日本最大規模の使用済み核燃料保管施設があると知ってびっくりしました。

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tUはウラン換算トン

この施設が地震や津波で破壊されたら、日本だけでなく世界的にも深刻な放射能汚染問題を引き起こします。日本政府はのんびりしているように見えます。すぐにでも何千トンもある使用済み核燃料を内陸に移動する算段をしないと・・・💥。

とりかえしのつかない破滅的危機が迫っています。

原子力資料情報室:とめよう!六ヶ所再処理工場
https://cnic.jp/knowledgeidx/rokkasho

 



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2026年3月17日 (火)

少年の日 作詞:有川正沙子 作曲:西島三重子

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少年の日 作詞:有川正沙子 作曲:西島三重子 編曲:井上鑑

西島三重子さんの曲には「少年の日の海 洲の崎へ」とか「少年の風」という似たタイトルの曲があって、検索するとこれらの曲は歌詞がウェブサイトにアップしてあるのですが、「少年の日」はみつけることができませんでした。

ただ主にテイチク時代の曲を集めたベスト盤「Spell~呪文~」(CD) には、幸いにも収録されています。YouTube ではこの曲単独のアップはみつけられませんでしたが、アルバム「Soft-i」(CDは未出版)は数多くアップされているので、以下にリンクを貼っておきます。

soft-i 全曲(睦月さん)
12:02より
こちら1

soft-i 全曲 (ryo9801さん)
12:02より
こちら2

soft-i 全曲(昭和レコードJUKEBOXさん)
11:59より
こちら3

有川さんは著名な作詞家で、多くのシンガーに詞を提供しています。
https://www.uta-net.com/lyricist/31567/

VGMdb(https://vgmdb.net/artist/19961)に写真があったので貼っておきます。参議院選挙に出馬したことがあるそうなので、ポスターを探しましたがみつかりませんでした。

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曲はアカペラでゆったりとはじまり、はるかにつづいている葡萄棚という歌詞から、山梨県を思わせる情景描写が続きます。歌詞の肝は「来る夏ごと 遠く汽車に揺られ 母とふたり すごす高原の家」という一節で、情景描写から一気に母子の人生になだれ込みます。場所は私の印象では蓼科・小海線沿線かな。

毎年の夏、母と二人で別荘に来るというのは、裕福であると同時に、父親は仕事で忙しくて家族を顧みない人なのか、別宅で暮らしていて養育費をもらって生活しているという境遇をおもわせます。親戚の家に行くのではなく、友人を誘うのでもなく、毎年二人だけで別荘に行くのですから孤独感もただよっています。

この曲の影の主人公は母親で、諸事情があり難しい境遇の中でも娘を育てて恋をするまでの年齢になった。その安堵感とまもなく自分から離れていくという寂しさも感じられます。有川さんがそのような境遇を経験したのかもしれません。西島さんも父親が浮気して、その罰として蓼科に別荘を建てさせたというお話を著書に記しておられるので、シンパシーがあるのかもしれません。

アルバム「Spell~呪文~」は名曲満載でおすすめ



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2026年3月15日 (日)

続・生物学茶話296:神経細胞のアクチンとその周辺 4.ファシン

1975年 R.E.Kane はウニのアクチンを精製していましたが、 最後の精製段階までアクチンと結合していたタンパク質として、分子量58,000のファシンを単離しました。しかし彼はこのたんぱく質に名前をつけませんでした(1)。おそらくそのために、ほかの生物から同じタンパク質が精製されファシンと名付けられるまでに、なんと20年の歳月を要することになりました(2)。

ファシンは4つのβトレフォイルユニットと呼ばれるパーツからなり、それぞれのパーツが図296-1AのようにF-アクチンと結合します(3)。β-トレフォイル(trefoil)は3つのループが120°回転させると重なり合う3回対称のエレガントな構造をしています(図296-1B)。他のタンパク質ファミリーには見られないユニークな配列パターンをもつことから、β-トレフォイルファミリーは、突然変異によって新規に出現したと考えられていましたが、確かなことは分かっていませんでした。

東京工業大学(現 東京科学大学)地球生命研究所の Liam Longo と Shawn McGlynn は、イスラエルのHaifa大学の Rachel Kolodny と協力し、彼らに言わせれば自然界で最も美しい形のひとつであるβ-トレフォイル構造の起源を探索しました。研究グループは、β-トレフォイルの起源のヒントを得るために、何百万ものタンパク質配列との比較を行いました。ほとんどのタンパク質ファミリーはβ-トレフォイルとの類似性を示しませんでしたが、顕著な例外がありました。それが、免疫グロブリン様βサンドイッチタンパク質ファミリーです。β-トレフォイルの配列(緑)は、免疫グロブリン様βサンドイッチの配列(水色)と顕著に類似していました(4、図296-1B)。

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図296-1 β-トレフォイルの構造

免疫グロブリン様βサンドイッチファミリーは地球上で生命が誕生した時期と識別できないくらい早い時期に出現したと考えらえている古いタンパク質ファミリーで、その起源は生命の共通祖先(LUCA)まで遡ることができると言われています。今回の結果から研究グループは、新たに出現したと思われた若いタンパク質であるβ-トレフォイルは、まるでフランケンシュタイン氏の作った怪物のように、古くから存在していた免疫グロブリン様βサンドイッチの部品を縫い合わして作られたのではないかという仮説を立てました(5)。

Sedeh らが提出しているヒトファシン1の構造モデルによると、ヒトファシン-1はふたつのローブ(lobe)からなり、それぞれF1/F2およびF3/F4のトレフォイルドメインで構成されています。それ以外に短いN末部、ローブ連結部、C末部があります(2)。

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図296-2 ヒトファシン1の構造

Sedeh らによるファシンのF3/F4(ローブ2)のアミノ酸配列をヒト・ウニ・ショウジョウバエで比較した図を図290-3に示します(2)。ヒトの3つのアイソフォームも含めて、進化的に保存されている部分とされていない部分がはっきりと分かれています。このタンパク質はきっちり保存されていないと機能が果たされない部分と、構造的に自由な部分がはっきり分かれているようです。

ヒトファシンには3種類のアイソフォームがありますが、1は主に脳に、2は網膜特異的に、3は精巣特異的に分布しているようです。2は視細胞円板の形成に必要とされています(6)。3は精子の頭部に存在していて、受精の際の形態変化に関係していると考えられているようです(7)。ヒト以外の生物にもこれらのアイソフォームは存在すると思われますが、まだ研究が進んでいません。

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図296-3 ファシン アイソフォームと進化的保存

ここで先に進む前に、F-アクチンの成長メカニズムについて少し復習します。そもそも仮足ができるためには、細胞表層近傍のF-アクチンが成長する必要がありますが、それは細胞膜側からG-アクチンが結合するのか、それとも細胞内部側から結合するのか、どちらでしょうか? 答えは細胞膜側から結合するというのが正解のようです(8)。

WASPによって活性化されたArp2/3は単量体アクチンを既存のF-アクチンに枝分かれのような形で反矢じり端からつぎ足すことができます(図296-4)。このような枝分かれ構造が数多くできることによってF-アクチンは細胞内に網目状の構造をつくることができ、これがいわゆる細胞骨格となります。この構造を基盤として、まず葉状仮足(ラメリポディア)が形成され(図296-4)、さらにファシンなどのはたらきによって糸状仮足(フィロポディア)が形成されます(9、図296-5)

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図296-4 アクチンは細胞膜に対してどちらの方向から重合するか

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図296-5 フィロポディア(糸状仮足)におけるFアクチンと関連タンパク質

最近 Hardin らはファシンが軸索の成長に重要な枠割を果たしていることを示唆する結果を発表しました(10)。図296-6はラット海馬ニューロンの培養系ですが、ファシンは特に軸索の先端部にアクチンとかぶって多く見られます(矢印およびカラーの二重染色図)。ただし多くの樹状突起にもみられます(二重矢印)。こちらは必ずしも先端部に局在しているわけではないので、神経伝達に必要なフィロポディアの形成にアクチンのバンドリングという形で関与するものと思われます。Hardin らは哺乳類のファシンに相当するショウジョウバエの Singed をもたない突然変異体を分離し、これが感覚運動機能を欠くことを示しました。そしてキノコ体だけでファシンを発現させると、キノコ体の形態が回復し感覚運動機能が正常になるとのことで(10)、ファシンが脳の中心的機能の発現に欠かせないことが示唆されています。

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図296-6 ニューロンの成長とファシン

 

参照文献

1)Kane RE. Preparation and purification of polymerized actin from sea urchin egg extracts. J Cell Biol., vol.66(2): pp.305-315.(1975) doi: 10.1083/jcb.66.2.305.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2109559/

2)Sedeh RS, Fedorov AA, Fedorov EV, Ono S, Matsumura F, Almo SC, Bathe M. Structure, evolutionary conservation, and conformational dynamics of Homo sapiens fascin-1, an F-actin crosslinking protein. J Mol Biol., vol.16;400(3): pp.589-604. (2010)
doi: 10.1016/j.jmb.2010.04.043.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7141155/

3)Scholarly Community Encyclopedia: Fascom
https://encyclopedia.pub/entry/6530

4)Longo LM, Kolodny R, McGlynn SE (2022) Evidence for the emergence of β-trefoils by ‘Peptide Budding’ from an IgG-like β-sandwich.
PLoS Comput Biol 18(2): e1009833.
https://doi.org/10.1371/journal.pcbi.1009833
https://journals.plos.org/ploscompbiol/article?id=10.1371/journal.pcbi.1009833

