カテゴリー「私的コラム(private)」の記事

2023年2月 1日 (水)

mRNAワクチン なぜレトロポジションの生物学は無視されるのか?

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mRNA Vaccines: Why Is the Biology of Retroposition Ignored?
Tomislav Domazet-Loso

Genes vol.13, no.5, p.719. (2022)

https://doi.org/10.3390/genes13050719

以下の要約は管理人の意訳ですので、正確な情報を得たい方は上記の原著を参照されることをおすすめします。

要約:従来型ワクチンに比べて、mRNAワクチンのおもな利点は、パンデミックの状況下で急速かつ大規模に展開できるという潜在能力です。今日の新型コロナ蔓延の危機に際して2種のmRNAワクチンが条件付きで認可され広く使われましたが、他のワクチンはまだ治験の段階にあります。しかしmRNAワクチンの一般住民への大規模な使用は、過去には行われた経験がありません。このことはすべての私たちのmRNAに関する分子生物学や進化についての知識を動員して、mRNAワクチンの安全性についての注意深い評価を行うべきであることを意味します。

ここで私はmRNAを基盤としたワクチンが遺伝子を変化させることがあり得るかどうかについて議論します。これは驚くべきことだと思いますが、mRNAワクチンに関する多くの文献で、そのようなことはあり得ないと述べられているのですが、この疑問にきちんと取り組んだ科学論文によってそのような意見が支持されているわけではありません。それどころか、マウスやヒトにおいて分子的あるいは進化的に、臨床状況においても、mRNA分子はしばしばゲノムに組み込まれていると述べられていることは私たちをさらに混乱させます。

基本的な比較を行うことによって、私はmRNAワクチンの塩基配列はL1エレメントを用いた逆転写の条件を満たしていることを示します。L1エレメントというのはヒトのゲノムにおいて自動的に活性化する非常にありふれたトランスポゾンです。実際mRNAワクチンが持つ多くの特性はL1を介したトランスポジションの可能性を増加させます。

私はmRNAワクチンを用いた治療がゲノムに影響を与えないという思い込みには根拠がないと結論します。ワクチンのmRNAは体内にあるL1レトロエレメントを介して容易にゲノムに組み込まれるというルートが存在します。このことは私たちがワクチンmRNAのゲノムへの組み込みの可能性について厳密な試験を緊急に行わなければならないことを意味します、現時点ではmRNAを用いたワクチンが挿入変異を起こすことについての安全性の問題は解決していないと思われます。

管理人付記:私たちのゲノム(DNA)の半分くらいは遺伝子ではないトランスポゾンによって構成されています。なかでもL1トランスポゾンは逆転写酵素をつくりだす能力があるので、この酵素によってmRNAに転写された自分の配列をDNAに逆転写し、再びゲノムに組み込むことが可能です。この論文の著者はこの経路を使ってワクチンのmRNAがゲノムに組み込まれる可能性について述べています。

トランスポゾンについて基本的なことを知りたい方は拙文をご覧ください

トランスポゾン1
http://morph.way-nifty.com/grey/2017/09/post-c22b.html

トランスポゾン2
http://morph.way-nifty.com/grey/2017/09/post-e6f5.html

 

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2023年1月29日 (日)

地球は寒冷化に向かうのか?

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2015年に管理人は、ヴァレンティナ・ザルコヴァ教授の研究室が報告した論文が「地球は寒冷化の方向にある」ということを示唆しているという記事を書きました。
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/07/post-24ab.html

昨今の寒さから考えると、彼女らの意見が正しいのではないかと思えてきます。
当時の記事を一部再掲します。

「Maunder minimum (マウンダ-極小期) という言葉を最近知りました。これは1645年から1715年にかけて起こった、太陽の黒点がほとんどみられなかった期間だそうです。この時期にはテムズ川の凍結が起こるなど、地球はミニ氷河期だったそうですが、最近ニューカッスルの Northumbria 大学教授 Valentina Zharkova が英国天文学会で報告したところによると、あと15年前後で地球は再びそのミニ氷河期に突入するとのことです。

報告の内容は私には理解できませんが、権威のある専門誌に論文も発表されているので、信頼できる報告だと思います。私たちも準備する必要があります。私が政府高官なら、嘉手納基地を返還してもらって、首都を沖縄に移転する準備をしますが、どうでしょう。これはまじめな話です。東京は雪が降るとジ・エンドです。いやいやその前に多摩川が凍結したら、どこから水道水を供給するのでしょうか?

