カテゴリー「動物(animals)」の記事

2019年7月29日 (月)

予期せぬ訪問者

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団地に思わぬ来訪者がやってきました。夜中に郵便物を回収しようとして階段を降りていくと、壁際でカミキリムシがごそごそやっているではありませんか。あわててカメラを持ち出して撮影。2枚目は羽をひろげて逃げるのかと思いきや、再度たたんでしまいました。何が気に入ってこんなところにいるのかわかりません。

体長が5cmくらいあるシロスジカミキリはベランダで見かけたことがありますが、これは体長がその半分くらいのゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)です。この団地では、はじめてみかけました。普通種だそうですが、実に美しくうっとりしてしまいます。

この個体は左の触角が途中で無くなっています。不幸はいろいろです。階段でごそごそしていてもしょうがないので、つかまえて近所の植え込みに放しました。

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2019年7月28日 (日)

異常気象と団地鳥事情

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オナガ(Cyanopica cyanus )の写真はウィキペディアにあったので借用しました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%82%AC

毎年初夏の季節オナガの群れが団地を訪れます。ウィキペディアには留鳥と書いてありますが、オナガの群れが同じ地域に1年中居座っているのをみたことはありません。うちの団地でもせいぜい2~3週間滞在したら、どこかに行ってしまい、次の年までみかけることはありません。

ところが今年は5月下旬から7月上旬まで2ヶ月近く長逗留していました。これで迷惑したのがカラスです。しばらくバトルが続いていましたが、ついにオナガに追い払われてしまいました。私も夫婦とおぼしき2羽のオナガにカラスがつつかれて逃げ惑う姿をみました。体はカラスの方がずっと大きいので情けない話です。ちなみにオナガはカラス科なので、テリトリーが競合するのかもしれません。

気候変動のせいでしょうか、オナガ自身も最近西日本からすっかり姿を消したそうです。ウィキペディアによると神奈川県より東でしかみられないようです。非常に鳴き声(ギェー、グァーなど)がうるさいので、人間にとっても迷惑なのですが、写真のように姿はカラスに比べると優雅な感じです。

7月下旬になってようやくどこかに去り、カラスも戻ってきました。普段通りカラス、キジバト、ムク、ヒヨ、スズメが暮らす平和な団地となりました。ただセミの声は昨年の100分の1くらいです。こんなに静かだと却って気になります。

夏蝉(熊木杏里)
https://www.youtube.com/watch?v=INu-PqINm6U

 

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2019年5月11日 (土)

パナソニックがやるべきこと

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パナソニックの津賀一宏社長が日経新聞のインタビューで「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」と言ったそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190501-00060239-gendaibiz-bus_all

私はパナソニックの売り上げの3割が自動車部品だというのに驚いたのですが、パナソニックが製造すべきものは他にあるんじゃないかと思います。

それはズバリ人工臓器です。実はすでにパナソニックヘルスケアなど傘下の会社があって、血糖測定器、補聴器、バイオ機器などを製造していますが、まだまだの感じです。

そもそも人には人権があるので、環境に不適応な者にも生存権があることになり、ダーウィン的な進化ができません。したがって人は生物の定義から外れてしまっているので、いずれ生物であることをやめてサイボーグ化しても問題はなく、むしろサイボーグ化するか遺伝子をいじらなければ進化はあり得ません。また人以外の生物にとっては人がサイボーグ化して、個体数をコントロールできるようになるのは、極めて望ましいことでもあります。人の個体数が異常に増加することによって、いま地球は、地球がはじまって以来最大級の生物大絶滅時代のまっただ中にあります。

研究者が遺伝子をいじって人の進化を謀るというのは、非常に難しいことだとおもいます。生物は数万の遺伝子のバランスで生きているので、ひとつだけ遺伝子をいじるというのは、一部の遺伝病の治療を除いてはかなり危険なことだと思います。

実はすでに、人はかなりサイボーグ化しています。メガネ・コンタクト・補聴器・入れ歯・インプラント・人工関節・骨固定ボルト・人工食道・血管用コイル・ペースメーカー・人工心肺・人工肛門・マッスルスーツなど枚挙に暇がありません。