5)東京科学大学 地球生命研究所(ELSI)HP:
新たなタンパク質ファミリーは、古いタンパク質の継ぎはぎから生まれるのかもしれない
https://wpi.elsi.jp/ja-JP/news_events/highlights/2022/frankensteins_protein.html

6)Wikipedia: FSCN2
https://en.wikipedia.org/wiki/FSCN2

7)Benjamin Tubb, David J. Mulholland 1, Wayne Vogl, Zi-Jian Lan, Craig Niederberger, Austin Cooney, Joseph Bryan, Testis Fascin (FSCN3): A Novel Paralog of the Actin-Bundling Protein Fascin Expressed Specifically in the Elongate Spermatid Head., Exp. Cell. Res., vol.275. pp.92-109 (2002)
https://doi.org/10.1006/excr.2002.5486
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0014482702954868?via%3Dihub

8)千住洋介・末次志郎 Arp2/3複合体とアクチン重合 細胞生物学用語 (細胞生物学会)
https://www.jscb.gr.jp/experiment/glossary/experiment_glossary-82/

9)荒牧慎二 電子顕微鏡法と画像の統計的解析を用いた細胞運動に関わる糸状仮足の成長メカニズム解明 九州工業大学リポジトリ 学位論文(2016)
file:///C:/Users/morio/Downloads/jou_k_315-2.pdf

10)Hardin KR, Penas AB, Joubert S, Ye C, Myers KR, Zheng JQ. A Critical Role for the Fascin Family of Actin Bundling Proteins in Axon Development, Brain Wiring and Function. bioRxiv [Preprint]. 2025 Jun 10:2025.02.21.639554. doi: 10.1101/2025.02.21.639554. Update in: Mol Cell Neurosci. 2025 Sep;134:104027. doi: 10.1016/j.mcn.2025.104027.

 

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2026年3月12日 (木)

愛の極北に到達した西島三重子

Imgnishijima

昔 神泉駅前にあったライブハウスにて


個人的にはこの時代のあと、テイチクに移籍してPOPSに転換した後制作した4枚のアルバムが大好きなのですが、ワーナー時代の最後のアルバム「シルエット」はその肌寒くほの暗いテイストが独特で、数多い彼女のアルバムの中でも異彩を放っています。

ワーナー時代に「愛の極北」の音楽を目指して突き進んだ到達点(私個人の見解)
アルバム「シルエット」

本人による紹介文
https://ameblo.jp/nishijima-mieko/entry-11020276404.html

かげろう坂
https://www.youtube.com/watch?v=9lXoV9dILio&list=RD9lXoV9dILio&start_radio=1

いそしぎ
https://www.youtube.com/watch?v=0FTtMYSpZF4&list=RD0FTtMYSpZF4&start_radio=1

愛に立ち止まって
https://www.youtube.com/watch?v=AMPWv37anl0&list=RDAMPWv37anl0&start_radio=1

びしょぬれワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=oSs3psPp90Q&list=RDoSs3psPp90Q&start_radio=1

愛の行く先
https://www.youtube.com/watch?v=PzL4v4OeDBg&list=RDPzL4v4OeDBg&start_radio=1

冬のかもめ
https://www.youtube.com/watch?v=yJfDw3vFTa4&list=RDyJfDw3vFTa4&start_radio=1

千登勢橋 (本人が登場する動画が見られるのはこれだけ)
https://www.youtube.com/watch?v=_6f-Z7fMw8o&list=RD_6f-Z7fMw8o&start_radio=1

ラブソング (この曲はテレビ番組の曲で趣が異なります)
https://www.youtube.com/watch?v=vUDrL93ltD0&list=RDvUDrL93ltD0&start_radio=1

(愛の行く先 と 冬のかもめ はシングルで発売されました)

 

 1.千登勢橋

 2.メランコリー・イエスダディ

 3.かげろう坂

 4.ラブ・ソング

 5.冬の鳥

 6.びしょぬれワルツ

 7.愛に立ち止まって

 8.ラストタンゴは一度だけ

 9.いそしぎ

10.ミッドナイト・ララバイ

--------------------------------

11.愛の行く先

12.冬のかもめ

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まとめて収録してある(1-10)  YouTube動画サイト

https://www.youtube.com/watch?v=vdqrNxUOYJA

https://www.youtube.com/watch?v=SnelxXTZ7Rk&list=RDSnelxXTZ7Rk&start_radio=1

 

20260312-100722

 

 

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2026年3月 9日 (月)

ヒヨドリとイソヒヨドリ

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イソヒヨドリ (うちのベランダにて フィルという名前です。メスはベティです。ベティもよくみかけるのですが、今年は撮影するチャンスにめぐまれていません)
目 : スズメ目 Passeriformes
科 : ヒタキ科 Muscicapidae
属 : イソヒヨドリ属 Monticola
種 : イソヒヨドリ M. solitarius

solitarius は solitude と関係がある言葉です。学名をつけた時点で、この鳥が孤独を好むことがわかっていたに違いありません。


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ヒヨドリ (うちのベランダにて つがいで来るのでマキとロンという名前をつけましたが、♂♀をちゃんとは識別できないので、あまり名前をつけた意味がありません。 これは多分♀のマキだと思いますが)
目 : スズメ目 Passeriformes
科 : ヒヨドリ科 Pycnonotidae
属 : ヒヨドリ属 Hypsipetes
種 : ヒヨドリ H. amaurotis

イソヒヨドリとヒヨドリは名前こそ似ていますが、上述のように科からして異なる縁もゆかりもない関係です。amaurotis は目が見えないことを意味します。そんな失敬な名前をつけられるとは気の毒な鳥です。もちろん目はちゃんと見えていますが、不器用な感じからそうなったのでしょうか、よくわかりません。

フィルは昨年に比べると、体ががっしりして、鮮やかだった青い色はアッシュブルーのようなくすんだ色合いになりました。
https://morph.way-nifty.com/grey/2025/05/post-f03f11.html

マキとロンは一緒に行動していることが多いです。10mくらい離れていても、1秒で接近できるので、彼らにしてみればヒトが並んで歩いているのと同じ感覚でしょう。これに対してフィルとベティはどちらも団地近傍で3月~4月を過ごしますが、一緒にいるのを見かけるのは稀です。ですから昨年撮影したいっしょにベランダにいる写真は貴重だと思います。
https://morph.way-nifty.com/grey/2025/04/post-32de4b.html

 

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2026年3月 5日 (木)

続・生物学茶話295:神経細胞のアクチンとその周辺 3.ADF/コフィリン

細胞がある形態をとるためには、家に柱や梁があるようにささえが必要です。アクチンはその柱や梁の役割を果たすポリマー形成分子として進化の非常に早い時期から生物にとって欠かせないタンパク質でした。そしてそのアクチンによる構造形成を制御する因子としてADF(actin depolymerozing factor)は1980年に(1)、コフィリン(cofilin) は1984年に発見されました(2)。ADFとコフィリンは遺伝子構造・アミノ酸配列・分子としての機能がきわめて類似していることから、近縁のそのほかの分子群と合わせてADF/コフィリンファミリーを形成しています。

ではそれらのアクチンを加工する分子としてのADF/コフィリンのファミリーは分子進化の観点からみると、いつの時代からあるのでしょう。そして現在はどのような生物が保有しているのでしょう。ユニバーサルな分子なのでしょうか。

2020年に Akil らは Asgard archaea という古細菌に、ADF/コフィリンのファミリーに含まれると考えられるタンパク質が存在すると報告しました(3)。真核生物については Mciver and Hussey が2002年にまとめています(3)。ドレブリンなどに比べるとADF/コフィリンファミリーのタンパク質群は古くから多数の報告があり、遺伝子構造まで詳しく調べられています。ピックアップして生物の種類・分子の種類・イントロンの数を並べると次のようになります(4)。ヒトやそのほかの哺乳類が持つこのファミリーのたんぱく質は、非筋肉型コフィリン1、筋肉型コフィリン2、ADF(Actin depolymerizing factor)の3種類ですが、シロイヌナズナには6種類が存在し、一般的に植物は多くの分子種を持っているようです(4)。植物・粘菌・酵母・昆虫・ヒトに存在することから、このファミリーはユニバーサルであるといえます。

シロイヌナズナ  ADF1~ADF6  2
イネ       ADF1~ADF2    2
粘菌       UNC60   4
タマホコリカビ  DCOF1~2    1(DCOF1) & 0(DCOF2)
出芽酵母     COF1    1
分裂酵母     ADF1    0
ショウジョウバエ  twinstar   2

ヒト       cofilin 1    3
         cofilin 2    4
         ADF    3

分子系統樹も報告されています(植物は省略 4、図295-1)。

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図295-1 ADF/コフィリンファミリーの分子系統樹
コクシジウムというのは多細胞生物に寄生する原生動物です

ADF/Cofilin 分子の立体構造は、系統上かけはなれた生物においても非常に類似しています(4、図295-2)。これは切断の対象となるアクチン分子が非常に強く進化的に保存された構造を持つので、当然といえば当然です。ただシロイヌナズナではC末のαヘリックスが失われていることが気になりますが、これにどのような意味があるのかはわかりません。

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図295-2 ADF/コフィリンの立体構造

次に、ADF/Cofilin の機能について図295-3(5)を使って解説します。

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図295-3 アクチン線維の形成とADF/Cofilinの役割

アクチンモノマーはGアクチン(globular actin)と呼ばれ、Gアクチンの濃度がある程度上昇すると3量体が形成され、Mgイオンの存在下でさらに重合が進んで繊維状の構造が形成されます。この状態のポリマーをFアクチン(filamentous actin)と呼びます。以下の解説については参照文献(5~7)を参考にしました。