ザルコヴァ教授は “The Sun buys us time to stop these carbon emissions” (太陽は二酸化炭素放出を削減するための時間を私たちに買ってくれたのです)と発言しています。そうですね、寒いからと言ってバンバン石油や石炭を燃やしていると、氷河期が終わったときに想像を絶する危機がせまってきます。この太陽がくれた絶好のチャンスに、私たちは地球温暖化を防ぐための施策を完了しなくてはなりません。」

サイモン・シェファードらの論文(フリーで読めます)
PREDICTION OF SOLAR ACTIVITY FROM SOLAR BACKGROUND MAGNETIC FIELD VARIATIONS IN CYCLES 21-23
Simon J. Shepherd, Sergei I. Zharkov, and Valentina V. Zharkova
Published 2014 October 13
The Astrophysical Journal, Volume 795, Number 1
DOI 10.1088/0004-637X/795/1/46
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/0004-637X/795/1/46

鎌田浩毅(京都大学) トンガの海底火山噴火から想定される気候寒冷化
現在、世界中で問題となっている地球温暖化は、1回の大噴火による急激な寒冷化で状況が一気に変わるかもしれない。
https://ieei.or.jp/2022/03/expl220301/

丸山茂徳(東京工業大学) CO2温暖化説はねつ造
IPCCは、自分たちが導き出した、過去の気温は一定であるという話に一致するように、各種の変数を調整した。例えば、過去1300年間のCO2、CH3、N2、H2Oなどの温暖化ガス、あるいは雲量など寒冷化の要素を気温が一定になるように操作した。その上で、過去約130年間の要素のうち変化しているのはCO2濃度だけだから、気温が0.8℃上昇したのはCO2濃度が原因であると説明した。見かけは、たくさんの要素を入れた複雑な気候モデルに見えるが、中身はでたらめだ。これがGCM(全球気候モデル)の実体だ。 
https://www.fn-group.jp/2855/




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2023年1月22日 (日)

お詫び

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このブログのサイドバーのトップが上のようになっていない方がおられるかもしれません。アクセスカウンターが消えている場合があります。これは多分ウィンドウズ10で Firefox を使っているときだけだと思いますが、その他の場合にも発生しているのかもしれません。まあこんなところを見ている人はほとんどおられないと思いますが、その不具合はこちらの問題です。

@ニフティと何度かやりとりしたのですが、結局現時点ではこれを修正するスキルがないという情けないアンサーなので致し方ありません。Firefox でもウィンドウズ11では正しく表示されています。またエッジでは10でも11でも正しく表示されています。これだけの問題ならまあ仕方ないのですが、崩壊の序曲でないことを祈りたいです。ご心配をおかけして申し訳ありません。

後記:1月29日にFirefoxのウィンドウが現れ、最新版のFirefoxにリフレッシュすることによって問題が解決しました。

 

 

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2023年1月16日 (月)

冬だけの家族2023

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カーテン越しで不鮮明ですが、今年もジョージⅢ世(ひよどり)が12月からうちの家族となっています。ちょうどパンくずを食べているところ。危険を感じさせてはいけないので、カーテンは引いたままで撮影しました。Ⅲ世というのは寿命から推測しただけで、個体識別はしておりません。ひょっとすると文化の伝承なのかもしれません。最近の生物学ではあり得ない話じゃないそうなので。お正月くらいまでは2羽で来ていたので、どこかで抱卵しているのかも。

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おまけ写真。これはたまたま撮影できたのですが、団地から見えた月とヴィーナスベルトです。

 

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2023年1月13日 (金)

私のインスタントランチ:ドライカレー

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ドライカレーにミニトマトとイタリアンパセリ。ドライカレーは冷凍物をフライパンで加熱するだけなので5分でできます。

昨今地上波テレビのつまらなさにはあきれ果てますが、たまにすごい番組にあたることがあります。クレイジージャーニーというTBSの番組はときどきすごい。最近は南アフリカでのサバンナ徒歩ツァーをやっていました。現地ツァーコンである日本人女性太田ゆかさんの案内で、猛獣が徘徊するサバンナを乗り物なしで歩いて、野営するというものです。

水辺に近づくとカバが猛スピードで追いかけてくるとか、野営していると深夜に象の一家がやってくるとか、すごい話です。ライオンはちょっかいださない限り割と安全だというのにはびっくりしました。ハイエナや豹が来たらどうするんだろうと思います。でも一番怖いのは人間の密猟者だそうで、一つ間違うとライフルやマシンガンで撃たれるそうです。密猟を防ぐためにサイの角を切断しているという話にも愕然です。そういえば南米で猿に育てられた女性の本を読んだときに、猿たちが一番恐れていたのはジャガーではなく人間だと書いてあったことを思い出しました。

2番目に怖いのは年老いて群れから追い出された水牛だというのもなんとも言えないもの悲しさがあります。彼らは眼も耳も衰えてしまって、判断できない恐怖のために、近づく生物に襲いかかってくるそうです。

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2023年1月11日 (水)

この死者の増加をどう説明するのか?