危機感200%なら、パナソニックもこのような人工臓器をつくってはどうでしょうかね。血糖値を自動で測定しつつインシュリンを放出するアイテムなどはできるんじゃないでしょうか? ついでに言えば、最も核心的な研究は、脳と人工臓器のインターフェイスの開発であり、パナソニックのような優良企業が取り組むべき課題だと思います。

(写真はウィキペディアより)

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2019年4月11日 (木)

アグーチ (agouti) 遺伝子の機能

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猫の縞模様を発現する遺伝子はいろいろ知られています。いわゆる縞模様を形成するマックレル遺伝子、アメショーのようなクラシックタビーの形成に関与する遺伝子、スポット(斑点)をつくる遺伝子、アビシニアンやソマリのような縞模様を部分化するティックド遺伝子、そして様々な縞模様に関与するアグーチ遺伝子などがあります。

アグーチの語源はアグーチという天竺ネズミの種の名前で、写真のようにフェオメラニン(橙)とユーメラニン(黒)のまだら模様の生物です。この動物の体毛は写真の右下の挿入図のように、1本の毛の一部ではフェオメラニン優勢、一部はユーメラニン優勢となっており、1本の毛がまだら模様になっています。猫を含む他の動物でも、アグーチ遺伝子型がAAまたはAaとなっている個体はこのような毛を持っています。うちのサラとミーナも持っています。

ところがこの写真の動物を見ても、ヒゲ(Vibrissa)はアグーチになっておらず黒一色です。これが不思議です。私はヒゲがアグーチになっている生物をみたことがありません。サラとミーナもヒゲは白一色でアグーチにはなっていません。猫はすべて白ヒゲかというとそんなことはなくて、私はペットショップで黒ヒゲの猫を見たことがあります。

確かにヒゲの毛根は、ヒトのようにその感覚毛としての機能を失っている種を除いて、すべて血液のプールのような個室に収納されていて、そこに神経が伸びてきて動きを感知するようにできているので、普通の毛根とは異なります。しかしその構造の違いとアグーチになるかならないかはさっぱり結びつきません。

アグーチ遺伝子は毛と脳で発現していることが知られていて、毛ではアグーチカラーを誘導する作用があることがわかっていますが、脳では何をしているのでしょうか? ヒトでは体毛ではアグーチ遺伝子の発現がなく、したがって縞模様のヒトは存在しませんが、脳では発現しているようで遺伝子がないわけではありません。

最近理研では野生に近いマウスを使って、クリスパー/キャス9という技術でアグーチ遺伝子を無効化すると、性格がおとなしくなり、まるで実験用マウスのようにヒトを避けないようになったという研究結果を得たそうです。さらに調べると、このマウスの中脳でドーパミントランスポーター遺伝子の発現が上昇していることがわかりました。これが性格の変化に関係しているようです。

http://www.riken.jp/pr/press/2017/20170214_3/

ただ猫の場合、アグーチ遺伝子が発現していない(aa)黒猫などが特に人なつこいという結果は得られていません。

https://sippo.asahi.com/article/11928822

アグーチ遺伝子がつくるタンパク質は研究用に販売されています。脳に注入すると食欲が増進するようです。

https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/product/detail/339-43661.html

 

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2018年5月27日 (日)

オオミズアオ 予期せぬ訪問者

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オオミズアオ ( Actias aliena

長い長い会議の議長に指名されて憂鬱な朝、玄関のドアを開けると外の壁に巨大な蛾が羽を休めていました。うっとりするくらい美しい蛾です。

横幅は10cmをゆうに越えています(バーは10円玉の直径)。調べると全国に分布する普通種だそうです。ただ成虫は食事も吸水もせず、寿命が1~2週間だとは!

https://namamono-moratorium.com/oomizuao-1086

↑学名にアルテミスが使われていると書いてありますが、最近変更されて上記のようになったそうです。

会議はやはり6時間もかかって(休憩はわずか10分)、ヨレヨレになりました。

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2018年2月28日 (水)

わが家の小さな同居者

1わが家には、3年くらい前から小さな同居者がいます。

これはハエトリグモ科の一種、アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni )のメスと思われます。オスはもっと黒い色で、模様ももっと明確なようです。