①Gアクチンは通常ATPまたはADPと結合している状態で存在しますが、ATPと結合した状態のGアクチンが重合すると、2秒以内に加水分解反応が起きてATPはADPとなります。このときリン酸はすぐにはアクチンと解離せず数分結合した状態が保たれます。この結果図の赤色の部分はATP-アクチン、橙色の部分はADP-Pi-アクチンとなり、F-アクチンは左右(新旧)で異なる構造をとることになります。左端を反矢尻端(barbed end)、右端を矢尻端(pointed end)と呼びます。矢尻というのは矢の後端ではなく先端です。

②③ATP-アクチンの重合・脱重合が拮抗するGアクチン濃度は0.1μM、ADP-アクチンの重合・脱重合が拮抗するGアクチン濃度は0.6μMなので、リン酸(Pi)が離れたADP-アクチンはGアクチン濃度がO.6μM以下の場合脱重合します。そして0.1μM~0.6μMの場合F-アクチンは左端では重合し、右端では脱重合するという、いわゆるトレッドミル(ルームランナー)状態になります。

④コフィリンはADP-アクチンと親和性があり結合します。この結果コフィリンが結合した部分のF-アクチンは構造が変化します。

⑤⑥コフィリンが結合している部分と結合していない部分は構造が異なり、その連結が不安定になるためそれぞれの部分ごとに切断されます。

⑦コフィリンが結合しているF-アクチンはLife-Actやファロイジンで検出できないことがあります。

G-アクチン濃度やコフィリン濃度に応じてF-アクチンは解離してG-アクチンとなります。細胞の形態を再構築し、例えば樹状突起に新たなスパインをつくろうとするときには素材となるG-アクチンが豊富に存在することが必要で、これは新たな合成を待てない場合もあります。したがってF-アクチンをG-アクチンに変換する機能を持つADF/コフィリンの役割は大きいのですが、この分子群は条件によってはF-アクチンを安定化する場合もあります。

記憶という現象が樹状突起におけるスパインの形態変化に依存しているとすれば、そのエンジンはアクチンなので、アクチンの重合を制御するシステム(アクセル・ブレーキ・ハンドル)は極めて重要な意味をもつことになります。また神経細胞の成長も形態変化のひとつであり、アクチンがエンジンであることに変わりはありません。

Hyltonらはラット海馬の神経細胞を培養し、仮足におけるアクチン線維と関連タンパク質を電子顕微鏡と染色によって解析しました(8)。これはすでによく知られていることですが、仮足のF-アクチンをファロイジンで染色すると、図295-4aのように葉状仮足も糸状仮足もよく染まります。しかしF-アクチンに結合するタンパク質であるコフィリンとファシンは、それぞれほぼ糸状仮足の基部と先端部に住み分けているような結果が得られました(図295-4d、e)。

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図295-4 ニューロンの成長円錐における糸状仮足のアクチン関連タンパク質-ファシンとコフィリン

ファロイジン染色では葉状仮足(ラメリポディア)も盛大に染まっていますが(図295-a)、ファシンやコフィリンはかなり糸状仮足(フィロポディア)のF-アクチンと同じ位置に偏在しているようにみえます(図295-d、e)。葉状仮足にはほとんどみられません。

Hylton らは高倍率の電子顕微鏡を用いて、糸状仮足のコフィリンを含まないアクチン線維とコフィリンが結合したコフィラクチン線維の比較を行いました。

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図295-5 電子顕微鏡でみるF-アクチンとコフィラクチンの比較と構造モデル

コフィリンを含まないアクチン線維(F-アクチン)は、かなり分子構造のでこぼこがあるスクリュー型で回っている感じがよくわかります。その螺旋のピッチは37nmです(図295-5a)。それに対してコフィラクチンは、コフィリンがでこぼこの穴にはまる感じで結合していて、しめ縄型ともいえるスムースな形態です。ピッチは短くなっていて27nmになります。そして隣の線維とはずれた配置になっています(図295-5b)。

コフィラクチンの分子モデルは図295-6b にあります。コフィリンがF-アクチンのまわりを覆うように結合しているのに対して、ファシンはF-アクチンの線維を架橋するように結合します(図295-6a)。コフィラクチンの場合図295-6bのように、ファシンが線維間に入り込むスペースがないので架橋することはできません。

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図295-6 ファシンによる架橋の可否

Hylton らはフィロポディアにおけるアクチン線維束の構造について図295-7のようなモデルを提出しています。左が根元で右が先端です。根元はコフィラクチンで、先端はファシンで束ねられたF-アクチンです。図295-4をみるとコフィリンとファシンが共存している移行部分がありそうなので、そのあたりの中間的構造も示してあります(図295-7b)。コフィラクチンがどのような構造によって束ねられているかははっきりしていないようで、彼らも?をつけています。未知の架橋因子があるのかもしれません。

2957a

図295-7 糸状仮足におけるアクチン線維束のモデル

 

参照文献

1)J. R. Bamburg, H. E. Harris AND A. G. Weeds, PARTIAL PURIFICATION AND CHRACTERIZATION OF AN ACTIN DEPOLYMERIZINNG FACTOR FROM BRAN., FEBS lett., vol.121, no.1, pp.178-182 (1980).
https://doi.org/10.1016/0014-5793(80)81292-0
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0014579380812920

2)Nishida E, Maekawa S, Sakai H. Cofilin, a protein in porcine brain that binds to actin filaments and inhibits their interactions with myosin and tropomyosin. Biochemistry. 1984 Oct 23;23(22):5307-13 (1984)
https://doi.org/10.1021/bi00317a032
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6509022/

3)Caner Akıl et al., Insights into the evolution of regulated actin dynamics via characterization of primitive gelsolin/cofilin proteins from Asgard archaea., Proc.NAS.USA, vol.117, no.33, pp.19904 - 19913 (2020)
https://doi.org/10.1073/pnas.2009167117
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2009167117

4)Maciver SK, Hussey PJ. The ADF/cofilin family: actin-remodeling proteins. Genome Biol. vol.3(5): reviews 3007. (2002)
https://link.springer.com/article/10.1186/gb-2002-3-5-reviews3007
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC139363/

5)James R. Bamburg J.R.; Minamide, L.S.; Wiggan, O.; Tahtamouni, L.H.;Kuhn, T.B.
Cofilin and Actin Dynamics: Multiple Modes of Regulation and Their Impacts in
Neuronal Development and Degeneration.
Cells vol.10, 2726. (2021)
https://doi.org/10.3390/cells10102726

6)若林健之,村上健次 アクチンのフィラメント構造と重合機構―重合によるATPase活性化のメカニズム― 生物物理 vol.1(6),pp.256-259(2011)
https://doi.org/10.2142/biophys.51.256
https://www.jstage.jst.go.jp/article/biophys/51/6/51_6_256/_article/-char/ja/

7)ウィキペディア: アクチン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

8)Hylton, R.K., Heebner, J.E., Grillo, M.A. et al. Cofilactin filaments regulate filopodial structure and dynamics in neuronal growth cones. Nat Commun 13, 2439 (2022). https://doi.org/10.1038/s41467-022-30116-x
https://www.nature.com/articles/s41467-022-30116-x#citeas

 

 

 

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2026年3月 1日 (日)

世も末

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トランプはコロラドの国立大気研究センター(NCAR)を解体するそうです。
あまりにも愚かです 多くの気象専門家が路頭に迷ってしまいます。

日本人がトランプ(=more than 人類の敵)に媚びを売るのは頼むからやめてほしい

恥ずかしくて 気持ち悪くて 怖い

ハフポスト:トランプ政権が世界最大級の気候変動研究機関を解体する意向。科学者は「我が国の能力を後退させる」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_69462c80e4b00a59b4a6ce9f?origin=home-sdgs-unit

もう寝てるしかないか?

いや戦争が始まったとのこと。

ホルムズ海峡が閉鎖されると、あのオイルショックのときのおぞましいトレぺ争奪戦がはじまるのだろうか?
ならば眠っているわけにはいかないか?

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米国国立大気研究センター(NCAR) ウィキペディアより

★★★ バーニー・サンダースが語るトランプとアメリカの真実
https://www.youtube.com/watch?v=6aLVdcgYDeU

日本に肥料の備蓄はなく、
https://morph.way-nifty.com/grey/2026/02/post-a5fd76.html
で述べたように、ほとんどの肥料を海外に依存している日本としては
大変な事態です。

このことに昨年末気づいた政府は、ようやく来年から備蓄をはじめようとしていますが、
イラン戦争には間に合いそうもありません。

やばい💥

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2026年2月27日 (金)

マダニ

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私は学生時代にはよく登山をやっていましたが、マダニに刺されたことはありません。しかし友人には刺された人がいます。私は一応長袖・長ズボンという装備はどんなに暑くても守るようにしていましたが、それはヒルに対処するためでマダニを気にしたことはありませんでした。しかし考えてみると、ヒルに吸血されても死ぬことはありませんが、マダニはなぜか非常に多くの種類の病原体を持っていて、日本紅斑熱、ライム病、重症熱性血小板減少症候群などにかかると命が危険にさらされます。長い時間をかけて(放置していると1週間くらい)吸血するために感染する可能性が高まるからかもしれません。

しかも最近は公園や河川敷にも生息するそうで、これはあぶないです。知らない人が吸血しているマダニを見て、驚いてたたいて潰すようなことをすると、体の一部がのこっていて病原体がかえって血液に流入してしまう可能性もあります。昆虫採集などでピンセットの取り扱いになれている人なら、そっとつかんで引き剥がすことも可能だと思いますが、すぐに医院・病院にかけこんだほうが無難ですし、引き剥がすことに成功してもすぐに医院・病院で手当てしてもらうべきです。

