カテゴリー「動物(animals)」の記事

2020年6月29日 (月)

オナガの長逗留

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オナガというのは不思議な鳥です。東アジアとイベリア半島だけに棲息し、最近では西日本からいなくなり、日本では東日本だけに棲息するそうです。ウィキペディアには留鳥と書いてありますが、私は同じ場所に長くいるオナガを見たことはありません。せいぜい1ヶ月くらいで他の場所に移動する場合が多いです。

うちの団地にも毎年群れでやってきて1ヶ月くらいでいなくなるのですが、今年は5月初めに来てもう2ヶ月も長逗留しています。ガーガーうるさいのでうちの団地に住み着いている鳥たち(スズメ・カラス・キジバト・ムク・ヒヨ・ハクセキレイなど)にとっては大迷惑だと思います。他に夏だけいて子育てするのはイワツバメくらいでしょうか。旅の途中で短い期間だけ立ち寄る鳥はいろいろいます。毎年来るのはメジロ、ウグイス、シジュウカラあたり。たまにサンコウチョウも来ます。まだ開発途中の頃にはヒバリやハヤブサも来ていました。

どうして今年はオナガが長逗留しているのか、理由はわかりません。ただコロナのせいで市や団地の行事がほとんど中止になっているので、例年に比べて静かな感じはします。

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2020年2月 1日 (土)

新型コロナウィルス

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中国疾病対策センターの研究者は29日、英医学誌ランセットに論文を発表し、これまでに得られたデータはコウモリを最初の宿主とするウイルス(bat-SL-CoVZC45 および bat-SL-CoVZXC21) と酷似していると指摘しました。

原著論文 
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30251-8/fulltext

ニュース:https://www.cnn.co.jp/world/35148686.html

中国疾病対策センターの研究者は、データを分析した結果、コウモリから別の野生動物を介してウイルスが人間に広がった可能性が示されたと指摘しました。しかし感染が広がった海鮮市場でコウモリが見つかったり販売されたりしていた事実はないそうです。

実際コウモリは冬眠しますし、直接コウモリからヒトに感染したとは考えにくいと思われます。では中間宿主は何か? 2003年のSARSの場合はジャコウネコ、その後発生したMERSの場合はラクダがウイルスを媒介したと言われています。

コウモリとヒトという分類学的にかけ離れた種を共通の宿主とするなら、当然野犬や野良猫、あるいはペット・家畜にも感染する可能性があると思われますが、このことを研究または指摘している記述は見当たりません。中国でも話題になっていないようで不可思議です。誰か説明してほしい。

(写真はウィキペディアより)

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2019年7月29日 (月)

予期せぬ訪問者

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団地に思わぬ来訪者がやってきました。夜中に郵便物を回収しようとして階段を降りていくと、壁際でカミキリムシがごそごそやっているではありませんか。あわててカメラを持ち出して撮影。2枚目は羽をひろげて逃げるのかと思いきや、再度たたんでしまいました。何が気に入ってこんなところにいるのかわかりません。

体長が5cmくらいあるシロスジカミキリはベランダで見かけたことがありますが、これは体長がその半分くらいのゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)です。この団地では、はじめてみかけました。普通種だそうですが、実に美しくうっとりしてしまいます。

この個体は左の触角が途中で無くなっています。不幸はいろいろです。階段でごそごそしていてもしょうがないので、つかまえて近所の植え込みに放しました。

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2019年7月28日 (日)

異常気象と団地鳥事情

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オナガ(Cyanopica cyanus )の写真はウィキペディアにあったので借用しました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%82%AC

毎年初夏の季節オナガの群れが団地を訪れます。ウィキペディアには留鳥と書いてありますが、オナガの群れが同じ地域に1年中居座っているのをみたことはありません。うちの団地でもせいぜい2~3週間滞在したら、どこかに行ってしまい、次の年までみかけることはありません。

ところが今年は5月下旬から7月上旬まで2ヶ月近く長逗留していました。これで迷惑したのがカラスです。しばらくバトルが続いていましたが、ついにオナガに追い払われてしまいました。私も夫婦とおぼしき2羽のオナガにカラスがつつかれて逃げ惑う姿をみました。体はカラスの方がずっと大きいので情けない話です。ちなみにオナガはカラス科なので、テリトリーが競合するのかもしれません。

気候変動のせいでしょうか、オナガ自身も最近西日本からすっかり姿を消したそうです。ウィキペディアによると神奈川県より東でしかみられないようです。非常に鳴き声(ギェー、グァーなど)がうるさいので、人間にとっても迷惑なのですが、写真のように姿はカラスに比べると優雅な感じです。