蜘蛛の巣は張らないで、家の中を動き回っています。1ヶ月に1回くらいしかみかけないので、目立たないように動いているのでしょう。

あるとき食卓に天井からスルスルと糸を伝って降りてきたので、つかまえて外に出そうと思いましたが失敗しました。巣は作りませんが糸はつくって移動に使っているようです。

ゴキブリの子供を食べるようで、益虫とされています。ノミやダニも食べるのでしょう。寿命は1年という説もありますが、私は信じません。うちで同時に複数見たことは1度もありませんし、メスしかみかけたことはありません。おそらくある個体がうちに住み着いて、3年は生きていると思います。

http://gokiburi.dandyism.biz/?p=2601

http://kumomushi.web.fc2.com/a_g/adansonhae.htm


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2017年11月29日 (水)

ジョージ2世が今年の冬もやってきた

Imgaあと数日でケヤキの葉がほとんど落葉しようとする頃、またジョージ2世とおぼしきヒヨドリがやってきました。

今年もひと冬、また私とつきあってくれるのでしょうか?

だとするとこのヒヨドリは漂鳥ではなく、多分この団地の留鳥だと思います。春夏秋にも団地内のやや離れた場所では、しばしばヒヨドリをみかけることがあるので。

この団地の留鳥は多分カラス、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、そしてこのヒヨドリくらいでしょうかね? ムクドリはかなり行動範囲が広いようです。

団地は定期的に殺虫剤をまいていますし、植物の生育もかなり制限しているので、よくまあ命をつないでいるものだと関心します。

葉がエレベータに入って故障するとか、車が樹液で汚れるとか、虫が繁殖するとか、掃除に手間がかかるとか、植物をいじめる理由には事欠きません。

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2017年3月29日 (水)

ある蜘蛛の死

Imga夏が終わる頃には、ベランダにセミが飛んできて、中にはそこで死んでしまう者もいます。しかしそれ以外で、しかも今時の季節に、わが家を死に場所に選ぶ生き物はめずらしい。

トイレに入ると壁に大きなクモがいてびっくりしました。そのままにしておくと3日くらい糸を張るでもなく、ただじっとしていて、ポトンと下に落ちて死んでしまいました。

確かに静かで暗くて、死に場所としては悪くないかも知れませんが・・・。あまり俊敏ではないようなこんなクモが、いつどこから入ってきたのでしょう。部屋をつっきり、廊下を這って、扉の下の隙間から進入して、しかも7本足で壁にはいあがって死ぬとは。

合掌。

アシナガグモだと思いますが、種を同定するのはあきらめました。あまりクモに興味を感じたことはなかったのですが、実は脳が巨大な生物で、体重の80%以上が脳だという種もあると聞いてびっくりしました。ミツバチなどは社会性の昆虫で体の割に巨大な脳を持っていますが、クモはそんな脳で何を考えているのでしょうか?

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5378/?ST=m_news

家族で暮らすクモとか、仲間が集まって暮らす社会性のクモもいて、性格によって向いている仕事があるそうです。

http://gigazine.net/news/20140622-social-spider-personality/

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2016年12月26日 (月)

ミツバチの災難

A0002_006068みつばちは皆さんご存じのように1妻多夫制であり、このシステムの利点は、働き蜂が出産で休業しなくていいということ以外にも、女王蜂さえ健康であれば、いくら働き蜂が殺されてもすぐにコロニーを再建できるというところにあります。

ですからネオニコチノイド系殺虫剤によってミツバチが激減するという現象は、女王蜂の健康被害というところに関心がいくのは当然です。

しかし最近ベルン大学のラルス・シュトラウプらは、女王蜂に精子を提供するオス蜂への影響が大きいことを示しました(1)。

彼らは通常の散布によって空気中に残留する程度の濃度の薬剤存在下でオスを飼育し、生きている精子が40%も減少することを証明しました。またオスは働き蜂より薬剤に弱くて、薬剤存在下約2週間の飼育で働き蜂には無効なのに、オスは薬剤がないときとくらべて半分くらいの生存率になってしまうこともわかりました。これではコロニーが維持できません。

使用した薬剤の種類と濃度:
thiamethoxam 4.5 ppb, clothianidin 1.5 ppb
ppb は ppm の千分の1の濃度です (ppm は 0.0001% = 1mg/liter)