ダニは節足動物門・クモ綱・ダニ目の生物でなんと約5万5千種が報告されていて、おそらく研究が進んでいないため、これでも1割以下の種しか記載されていない可能性があるようです。マダニ科はその中でも大型で(吸血すると1cmにもなる)英語ではこのグループのダニだけティックとよび、それ以外のダニはマイトというそうです。マダニはウィキペディアによると702種報告されているそうです。クマムシと同様真空にしても死なないそうで、これは知らなかったのでびっくりしました。まだまだその生態は研究が進んでいないようです。

アース製薬のサイトにあったマダニの写真をお借りしました ↓

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アース製薬 実は公園にもいる?マダニ対策と咬まれたときの対処法
https://www.earth.jp/gaichu/wisdom/madani/article_001.html?gad_source=1&gad_campaignid=767879430

ウィキペディア:マダニ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%8B

田仲哲也 マダニの生存戦略と病原体媒介能の解明~創薬など新用途開発に向けて~
https://www.rpip.tohoku.ac.jp/seeds/profile/1237/lang:jp/

 

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2026年2月24日 (火)

たねにまつわる話と名曲

日本の食料自給率30%なんていうのは、実質的にはウソです。

なぜなら種や肥料を外国から買わなきゃ農業がなりたたないからです。
事実上食料の自給なんてもう夢物語になってしまいました。
日本の命運は種や肥料を取り扱うグローバル企業に支配されています

海運に支障を来すような 海上封鎖 経済制裁 戦争 気候変動 等が発生したら
日本人は飢えます 自由貿易はもう過去の話となった今 これでいいわけありません

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●●●●● 自分で種を取ると犯罪になってしまう❗
『タネはどうなる?!』著者 山田正彦元農水大臣インタビュー
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/news/3724/2

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種つながり

熊木杏里 太陽の種
こちら1

まきちゃんぐ はなのたねまき
こちら2

西島三重子 おひさまのたね
こちら3

 

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2026年2月22日 (日)

続・生物学茶話294:神経細胞のアクチンとその周辺 2.ドレブリン

ドレブリンは白尾らによって、発生過程のニワトリ視蓋のタンパク質を解析する過程で、発見されたタンパク質です(1)。白尾(図294-1)によればドレブリン drebrin とは「developmentally regulated brain protein」の略称だそうです(2)。このタンパク質は哺乳類にも存在し、主として出生前や出生直後に発現するEタイプと、主として成体で発現する少し分子量が大きいAタイプが存在します(3、図294-1)。ドレブリンEは移動中神経細胞の細胞体や軸索の成長円錐に多く集積しているのに対して、ドレブリンAは樹状突起スパインに多く集積するとされています(3)。

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図294-1 幼若型(胚型)および成熟型(成体型)ドレブリンのドメイン構造

ドレブリンにはいくつかのアイソフォームがありますが、遺伝子はひとつです。図494-2にはそれらのcDNAが示してあります。アイソフォームは選択的スプライシングによってつくられます。ニワトリには3つのアイソフォームE1、E2、Aがあり、ラットやヒトには2つのアイソフォームEとAがあります(4、図294-2)。Eは胚型または幼若型(embryo)、Aは成体型または成熟型(adult)を意味します。英語表記に従って、今後は胚型・成体型と言うことにします。

A型は挿入配列(哺乳類では ins2、ニワトリでは ins1+ins2)を含んでいます(図294-2)。この挿入配列よりN末側は保存性が高い領域になっていますが(conserved 1a および conserved 1b)、C末側は哺乳類とニワトリとでかなり違いがあります。挿入配列の部分だけを比べると哺乳類よりニワトリの方が長いにもかかわらず、哺乳類では点線の部分(V1領域)にニワトリにはない別個の配列が追加されているので、全体のサイズは哺乳類の方が大きくなっています。

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図294-2 成体型ドレブリンcDNA 鳥類と哺乳類の比較

文献(4)に報告されている、さまざまな動物における挿入配列部分(アダルトスペシフィックエクソン=ASE)のアミノ酸の比較を図294-3に示しました。驚くべきことにラット・マウス・ヒトで ins2 は完全に一致しています。ニワトリも46残基中4残基のみの相違です。この保存性の高い配列が成体の脳における樹状突起スパインの形成におそらく関係していて、また幼若期には存在すべきでない領域だと思われます。ins1の部分も哺乳類のなかでは非常によく保存されていますが、ニワトリではかなり異なっています。ニワトリにおいて ins1 がどんな役割を果たしているかは不明です。

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図294-3 胚型タンパク質で脱落しているインサーション配列
に相当する部分のアミノ酸配列: 動物による比較

スラピャンらは成体型ドレブリンの ins 部分にはアクチン結合能があり、コフィリンによるF-アクチン切断を阻害する機能があるとしています(5)。また彼らのモデルによると、成体型ドレブリンには胚型ドレブリンよりアクチンのバーブドエンド(矢尻側)をブロックする機能(キャッピング)があるとしています(5、図294-4)。このようなF-アクチンの構造を保護する機能によって、ドレブリンAは樹状突起スパインの安定化、ひいては記憶の固定に寄与していると思われます。

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図294-4 ドレブリンによるF-アクチンのキャッピングについての模式図

ドレブリンAは樹状突起スパインを安定化する機能があると述べましたが、ドレブリンAは新生仔の時代にすでにかなり合成されているので、そんな時にスパインが固定化されてしまっては困ります。それについてはドレブリンをスパインから樹状突起本体に収納するというメカニズムが用意されています。これはドレブリンエクソダス(エクソダス=集団移動、ユダヤ人がエジプトから集団で脱出したことを意味する)と呼ばれています。ドレブリンエクソダスは神経細胞にグルタミン酸が添加されることによって実現します(6、7、図294-5)。このメカニズムはNMDA型グルタミン酸受容体を介して発動されるようです。

個人的にはエクソダスという言葉は、細胞から出ていくようなニュアンスが付きまとうので適切でないと思います。マスリターンあるいはスタンバイ化っていう感じでしょうか。

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図294-5 ドレブリンエクソダス グルタミン酸の添加によって、スパインに存在したドレブリンが樹状突起内部に収納される(一番右側の図)

ドレブリンAのノックアウトマウスでは神経細胞にもドレブリンEが発現するため解析は難しいようですが、恐怖条件付け、LTP、スパインの形態、NMDA受容体および代謝型グルタミン酸受容体が関係するLTD=Long-Term Depression に異常がみられるなどの報告があります(3、8)。またドレブリンAEのダブルノックアウトマウスも飼育可能ですが、嗅覚に異常がみられるようです(9)。

 

参照文献

1)Tomoaki Shirao, Kunihiko Obata, Two Acidic Proteins Associated with Brain Development in Chick Embryo., J.Neurochem., vol.44, pp.1210-1216 (1985)
https://doi.org/10.1111/j.1471-4159.1985.tb08745.x
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1471-4159.1985.tb08745.x

2)白尾智明 ドレブリンと歩んだ神経化学の道 神経化学 vol.64, pp.87-73 (2025)
https://neurochem-j.jp/10.11481/topics240/data/index.pdf

3)脳科学辞典 ドレブリン
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3

4)Tomoaki Shirao, Yuko Sekino Editors Advances in Experimental Medicine and Biology 1006
DrebrinFrom Structure and Function to Physiological and Pathological Roles
Springer Japan 2017 ISBN 978-4-431-56548-2  DOI 10.1007/978-4-431-56550-5

5)Srapyan S, Mkrtchyan M, Berlemont R, Grintsevich EE. Functional Differences Between Neuronal and Non-neuronal Isoforms of Drebrin. J Mol Biol. Vol.437(9): no.169015. (2025) doi: 10.1016/j.jmb.2025.169015.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39971265/

6)東京大学大学院 農学生命科学研究科HP 記憶メカニズム研究や中枢神経系疾患の治療薬開発に有用なヒト神経細胞の作製に成功 ――転写因子で分化誘導されたヒトiPSC由来神経細胞で 迅速な樹状突起スパイン形成とシナプス機能の成熟化を達成
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20230324-1.html

7)Waka Lin, Shusaku Shiomoto, Saki Yamada, Hikaru Watanabe, Yudai Kawashima,Yuichi Eguchi, Koichi Muramatsu, and Yuko Sekino, Dendritic spine formation and synapse maturation in transcription factor-induced human iPSC-derived neurons., iScience vol.26, no.106285 (2023)
https://doi.org/10.1016/j.isci.2023.106285
https://www.cell.com/action/showPdf?pii=S2589-0042%2823%2900362-0

8)Yasuda H, Kojima N, Hanamura K, Yamazaki H, Sakimura K and Shirao T., Drebrin Isoforms Critically Regulate NMDAR- andmGluR-Dependent LTD Induction.
Front. Cell. Neurosci. vol.12:330. (2018)
doi: 10.3389/fncel.2018.00330
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30349460/

9)Yuki Kajita, Nobuhiko Kojima, Tomoaki Shirao, A lack of drebrin causes olfactory impairment., Brain Behav. vol.14: e3354 (2024)
https://doi.org/10.1002/brb3.3354
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38376048/

 

 

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2026年2月21日 (土)

早々とイソヒヨドリが来訪

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イソヒヨドリの♂ フィル

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いつものヒヨドリ(名前はまだない)