7月下旬になってようやくどこかに去り、カラスも戻ってきました。普段通りカラス、キジバト、ムク、ヒヨ、スズメが暮らす平和な団地となりました。ただセミの声は昨年の100分の1くらいです。こんなに静かだと却って気になります。

夏蝉(熊木杏里)
https://www.youtube.com/watch?v=INu-PqINm6U

 

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2019年5月11日 (土)

パナソニックがやるべきこと

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パナソニックの津賀一宏社長が日経新聞のインタビューで「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」と言ったそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190501-00060239-gendaibiz-bus_all

私はパナソニックの売り上げの3割が自動車部品だというのに驚いたのですが、パナソニックが製造すべきものは他にあるんじゃないかと思います。

それはズバリ人工臓器です。実はすでにパナソニックヘルスケアなど傘下の会社があって、血糖測定器、補聴器、バイオ機器などを製造していますが、まだまだの感じです。

そもそも人には人権があるので、環境に不適応な者にも生存権があることになり、ダーウィン的な進化ができません。したがって人は生物の定義から外れてしまっているので、いずれ生物であることをやめてサイボーグ化しても問題はなく、むしろサイボーグ化するか遺伝子をいじらなければ進化はあり得ません。また人以外の生物にとっては人がサイボーグ化して、個体数をコントロールできるようになるのは、極めて望ましいことでもあります。人の個体数が異常に増加することによって、いま地球は、地球がはじまって以来最大級の生物大絶滅時代のまっただ中にあります。

研究者が遺伝子をいじって人の進化を謀るというのは、非常に難しいことだとおもいます。生物は数万の遺伝子のバランスで生きているので、ひとつだけ遺伝子をいじるというのは、一部の遺伝病の治療を除いてはかなり危険なことだと思います。

実はすでに、人はかなりサイボーグ化しています。メガネ・コンタクト・補聴器・入れ歯・インプラント・人工関節・骨固定ボルト・人工食道・血管用コイル・ペースメーカー・人工心肺・人工肛門・マッスルスーツなど枚挙に暇がありません。

危機感200%なら、パナソニックもこのような人工臓器をつくってはどうでしょうかね。血糖値を自動で測定しつつインシュリンを放出するアイテムなどはできるんじゃないでしょうか? ついでに言えば、最も核心的な研究は、脳と人工臓器のインターフェイスの開発であり、パナソニックのような優良企業が取り組むべき課題だと思います。

(写真はウィキペディアより)

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2019年4月11日 (木)

アグーチ (agouti) 遺伝子の機能

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猫の縞模様を発現する遺伝子はいろいろ知られています。いわゆる縞模様を形成するマックレル遺伝子、アメショーのようなクラシックタビーの形成に関与する遺伝子、スポット(斑点)をつくる遺伝子、アビシニアンやソマリのような縞模様を部分化するティックド遺伝子、そして様々な縞模様に関与するアグーチ遺伝子などがあります。

アグーチの語源はアグーチという天竺ネズミの種の名前で、写真のようにフェオメラニン(橙)とユーメラニン(黒)のまだら模様の生物です。この動物の体毛は写真の右下の挿入図のように、1本の毛の一部ではフェオメラニン優勢、一部はユーメラニン優勢となっており、1本の毛がまだら模様になっています。猫を含む他の動物でも、アグーチ遺伝子型がAAまたはAaとなっている個体はこのような毛を持っています。うちのサラとミーナも持っています。

ところがこの写真の動物を見ても、ヒゲ(Vibrissa)はアグーチになっておらず黒一色です。これが不思議です。私はヒゲがアグーチになっている生物をみたことがありません。サラとミーナもヒゲは白一色でアグーチにはなっていません。猫はすべて白ヒゲかというとそんなことはなくて、私はペットショップで黒ヒゲの猫を見たことがあります。

確かにヒゲの毛根は、ヒトのようにその感覚毛としての機能を失っている種を除いて、すべて血液のプールのような個室に収納されていて、そこに神経が伸びてきて動きを感知するようにできているので、普通の毛根とは異なります。しかしその構造の違いとアグーチになるかならないかはさっぱり結びつきません。

アグーチ遺伝子は毛と脳で発現していることが知られていて、毛ではアグーチカラーを誘導する作用があることがわかっていますが、脳では何をしているのでしょうか? ヒトでは体毛ではアグーチ遺伝子の発現がなく、したがって縞模様のヒトは存在しませんが、脳では発現しているようで遺伝子がないわけではありません。