被子植物は花のある植物で昆虫によって受粉を媒介されるので、ミツバチなどの昆虫とともに進化してきており(2)、かつ私たちの主食を提供してくれています。受粉を媒介してくれる昆虫がいなくなると、人間の手で人工授粉させてあげない限り、被子植物は子孫をつくることができません。日本の厚生労働省は特にネオニコチノイド系殺虫剤の規制に消極的ですが、政策を転換してもらわないといけません。ひょっとすると少子化と関係があるかもしれませんよ。

特に団地の植物なんて枯れてもどうということはないし、病虫害に強い植物を植えれば良いだけのことですから、殺虫剤なんて撒く必要がありません。蚊が出てくればナイス蚊っち(3)で退治するのは結構楽しいですし、スズメバチは業者を呼んで巣をつぶしましょう。彼らはいくら殺虫剤撒いても出てきますし。

1)Straub L et al. 2016 Neonicotinoid insecticides can serve as inadvertent
insect contraceptives. Proc. R. Soc. B 283: 20160506.
http://dx.doi.org/10.1098/rspb.2016.0506

2)http://www.bee-lab.jp/hobeey/hobeeydb/db01/hobeey01_31.html

3)こちら

国際環境NGOグリーンピースの声明
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2016/pr20160607/

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2016年10月18日 (火)

上野動物園のフォッサ 再び & 都響ティータイムコンサート

フォッサに会いに上野動物園に行ってきました。平日ですが、動物園は大盛況です。やはり外国人に来てもらうというのが、日本を賑やかにするには必要ですね。最近は中国人より、欧州やアメリカ大陸の人が多いような気がします。

フォッサというのはマダガスカルの動物で、犬と猫の共通の祖先に近いと言われています。相変わらずメスは展示していません。しかし天気が良かったせいか、オスは表のスペースに出てきてウロウロしていました。この写真はちょっと怖い。中型の犬くらいのサイズですが、マダガスカルでは百獣の王だそうです。

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閉じられているドアの向こうにメスがいると思われ、オスはぐるぐる回ってはドアの前に立ち止まって「ドアよ開け」と念じているようです。

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確かに犬のようでもあり、猫のようでもあります。

非常に細かいメッシュの檻の中で飼われていますが、これは手を突っ込んで噛みつかれたりしないように配慮されているのでしょうが、写真を撮影するには障害になります。不鮮明な写真ばかりでストレスがたまりました。

非常に神経質な動物らしく、動物園もなるべく見物人がこないよう、地図に名前を書かないとか、最辺境で飼育するとか、かなり配慮しているようです。それでもこの動物のサポーターになっている人がひとりいらっしゃるようで、お名前が動物園の入り口近くに張り出してありました。

今日は12時に東京文化会館のロビーに行きました。1時から都響メンバーによる無料のコンサートがあるというので行ってみたのですが、はやくも30人くらい並んでいて、開場がせまるとドアの外まで列がつづくという大盛況でした。用意したパイプ椅子では全然間に合わず、階段に座っている人が大勢いました。

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モーツァルトのディベルティメントは、とても上品かつチャーミングな演奏で本当に感動しました。「アメリカ」もぴったり息の合った演奏で、かつ出過ぎず引っ込みすぎずのバランスが素晴らしいと思いました。唯一第2楽章のヴァイオリンのピチカートは全然聞こえませんでしたけどね。

本日都響の来シーズンラインアップが発表されました。再来年の3月までのスケジュールなので、早々と思われるかもしれませんが、他のオケと比べて都響は遅い方です。スペシャルでインバルが「大地の歌」を振る以外、マーラーのシンフォニーが全くないのには唖然。国塩はファンに<<喧嘩を売っている>>のかと思いました。

指揮者がみんななじみの人たちばかりなので、国塩・大野が面倒なこと(仕事が増える)は避けたくさいという気もします。でもエヴァ・オリカイネン、フランソワ=グザヴィエ・ロトは起用しないのね・・・残念。シモーネ・ヤングやMTTを呼ぶ気はないのでしょうか?

インバルが80歳越えて「レニングラード」、大野のトゥーランガリラと天地創造、フルシャのブラームス・チクルス、ソリストはイヴラギモヴァに期待。

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