3日ほど前からべランダでイソヒヨドリのベティ(♀)をみかけるようになりました。まだ2月なので今年は早いなと思っていたら、なんと今日フィル(♂)がやってきたじゃありませんか! めっちゃ早くない? 去年は4月10日だったんだけど。まあゆっくり滞在していってくれ給え。

ヒヨドリには名前をつけていませんが、ほかのヒヨドリがくると騒いで追っ払うくせに、イソヒヨドリのオスが来ると一目散に飛び去ります。フィルは特に鳴いたり羽ばたいたりの威嚇はしません。ヒヨドリのように必死でテリトリー宣言するようなこともありません。これはこのベランダがたまたま立ち寄った場所でテリトリーじゃないからかもしれませんが。

イソヒヨドリを初めて見かけたのは一昨年でした。その年も次の年も、そして3年目の今年もうちのベランダに来てくれました。イソヒヨドリの記憶力はすごい。今年もうちのベランダで、これからいろいろ鳥たちの春のドラマが進行していくのでしょう。

 

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2026年2月18日 (水)

more than 人類の敵

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日本による5500億ドル規模の対米投資第1号となる3つのプロジェクト

1)天然ガス発電所
2)原油輸出施設
3)人工ダイヤモンド製造施設

ロイター通信 トランプ氏、日本の対米投資第1号発表 3州でガス発電・人工ダイヤ関連
https://jp.reuters.com/world/us/LHARWEU6IJPWZLTKIIG5YW2TIU-2026-02-17/

どうして驚天動地の5500億ドルも米国に投資しなければいけないのか???

全く理解できない上に(そんな金があるんだったら国民に還元してくれ)、その対象が天然ガスと原油という地球温暖化の元凶ともいうべき事業とは

私は寒い冬は苦手ですが、天気予報の通りだと異常に暖かい2月となりそうです。
水がなくなりつつあります。
私も昔は地球温暖化に疑念を抱いており、そんな科学論文もありました。しかし今では疑問の余地はありません。

むしろどうも異常な早さで地球温暖化は進んでいるようです。それを否定するトランプ一味は異常ですし、加担する人々は醜悪です。

高市ジャパンは人類の敵=トランプ一味の手下です。
いやいや人類の敵どころか、ペットも野生生物も、そして地球上のあらゆる生物の敵です。

ただ3番目の人工ダイヤモンドは、電子顕微鏡を使用した方なら皆さんご存じでしょうが、宝石用カットを施していない切片作成用の刃は透明で、吸い込まれるように美しいものです。しばらく使うと研がなければなりませんが、それにン十万もかかります。どうやってこの費用を捻出するかで苦労しました。

日本にはかなり地表に近いところにマグマのある場所が数多くあります。その近傍に水や有機溶媒のパイプを通せば無限にエネルギーを得られます。5500億ドルもあるんだったら地熱発電・マグマ発電に投資しろよと声を大にして言いたい。

https://shizen-hatch.net/2020/04/22/magma_power_generation/

 

 

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2026年2月14日 (土)

続・生物学茶話293:神経細胞のアクチンとその周辺 1.マイクロフィラメント

Andrew Huxley と Hugh Huxley がそれぞれ独立に筋収縮の滑り説-すなわちアクチンとミオシンの相互作用によって筋収縮が行われるという仮説を発表したのは1954年のことでした(1)。その後筋肉以外にもアクチンのフィラメント(マイクロフィラメント)が存在することが知られてきました。現在ではほとんどの細胞において形状維持、運動、分裂、細胞内輸送に中心的な役割を果たしていることがわかっています。多くの細胞の中は空洞ではなく、微小管・中間系繊維・マイクロフィラメントが密生する迷路のような構造になっています。マイクロフィラメントはなかでも直径がわずか7nmの細い線維で、電子顕微鏡でようやくその存在が確認できます。

ケネス山田は1970年に神経細胞軸索の先端付近のフィロポディアにマイクロフィラメントが集積していることを報告しました(2、図293-1)。これは彼が26才の時に書いた最初の論文だそうです(3)。この仕事が神経におけるアクチンおよび関連因子の特別な役割を解明する出発点となりました。

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図293-1 ケネス山田の電子顕微鏡写真

細胞が移動または成長するときに出す仮足には、広い領域が盛り上がってくる葉状仮足(ラメリポディウム)と狭い領域が針のように突き出してくる糸状仮足(フィロポディウム)があります。これら両者においてアクチン線維は構成要素として基幹的な役割を果たしていることがわかっています。図293-2に Mejillano らのモデルを示しました(4)。もちろん仮足の構成要素としては他にも多くのタンパク質があることがわかっていますし、基底部には微小管が存在します。図293-2にはファシンなど他の構成要素も一部記してあります。ファシンは糸状仮足の先端部に存在する因子として知られています(5)。

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図293-2 葉状仮足および糸状仮足におけるアクチン線維の模式図(仮説)

現在では糸状仮足のアクチン繊維には2種類あり、先端部のアクチン線維はいわゆるマイクロフィラメントであり、その根元の部分にはアクチンとコフィリンによって構成される別の線維(コフィラクチン)があることがわかっています(6、図293-3)。先端部ではマイクロフィラメント同志はファシンで結合されていて、強力な繊維の束となりますが(rigid state)、コフィラクチンがこの束に混在していると線維同士の結合がルーズになります(flexible state)(6、図293-3)。

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図293-3 糸状仮足におけるアクチン線維の構造 最近の知識

コフィラクチンの根元には微小管が扇子の要のような形で広がっています。逆にマイクロフィラメントよりさらに先端部にはシューティンというタンパク質が分布しています(7、図293-4A)。シューティンは細胞表層の細胞接着分子とマイクロフィラメントを連結する役割を果たしているようです。細胞接着分子をタイヤ、マイクロフィラメントをエンジンとして、シューティンはクラッチ分子とも言われています(8)。

このほか神経細胞には中間径繊維としてニューロフィラメントが細胞全体に存在し、神経細胞体・樹状突起・軸索の形態を支える役割を果たしています(9、図293-5)。ニューロフィラメントを構成しているのは、主としてNF-H (分子量200kD)、 NF-M(分子量160kD)、 NF-L(分子量68kD)という3種類のタンパク質です。個人的にはL・M・Sとしたほうがわかりやすいと思うのですが。軸索が損傷すると外部にニューロフィラメントが漏れ出してくるので医学的検査のためにも重要な要素です(10、図293-4B)。

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図293-4 軸索におけるニューロフィラメント微小管・マイクロフィラメントの配置

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図293-5 神経細胞におけるニューロフィラメントの汎在(from Wikipedia: Neurofilament

ここまで述べてきたような諸因子などの働きによって、軸索や樹状突起・シナプスが発達し再構成されることが記憶の形成と維持にとって重要であると考えられており、もちろん海馬のニューロンについてもそれは言えます。レテリエによるラット海馬神経細胞の美しい写真を図293-5に示します(11)。

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図293-6 ラット海馬ニューロンにおける微小管(水色)とマイクロフィラメント(橙色)
アクチンとチュブリンの免疫染色による

最後に広川による軸索の電子顕微鏡写真(12)を貼っておきます(図239-7)。マイクロフィラメントがみられないので、先端部ではありません。細胞内に中間系繊維(ニューロフィラメント)がびっしりと密生し、その間に微小管が長軸方向に平行に伸びています。ミトコンドリアと微小管を連結するリンカータンパク質がみえますが、これについては今でも詳細がわかっていないと思います。

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図293-7 電子顕微鏡で観察したカエル神経の軸索

細胞骨格についてより基本的な知識を得たい方は以前の書き込みなどをご覧ください(13)。

 

参照

1)ウィキペディア:滑り説
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%91%E3%82%8A%E8%AA%AC

2)Kenneth M. Yamada, Brian S. Spooner, and Norman K. Wessells, Axon Growth: Roles of Microfilaments and Microtubules., Proceedings of the JVational Academy of Sciences Vol.66, No.4, pp.1206-1212 (1970) DOI: 10.1073/pnas.66.4.1206
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/5273449/

3)ウィキペディア:ケネス山田
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%80

4)Marisan R. Mejillano, Shin-ichiro Kojima, Derek Anthony Applewhite, Frank B. Gertler, Tatyana M. Svitkina and Gary G. Borisy., Lamellipodial Versus Filopodial Mode of the Actin Nanomachinery: Pivotal Role of the Filament Barbed End., Cell, Vol. 118, 363–373, (2004)
DOI: 10.1016/j.cell.2004.07.019
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15294161/

5)Wikipedia: fascin
https://en.wikipedia.org/wiki/Fascin

6)Ryan K. Hylton, Jessica E. Heebner, Michael A. Grillo & Matthew T. Swulius, Cofilactin filaments regulate filopodial structure and dynamics in neuronal growth cones., Nat Commun vol.13, no.2439 (2022).
https://doi.org/10.1038/s41467-022-30116-x
https://www.nature.com/articles/s41467-022-30116-x

7)稲垣 直之 Shootin1による細胞‒基質間の力の発生を介した神経細胞の 細胞移動,極性形成,軸索ガイダンスおよびアクチン波
生化学 第91巻第2号,pp. 159‒168(2019)
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2019.910159/index.html

8)奈良先端科学技術大学院大学HP:神経を伸ばす分子の仕組みを解明- クラッチタンパク質の発見 -
https://bsw3.naist.jp/research/index.php?id=97