最近理研では野生に近いマウスを使って、クリスパー/キャス9という技術でアグーチ遺伝子を無効化すると、性格がおとなしくなり、まるで実験用マウスのようにヒトを避けないようになったという研究結果を得たそうです。さらに調べると、このマウスの中脳でドーパミントランスポーター遺伝子の発現が上昇していることがわかりました。これが性格の変化に関係しているようです。

http://www.riken.jp/pr/press/2017/20170214_3/

ただ猫の場合、アグーチ遺伝子が発現していない(aa)黒猫などが特に人なつこいという結果は得られていません。

https://sippo.asahi.com/article/11928822

アグーチ遺伝子がつくるタンパク質は研究用に販売されています。脳に注入すると食欲が増進するようです。

https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/product/detail/339-43661.html

 

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2018年5月27日 (日)

オオミズアオ 予期せぬ訪問者

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オオミズアオ ( Actias aliena

長い長い会議の議長に指名されて憂鬱な朝、玄関のドアを開けると外の壁に巨大な蛾が羽を休めていました。うっとりするくらい美しい蛾です。

横幅は10cmをゆうに越えています(バーは10円玉の直径)。調べると全国に分布する普通種だそうです。ただ成虫は食事も吸水もせず、寿命が1~2週間だとは!

https://namamono-moratorium.com/oomizuao-1086

↑学名にアルテミスが使われていると書いてありますが、最近変更されて上記のようになったそうです。

会議はやはり6時間もかかって(休憩はわずか10分)、ヨレヨレになりました。

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2018年2月28日 (水)

わが家の小さな同居者

1わが家には、3年くらい前から小さな同居者がいます。

これはハエトリグモ科の一種、アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni )のメスと思われます。オスはもっと黒い色で、模様ももっと明確なようです。

蜘蛛の巣は張らないで、家の中を動き回っています。1ヶ月に1回くらいしかみかけないので、目立たないように動いているのでしょう。

あるとき食卓に天井からスルスルと糸を伝って降りてきたので、つかまえて外に出そうと思いましたが失敗しました。巣は作りませんが糸はつくって移動に使っているようです。

ゴキブリの子供を食べるようで、益虫とされています。ノミやダニも食べるのでしょう。寿命は1年という説もありますが、私は信じません。うちで同時に複数見たことは1度もありませんし、メスしかみかけたことはありません。おそらくある個体がうちに住み着いて、3年は生きていると思います。

http://gokiburi.dandyism.biz/?p=2601

http://kumomushi.web.fc2.com/a_g/adansonhae.htm


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2017年11月29日 (水)

ジョージ2世が今年の冬もやってきた

Imgaあと数日でケヤキの葉がほとんど落葉しようとする頃、またジョージ2世とおぼしきヒヨドリがやってきました。

今年もひと冬、また私とつきあってくれるのでしょうか?

だとするとこのヒヨドリは漂鳥ではなく、多分この団地の留鳥だと思います。春夏秋にも団地内のやや離れた場所では、しばしばヒヨドリをみかけることがあるので。

この団地の留鳥は多分カラス、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、そしてこのヒヨドリくらいでしょうかね? ムクドリはかなり行動範囲が広いようです。

団地は定期的に殺虫剤をまいていますし、植物の生育もかなり制限しているので、よくまあ命をつないでいるものだと関心します。

葉がエレベータに入って故障するとか、車が樹液で汚れるとか、虫が繁殖するとか、掃除に手間がかかるとか、植物をいじめる理由には事欠きません。

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2017年3月29日 (水)

ある蜘蛛の死

Imga夏が終わる頃には、ベランダにセミが飛んできて、中にはそこで死んでしまう者もいます。しかしそれ以外で、しかも今時の季節に、わが家を死に場所に選ぶ生き物はめずらしい。

トイレに入ると壁に大きなクモがいてびっくりしました。そのままにしておくと3日くらい糸を張るでもなく、ただじっとしていて、ポトンと下に落ちて死んでしまいました。

確かに静かで暗くて、死に場所としては悪くないかも知れませんが・・・。あまり俊敏ではないようなこんなクモが、いつどこから入ってきたのでしょう。部屋をつっきり、廊下を這って、扉の下の隙間から進入して、しかも7本足で壁にはいあがって死ぬとは。

合掌。

アシナガグモだと思いますが、種を同定するのはあきらめました。あまりクモに興味を感じたことはなかったのですが、実は脳が巨大な生物で、体重の80%以上が脳だという種もあると聞いてびっくりしました。ミツバチなどは社会性の昆虫で体の割に巨大な脳を持っていますが、クモはそんな脳で何を考えているのでしょうか?

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5378/?ST=m_news

家族で暮らすクモとか、仲間が集まって暮らす社会性のクモもいて、性格によって向いている仕事があるそうです。

http://gigazine.net/news/20140622-social-spider-personality/

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