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?の部分が増加した死者です。マスコミはまだあまり取り上げていないようですが、超過死亡が発生しているようです。どう説明すれば良いのでしょうか? 単調増加しているので、医療逼迫で救急車が間に合わないからというわけではないようです。

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2023年1月 8日 (日)

サラの考察25:少子化問題

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私「日本は少子化で滅亡しそうなんだよ。何かいいアイデアはないかな」

サラ「母猫は1ヶ月しか子猫の面倒は見ないのよ。寿命の差を考えて人になおせばせいぜい数ヶ月程度。20年も面倒見なきゃいけないなんて人は異常としか思えない」

私「それは種によって成長が違うんでまあ仕方ないんだよ。戦前は子供が数人いるのは普通で、私の大伯父などは16人もいたんだけどね(母親は2人)。別に大学なんか行ってなくても普通に成長してそれぞれ生きていけた時代だったようだ」

サラ「ふむふむ」

私「子供が16人いても誰も保育園なんて通ってないし、乳離れしたら放置が基本で、どうしても必要な世話は年長の兄姉がやるということで、先に生まれた者は大変だったと聞いている」

サラ「要するに放置を基本とすれば少子化は解消するってこと?」

私「放置というとすぐに炎天下の車の中に子供を放置というのを思い出すけれど、これは放置じゃなくて監禁だろう。どこにでもいけるようにしておいたら死なないんだよ。」

サラ「猫はマイクロチップを埋め込まれるけど、あれを人の子供にも埋め込めば場所はわかるわね。自由猫が熱射病で死んだっていうのもないわね。猫の頭脳でも暑けりゃ涼しい場所に移動するからね」

私「そうそう。だから科学が発達した現代では、戦前よりも少ない労力で子育てはできるはず。近藤とも氏によると肉食の習慣はここ50年ほどのことで、戦前は牛や豚を食べるなんてほとんどやっていなかったので(1)、本当は食費だってもっと節約できるはずだよ」

サラ「いろんな子育ての仕方を認めるということね」

私「ごはんだけ食べさせてあげれば、あとは放置してもバッシングを受けないという社会的コンセンサスが必要だと思うね。子育てに税金をどんどんつぎ込むと、税金がどんどんふくらんでマッチポンプになってしまう。戦前は子供が多すぎて困っていたんだから、そこにヒントがあるのは当然だと思うよ。戦後でも私が子供の頃は保育園はなく4歳くらいから幼稚園に通っていた子が多かったけど、スクールバスなんてなくて私も含めて一人で1キロくらい歩いて通うのは当たり前。車は結構走ってたけど、はねられたという話は聞いたことがないね。そういう育てられ方をしてたんだね」

サラ「少子化解消のためには、たくさん産んで放置で育てるってことが出発点ってことね」

私「そうそう。それを社会が認めることが大事」

1)近藤とも 私たちはいつから肉を食べるようになったのか?日本人と肉の歴史を徹底解説!
https://intojapanwaraku.com/culture/48024/

 

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2023年1月 3日 (火)

2023初詣

毎年近くの阿夫利神社に初詣に行くのですが、数年前までは大変でした。特に元日に行くと狭い田舎道が渋滞し、渋滞するとすれ違えないので車の中から人が出てきて口論になったりして、新年早々険悪な雰囲気になるのが常でした。その後徐々に駐車場が整備されたりして混雑は緩和しました。そこでコロナですから昨年などは閑散としていましたが、さて今年はどうなるかと思っていたら、人は相当増えましたが車の整理をする人などもいて、神社もかなりきちんと管理体制をととのえたようで、スムースな初詣になりました。

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神社に行くにはこの長い階段を上がります。

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鳥居の前には花手水が用意してあります。これは今年の新機軸。

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参拝します。元日は階段の下まで行列ができますが、2日は鳥居の前くらいからです。

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参拝が終わったら、破魔矢を購入し、おみくじを引いて豚汁をごちそうになります。たき火は豪快。

 

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2023年1月 1日 (日)

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。

今年も読者の皆様にたくさんいいことが
ありますように。

A HAPPY NEW YEAR ユーミン (miko sings)

https://www.youtube.com/watch?v=b05fL1Z2Uq4

 

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2022年12月23日 (金)

私のインスタントランチ: ラーメン

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インスタントラーメンをどうやって美味しくいただくかというのは大きなテーマです。基本はしょうゆラーメンですが、このマルちゃん-飯田商店のラーメンスープの味は私的には完璧に思えます。カップは捨てて鍋でつくります。

さてスープはそのまま使うとして、ついているチャーシューはちょっとアレだし、かといってチャーシューを買うというのもこれにしか使わないので逡巡します。当たり外れもあります。なるとも麺類にしか使いません。一番経済的なのはフリーズドライのパックを買っておくのがいいのですが、それだけでは物足りない。というわけでハムを1枚入れると、これは当たり外れがなくていいかも。あとのりと乾燥わかめを入れて完成。

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