9)Wikipedia: Neurofilament
https://en.wikipedia.org/wiki/Neurofilament

10)Skarlis, C.; Siozios, D.; Rentzos, M.; Papageorgiou, S.G.; Anagnostouli, M.
Neurofilament Biomarkers in Neurology: From Neuroinflammation to Neurodegeneration, Bridging Established and Novel Analytical Advances with Clinical Practice.
Int. J. Mol. Sci.,vol.26, no.9739. (2025)
https://doi.org/10.3390/ijms26199739
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41097004/

11)Christophe Leterrier, A Pictorial History of the Neuronal Cytoskeleton., J Neurosci. vol.41(1): pp.11-27. (2021) doi: 10.1523/JNEUROSCI.2872-20.2020.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33408133/

12)Hirokawa N., Cross-linker system between neurofilaments, microtu bules and membranous organelles in frog axons revealed by the quick freeze, deep-etching method. J Cell Biol 94:129–142. (1982) doi: 10.1083/jcb.94.1.129.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6181077/

13)https://morph.way-nifty.com/grey/2017/06/post-20be.html
または冒頭の 生物学茶話(Science):こちら1 より第5章

 

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2026年2月12日 (木)

TCPO マーラー交響曲第6番@サントリーホール

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東京シティフィル(TCPO)50周年記念のコンサート。TCPOは運の悪いことにティアラ江東とオペラシティが改装のため春は放浪することになりましたが、マーラーの2番と6番はどうせどちらの会場でも狭くてできないはずでした。しかし奇跡的にサントリーホールの会場を押さえることができて、演奏できることになりました。

今日の6番は合唱団こそ入りませんが、オケメンが何と112人ということで巨大なシンフォニーです。ステージはまさに立錐の余地なく、チェレスタなんてステージからはみ出しそうです。ヴァイオンの後方奏者は椅子の脚とステージの端が数センチというかなり危険な状態での演奏です。

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マーラーの交響曲の一面を個人的に言えば、3番は自然のカタログ、4番はメロディーのカタログ、5番は感情のカタログ、そして6番は楽器演奏のカタログです。一つのメロディ-が次々と様々な楽器で形を変えて演奏されます。すべての楽器が「ドヤ顔」をできるシンフォニーです。マエストロ高関の演奏はロリン・マゼールのように実に明晰で、この複雑巨大な音楽をスマートにわかりやすく聴かせてくれました。

終演後聴衆だけでなく、オケメンがマエストロに惜しみない拍手を捧げていました。ホルンの谷さんとティンパニの目等(もくひと)さんには特に客席からの大きな声援がとんでいました。

第4楽章で振り下ろされるハンマーです。2回振り下ろされるので、下に(破損したときの?)予備も見えます。大活躍するカウベルもあります。

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帰りに転倒してぎっくり腰になってしまいました。こんなひどいのは初めてです。なんとかタクシーで家にたどり着きましたが、1メートル歩くのに1分くらいかかります。さてどうなることやら。椅子までたどりつけば、キーボードを操作することはなんとかできます。

痛💥

 

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2026年2月 9日 (月)

ファシズムと戦う

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菅野完と石垣のりこ@有楽町

https://www.youtube.com/watch?v=_lC-O1qzXcs

 

西村博之の言っていることは、この動画でしゃべっている
内容については正しいと思う

https://www.youtube.com/watch?v=kyHxsRcGnUE

 

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2026年2月 8日 (日)

廃墟のような場所

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ここには美しい椅子が数脚置かれていましたが
すべて撤去されました そして
廃墟のようなデッドスペースとなりました

野田佳彦についていった君たちの自己責任です
西村博之は日本を見捨てると言っていますが
君たちが見捨てるべきなのは野田佳彦です

日本はまだ見捨てないでおくれ
博之はフランスに逃げられますが
ここから出て行けない人々もいるのです

三ツ橋 敬子 指揮
京都市交響楽団
ドヴォルザーク 新世界より
こちら


誰が政権を取っても日本が再生するためにやるべきことは決まっています

1.外国人労働者を大量に導入すること

2.科学技術予算を増額すること

3.国立大学を無償にすること

効き目は 1.迅速に 2.やや間をおいて 3.時間はかかるが確実に 現れるでしょう

 

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総選挙の朝 雪景色

総選挙の朝
目覚めると雪が降っていました
窓の外にはいつのもヒヨドリが寒々しく枝にとまっています

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雪の道を歩いて投票所の学校に行くと
彫像にも雪が積もっていました

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あのクソ女が私たちのボスかと思うと
気分は悪いですが
私たちはそんなディストピアに生きていて
逃げ場所もありません

魔笛 夜の女王のアリア

こちら

 

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2026年2月 7日 (土)

不可解

Komatta

物価値上がりで、エンゲル係数がどんどん上昇し

みんな困っているわけです

このような状況で与党が圧勝するなんておかしいでしょう

だってそうなったのは与党のせいですからね

何か 👤カラクリ👤 があるに違いありません

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/93149?page=4

https://news.livedoor.com/topics/detail/30533114/

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/37092

https://www.youtube.com/watch?v=Sh_tFfiDzIw

今回中道が壊滅するとすれば 野田佳彦という男は消費税解散
に続いて2回も党首として党を壊滅させたことになります

もう政治家は辞めた方が良いと思いますよ

 

 

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2026年2月 5日 (木)

物価が上がりっぱなし

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左:ミーナ  右:サラ

消費税下げるとか社会保険料下げるとは言う

しかし物価を下げるとは言わない

経済をうまく運営するスキルがないってことでしょう
それでよく国を統治するなんて言えるもんだ

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宮城4区でデマが飛び交い

民主主義が歪められているようです


東京のユーチューバーたちが大挙して

金儲けのために宮城で暴れているとのこと


第2の兵庫県知事選にならないように

デマにだまされるな!


そしてトランプは内政干渉

無茶苦茶です

=====================

 

雪が降るらしい

アダモ

藤圭子

ちあきなおみ

ノルウェン・ルロワ

 

 

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2026年2月 3日 (火)

続・生物学茶話292:記憶の固定をめぐって 4.BDNFとTrk

BDNF(brain-derived neurotrophic factor)はバルデらによって1982年に発見・精製された神経成長因子です(1、2、図292-1)。神経成長因子としては1956年にすでにNGF(nerve growth factor)がモンタルチーニとコーエンによって発見されており、彼らはノーベル賞を受賞しました(3)。しかし2番目となるBDNFの遺伝子配列が解明されたことがきっかけとり、1990年代になってさらにニューロトロフィン3およびニューロトロフィン4が発見されました(4)。

NGFをニューロトロフィン1、BDNFをニューロトロフィン2と呼ぶという命名法はまだ普及していないようですが、これらの因子の遺伝子は類似していて進化的に類縁関係があり、ひとつの分子群としてニューロトロフィンファミリーを形成しています(5)。これらのニューロトロフィンは低親和性神経栄養因子受容体(p75)と高親和性ニューロトロフィン受容体(Trk=トラック)という2種類の受容体に結合して細胞内にシグナルを伝達します(図292-1)。

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図292-1 バルデらが発見したBDNF(brain-derived neurotrophic factor)

p75はすべてのニューロトロフィンと結合しますが、高親和性受容体にはTrkA, TrkB, TrkC の3種類があり、TrkAにはNGFが、TrkBにはBDNFとNT4が、TrkCにはNT3がそれぞれ高親和性に結合します(6、図292-2)。またTrkA, BはNT3とも低親和性に結合します。Trkはチロシンキナーゼ活性を持ちますが、それゆえにTrkと命名されたのではなく、もともとは tropomyosin receptor kinase という名前で、トロポミオシンの受容体としてクローニングされていたという経緯があります(6)。

Trk はABCともに受容体型チロシンキナーゼであり、細胞内の部位にキナーゼドメインを持っています。細胞外には2つのシステインリッチクラスターとそれに挟まれた3つのロイシンリッチリピート、さらに2つのイムノグロブリン様ドメインがあります。細胞膜寄りのイムノグロブリン様ドメインにリガンドである各ニューロトロフィンが結合しますが、リガンドが結合することによって受容体が2量体となり、細胞内のチロシン残基を相互にリン酸化します(図292-2)。リン酸化されたチロシン残基がシグナル伝達の起点となります。つまりこの部分に接触した分子がコンフォメーションチェンジを起こしてシグナルカスケードが起動されます。

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図292-2 ニューロトロフィンとその受容体Trk

NGFのイメージが強いので、一般的にニューロトロフィンは神経細胞のサバイバルに関与していると思われがちですが、実はBDNFは生存因子としての機能は強くなく、むしろ成長因子、特に樹状突起を発達させるために重要であることが明らかになってきました(2)。実際脳が形成される過程の胎児期にはBDNFの濃度は極めて低く、出生後急増します(7、図292-3)。一方ニューロトロフィン3やニューロトロフィン4は生存因子としての機能を持つようです。

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図292-3 ラット脳におけるニューロトロフィンmRNAの出生前後における変動

BDNFは図292-4の上部に示したような、17アミノ酸のシグナルペプチドおよび111アミノ酸の加工前配列を含む形(プリプロタンパク質)で生まれます。他の分泌型ペプチドと同様にシグナルペプチドによって小胞体に導かれ、シグナルペプチド切断後に小胞体内で分子内SS結合(システインノット)などが形成されて正しい3次元構造を持つタンパク質に成熟します。このときプロ配列(図292-4の赤い部分)はフォールディングを正しく行うための分子シャペロンの役割を果たします。

このあとプロ配列が切断され、通常ならBDNF(緑の部分)が細胞外に分泌されるわけですが、BDNFの場合プロBDNFも分泌されているのではないかという疑問が最近までありました。現在では図292-4に示されているように、興奮性ニューロンは通常のBDNFと切断されたプロペプチドの両者を分泌し、それぞれ別の生理機能をもって活動するということに落ち着いたようです(2、8)。ただプロペプチドには66番目のバリンがメチオニンに置き換えられた分子が存在し、それはまた別の機能を持っているようで、まだまだ詳しい分析が必要だと思われます(2、8)。

BDNFに限らず、プロペプチドが細胞外に出てきて何らかの機能を果たしている可能性は置き忘れられた研究領域なのかもしれません。

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図292-4 BDNF:Brain-derived neurotrophic factor

BDNF-TrkB のリガンド-レセプターシステムはシナプス前部(軸索)およびシナプス後部(樹状突起)の両者に存在しますが(4)、Lin らはマウス海馬におけるコンディショナルノックアウトシステムによって、プレシナプティックなBDNF-ポストシナプティックなTrkBシステムを壊すと長期増強の形成が、ポストシナプティックなBDNF-プレシナプティックなTrkBシステムを壊すと長期増強の維持が損なわれることを示しました(9)。このことはBDNF-TrkBシステムが神経可塑性・記憶の形成と維持に深く関わっていることを示しています。もちろん海馬や周辺組織には強い局在が見られます(2、図292-5)。

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図292-5 マウス脳海馬周辺におけるBDNFの局在(緑色蛍光タンパク質=GFPによる可視化)

もちろん神経可塑性や神経細胞の成長は海馬だけに限られてはいませんし、その他の機能にも関連してニューロトロフィンは様々な組織に存在します。また齧歯類と猿類でも局在は異なります。ヘルナンデス-デルカノらが調査した結果を図292-6に示します。

BDNFについて言えば齧歯類では視床にはほとんどみられないのに、猿類でははっきりみられるという違いがあります。NGFについても齧歯類では線条体ではほとんどみられないのに、猿類でははっきりみられます。脳は他の臓器と違って脊椎動物あるいは哺乳類のなかでも、進化のスケールで言えば、極めて短期間で大きな変化を遂げているので、大きな相違があっても不思議ではありませんが、なぜそのような相違があるのかはさらなる研究が必要です。

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図292-6 成体齧歯類およびマカク猿脳におけるニューロトロフィンタンパク質の濃淡分布

 

参照文献

1)Y A Barde, D Edgar, H Thoenen, Purification of a new neurotrophic factor from mammalian brain., The EMBO journal vol.1 (5), pp.549-553 (1982)
doi: 10.1002/j.1460-2075.1982.tb01207.x.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7188352/

2)Yves-Alain Barde The physiopathology of brain-derived neurotrophic factor Physiol Rev., vol.105(4), pp.2073-2140 (2025)
doi: 10.1152/physrev.00038.2024.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40490314/.

3)ウィキペディア:神経成長因子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E6%88%90%E9%95%B7%E5%9B%A0%E5%AD%90

4)脳科学辞典:神経栄養因子
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%9B%A0%E5%AD%90

5)Finn Hallbook, Carlos F. Ibanez, Hakan Persson., Evolutionary studies of the nerve growth factor family reveal a novel member abundantly expressed in xenopus ovary., Neuron vol.6, issue 5, pp.845-858 (1991)
https://doi.org/10.1016/0896-6273(91)90180-8
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/0896627391901808

6)脳科学辞典:高親和性ニューロトロフィン受容体
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E9%AB%98%E8%A6%AA%E5%92%8C%E6%80%A7%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

7)Carlos Hernandez-del Cano, Natalia Varela-Andres, Alejandro Cebrian-Leon and Ruben Deogracias, Neurotrophins and Their Receptors: BDNF's Role in GABAergic Neurodevelopment and Disease., Disease. Int. J. Mol. Sci., vol.25, no.8312. (2024)
https://doi.org/10.3390/ijms25158312
https://www.mdpi.com/1422-0067/25/15/8312

8)Mizui T, Ohira K, Kojima M. BDNF pro-peptide: a novel synaptic modulator generated as an N-terminal fragment from the BDNF precursor by proteolytic processing. Neural Regen Res. vol.12(7): pp.1024-1027 (2017)
https://doi.org/10.4103/1673-5374.211173
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28852376/

9)Lin PY, Kavalali ET, Monteggia LM. Genetic Dissection of Presynaptic and Postsynaptic BDNF-TrkB Signaling in Synaptic Efficacy of CA3-CA1 Synapses. Cell Rep. vol.24(6): pp.1550-1561 (2018) doi: 10.1016/j.celrep.2018.07.020.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30089265/

 

 

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2026年2月 1日 (日)

高市終了

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軽薄な性格でうそをつくのが習慣という人を総理にしてしまう
まったく嘆かわしいことです 70%の支持💧

しかも週刊誌の手を借りないと引きずり下ろせないというのも
なさけない

週刊文春「政治資金規正法違反が続々 高市裏帳簿を入手!」

政治資金規正法違反などという前に、統一教会という邪悪な
組織にのっかろうという姿勢がダメです。そして裏帳簿を
管理しているような近しい人物に裏切られるというキャラもダメ。

豊田真由子のように「このハゲー!」と言って
張り飛ばしたのでしょうか?

NHKの党首討論会をパスしたそうです(前代未聞)
こちら

体調不良で休むと言っておきながら、午後には街頭演説やってるとか
ズル休みかよ

アンチ高市の YouTube 動画にアクセスするとブラウザーがフリーズします
再現性高いです やってくれるね

参照
https://www.youtube.com/watch?v=UWJb5N5uxUA

Photo_20260203173401

菅野完によるレジメ

2日前からズル休みを計画していた
https://www.youtube.com/watch?v=rgJarAxSoUg

 

 

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2026年1月30日 (金)

今年のヒヨドリ

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ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)は毎年冬になるとベランダにやってきて、パンくずなどを食べます。やってくるのは2~3ヶ月だけで、暖かくなると来なくなります。でも団地にいないわけじゃないので、食料欠乏時の避難所なのだと思います。避難所がみつからないと、多分南房総あたりに行くのでしょう。ムクドリみたいに大きな群れはみたことがありません。多くて数羽です。

今年うちにやってきているのはおそらく3羽だと思います。うち2羽は多分夫婦です。ヒヨドリは雌雄同形なので判別は困難ですが、夫婦できたときはなんとなく雰囲気で♂♀がわかります。テリトリーを気にしている方が多分オスでしょう。ずっと見ているわけじゃないので、写真を撮るのは難しいです。

ヒヨドリの飛び方はとても変です。数回はばたくと休んでストンと落ちて、慌ててまたはばたくという感じです。こんな一見奇妙な飛び方も、ひょっとすると猛禽類のターゲットになりにくいようにしているのかもしれません。セキレイも少し似た飛び方をしますね。

性格的にはわりとがさつでうるさい鳥です。ギャーギャーと悪声で鳴きます。テリトリー宣言だけでなく、何か飛び立つとか行動するときに気合をつけるために鳴くような感じの時もあります。ただオナガほど気にはなりません。ムクドリは群れで鳴くとほとんど公害ですが、ヒヨドリはそんなことはしません。お茶目な性格でもあり、ガラス戸をコンコンと嘴でたたいたりします。何かの合図かもしれませんが解読できません。物干しざおの上にとまってテリトリー宣言したりします(笑)。

 

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2026年1月27日 (火)

たまには空を飛んでみよう

20102011-317

トンビはどこにでもいるようで、最近はあまりみかけなくなりました

悠々と空を旋回する姿は美しいです

じっと見ていると 目と目が合いました

小野リサ この空を飛べたら (オリジナル:中島みゆき)
こちら1

五輪真弓 空
こちら2

西島三重子 Imagination canvas
こちら3

Uru 空も飛べるはず (オリジナル:スピッツ)
こちら4

和佳奈 たしかなこと (オリジナル:小田和正)
こちら5

Carpenters  Close to you
こちら6

絢香 空と君のあいだに (オリジナル:中島みゆき)
こちら7

 

 

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2026年1月25日 (日)

冬たけなわ そして総選挙

私の苦手な冬マックスです。
オリオンやシリウスが南の空を支配し、
西には盃状の巨大な三日月が浮かんでいます。
体調はもちろん悪いです。
寒いのは気候だけではありません。
Biology なんて業界そのものが絶滅危惧で、
もともと日陰に咲く小さな花だったのが、
もうそんな秘められた場所もなくなりました。
YouTube は日本すごいという空元気でにぎやかですが
日本の現実はこれ↓です。

Photo_20260125230301

そして選挙です。
強い日本を創るために防衛税などを準備する政党も
ありますが、いくら戦闘機やミサイルを増やしたところで
戦争に勝てるわけがありません。
なぜなら日本には各所に大量の使用済み核燃料がプールで
保管されていて、これがドローンや無人機、もちろん
ミサイルで破壊されて水がなくなったら、それこそたちまち
パニックで戦争どころではありません。
いくら勇ましいことを言っても、日本は戦争なんて
できるわけがありません。為政者はそんなこと百も承知で
国民を愚弄して勇ましく旗を振り、票を獲得しようとします。

20260125-222524

中道が原発ゼロをひっこめたのも驚きです。
日本共産党が嫌いな左翼の人々にとってはあまりに厳しい選挙です。
特に現場の中心にいた枝野氏は何を思っているのでしょうか?
これ↓を忘れたのでしょうか?

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⛄⛄⛄⛄⛄

冬っぽいけど元気が出る音楽
A. Vivaldi: Concerto in E minor, RV 278
Midori Seiler, Bremer Barockorchester
こちら

 

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2026年1月23日 (金)

ヒラリー・ハーンのブルッフ

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私がヒラリー・ハーンを知ったのはバーバーのコンチェルトのCDを聴いたときからでした(現在 写真のボックス・セットに収録されています)。この曲をヒラリー・ハーンのCDで知って、その自然にスッとはいってくるような音楽に惹かれてファンになりました。そして彼女はあっという間に世界で指折りの演奏者となり現在に至ります。

オロスコ-エストラーダも大物ソリストを迎えた演奏会ということで、いつになくテンション高いです。ていうか彼も多分ヒラリー・ハーンのファンでしょう。オーケストラ(フランクフルト放送交響楽団)も異様に張り切って演奏しています。

ハーンもそれは感じていて、素晴らしい化学反応で盛り上がっています。ブルッフのコンチェルトは超名曲の割には、これという名演奏が少ないと思いますが、この演奏は間違いなく素晴らしいと思います。不思議なことに、彼女はまだこの曲を多分CDに録音していません。

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番(収録 2016/12/22)
ソリストVn:ヒラリー・ハーン
指揮:アンドレス・オロスコ-エストラーダ
オーケストラ:フランクフルト放送交響楽団
場所:アルテ・オーパー・フランクフルト

https://www.youtube.com/watch?v=KDJ6Wbzgy3E&list=RDKDJ6Wbzgy3E&start_radio=1

 

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2026年1月20日 (火)

続・生物学茶話291:記憶の固定をめぐって 3.14-3-3 タンパク質

先に述べたように(1、2)、山内らはCaイオン、カルモデュリン、ATPの存在下で芳香族アミノ酸を水酸化する酵素CAMKIIを発見し、これこそが神経伝達物質合成のトリガーであるとして、意気揚々と1980年に論文を発表しましたが、その後精製倍率の高いトリプトファン水酸化酵素を使用すると、CAMKIIの活性を測定できなくなることが判明しました。これはおそらく精製することによって、酵素サンプルに不純物として含まれていた活性化因子が失われたことによると思われ、彼らは実際酵素をさらに精製すると失われる、そして芳香族アミノ酸がリン酸化されたのちに作用する因子が存在することを突き止めました。山内らはこれを説明するために図291-1のようなスキームを考えていました。

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図291-1 カムキナーゼIIと活性化因子Aによる芳香族アミノ酸の活性化機構

しかし山内らはその後活性化因子Aについての研究を後回しにしていました。すると磯部らが自分たちが研究している14-3-3タンパク質が活性化因子Aと同じものではないかという連絡がきました。実際反応のプロセスやアミノ酸組成を調べると極めて類似していたので、急いで速報誌に共著で発表しました(3)。その後磯部らはこの因子のアミノ酸配列などを調査し、14-3-3タンパク質にはαからηの7種類があり、全てトリプトファン水酸化の活性化に有効であることを確かめました(4)。さらに多くの研究者がアミノ酸配列などを詳しく調べて、14-3-3タンパク質が植物も含めてユニバーサルな分子であり、情報伝達やタンパク質リン酸化の調節に広汎に作用していることがわかりました(5、6)。

14-3-3タンパク質はホモまたはヘテロダイマーとして機能し、リン酸化したタンパク質をゆりかごのようにかかえることができます。どのようなリン酸化の様式に反応するかは、図291-2に示したような3つのモードがあります。リン酸化したタンパク質を抱え込むことによって、活性化したり、安定化したり、担体となって移動させたりなど様々な機能を果たします(7、8、図291-2)。

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図291-2 14-3-3 タンパク質の形態と機能

脳科学辞典によると9つのアイソフォームがあると書いてありますが(8)、実はαはβのリン酸化型であり、δはζのリン酸化型なので7つのアイソフォーム(β、γ、ε、η、τ、ζ、σ)とした方がよいと思われます(9、図291-3)。Θとτは同じ物質に2つの言葉を使っているわけで、紛らわしい状況が続いています。いずれにしても ホモダイマー、ヘテロダイマー、リン酸化の状態、それぞれで機能が異なっているとすると研究は大変です。

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図291-3 14-3-3 タンパク質のアイソフォーム

14-3-3 というタンパク質は、上記7種類のアイソフォームがおそらくすべての脊椎動物に存在します。これはめずらしいことだと思います。図291-4にN末近傍のアミノ酸配列を示します。植物も含めて保存性は高いと思われます。これはN末近傍だけではなく全体についても同様に保存性は高いといえます(10)。ほぼすべての場合についてN末はメチオニンで削除されていません。

Jerlらは非常に多くの生物についてこのたんぱく質の系統を調査しました(10)。図291-5にその一部のみを示しますが、驚くべきことに哺乳類の隣に海綿があったり、カエルの隣にハエがあったりして、14-3-3タンパク質が広い範囲にわたって進化的保存性の高いタンパク質であることが示されています。単細胞生物、扁形動物、植物にも存在します。特に植物では巨大なグループを形成していて、まだまだ未知の領域です。細菌や古細菌ではみつかっていないようですが、これは多分まだみつかっていないという可能性が高いと思います。特にどんな古細菌でみつかるかというのが真核細胞への進化の道程を知るうえで重要になります。ただこの研究以来、植物以外で広汎な調査が行われた形跡がないのは残念。

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図291-4 様々な生物における 14-3-3 タンパク質のN末近傍のアミノ酸配列 赤:完全一致 青:保存性が高い部分 (一部のみ 文献10より)

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図291-5 14-3-3タンパク質の系統図(一部のみ 文献10より)

最近では主に脳神経疾患との関係で14-3-3タンパク質が研究されているようです。たとえばこのタンパク質の産生が低下すると、タウタンパク質のリソソームでの代謝が支障をきたしてアルツハイマー型認知症の引き金になるとか、筋萎縮性側索硬化症(ALS)においてはいくつかのタンパク質のミスフォールディングに関与しているとか、また14-3-3タンパク質はα-シヌクレインと結合するのでパーキンソン病にも関与しているという報告もあります(11、図291-6)。これらの場合にも、それぞれのアイソフォームが特異的に関与していることが示唆されています(11)。

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図291-6 脳神経系疾患との関連

それにしても moonlight protein(11) とはね  (副業という意味?)

個人的にはシンプルにクレセント・プロテインの方が良いと思いますが 🌙🌙🌙

参照文献

1)続・生物学茶話290:記憶の固定をめぐって 2.芳香族アミノ酸水酸化酵素
https://morph.way-nifty.com/grey/2026/01/post-4bebb5.html

2)記憶と学習をささえる分子 カムキナーゼⅡの発見
https://morph.way-nifty.com/grey/2026/01/post-3903ae.html

3)Tohru Ichimura, Toshiaki Isobe, Tsueno Okuyama, Takashi Yamauchi, Hitoshi Fujisawa Brain 14-3-3 protein is an activator protein that activates tryptophan 5-monooxygenase and tyrosine 3-monooxygenase in the presence of Ca2+,calmodulin-dependent protein kinase II.,
FEBS lett., vol.219, pp.79-82 (1987)
https://doi.org/10.1016/0014-5793(87)81194-8
https://febs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1016/0014-5793(87)81194-8

4)Toshiaki Isobe, Tohru Ichimura, Toshiyuki Sunaya, Tsuneo Okuyama, Nobuhiro Takahashi, Ryozo Kuwano, Yasuo Takahashi Distinct forms of the protein kinase-dependent activator of tyrosine and tryptophan hydroxylases vol.217, pp.125-132 (1991)
https://doi.org/10.1016/0022-2836(91)90616-E
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/002228369190616E

5)Alastair Aitken. D. B. Collinge, B. P. H. van Heusden. T. Isobe.
P. H. Roseboom G, Rosenfeld and J. Soil, 14-3-3 proteins: a highly conserved widespread family of eukaryotic proteins., Trends Biochem Sci vol.17, pp.498-501 (1992)
doi: 10.1016/0968-0004(92)90339-b
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1471260/

6)Robert J erl, Michael S Manak and Matthew Reyes, The 14-3-3s., Genome Biology, 3(7):reviews 3010.1-3010.7 (2002)
http://genomebiology.com/2002/3/7/reviews/3010.1
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12184815/

7)Rittinger K, Budman J, Xu J, Volinia S, Cantley LC, Smerdon SJ, Gamblin SJ, Yaffe MB. Structural analysis of 14-3-3 phosphopeptide complexes identifies a dual role for the nuclear export signal of 14-3-3 in ligand binding. Mol Cell., vol.4(2): pp.153-166. (1999) doi: 10.1016/s1097-2765(00)80363-9
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1097276500803639

8)脳科学辞典:14-3-3タンパク質
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/14-3-3%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

9)Abdi G, Jain M, Patil N, Upadhyay B, Vyas N, Dwivedi M, Kaushal RS., 14-3-3 proteins a moonlight protein complex with therapeutic potential in neurological disorder: in-depth review with Alzheimer's disease. Front Mol Biosci., vol.11:1286536.(2024)
doi: 10.3389/fmolb.2024.1286536.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38375509/

10)Robert Jerl, Michael S Manak and Matthew Reyes, The 14-3-3s., Genome Biology, vol.3(7) review 3010.1 (2002)
http://genomebiology.com/2002/3/7/reviews/3010

11)Abdi G, Jain M, Patil N, Upadhyay B, Vyas N, Dwivedi M and Kaushal RS., 14-3-3 proteins—a moonlight protein complex with therapeutic potential in neurological disorder:in-depth review with Alzheimer’s disease., Front. Mol. Biosci. vol.11:1286536.
doi: 10.3389/fmolb.2024.1286536
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38375509/

 

 

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