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2024年7月20日 (土)

高関-東京シティ・フィル カルミナ・ブラーナ 2024/07/20 @ティアラ江東

炎暑の中、住吉駅からティアラ江東へ。この異常な暑さの中で咲き乱れる薔薇(品種はフランクリー・スカーレット)を発見。変わり者はどの世界にもいます。

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今日のチケットは何ヶ月か前に完売しています。それもそのはず、高関-シティフィルの「カルミナ・ブラーナ」です。

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前半のニールセン:アラジン組曲というのは初めて聴く曲でしたが、これがなかなか楽しい曲で、ニールセンってこんな親しみ深い曲も書いているんだと驚きました。しかもコーラス付きの原典版というのはほんとに珍しいそうです。コーラスの効果は大いにありました。

後半のオルフ作曲世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」は東京シティ・フィルグループが総力を挙げて取り組んだ今シーズンの目玉です。カルミナ・ブラーナは中世の修道院に保管されていた作者不明の古い歌を、シュメラーという人が編集して1847年に出版した歌集だそうです。カール・オルフはこの詩に自作の曲をつけて壮大なカンタータを制作して1936年に完成し、1937年にフランクフルト歌劇場で初演が行われました。

ウィキペディアをみると現代においてもドラマ・映画・バラエティ・ゲームなどで使われており、なかでも驚いたのは「ももいろクローバーZ」がカバーしていることです。これが結構すごい。

Momoiro Clover Z - Neo Stargate ZZ
https://www.youtube.com/watch?v=7SK0C874CcM

この曲は冒頭 O Fortuna という女神への呼びかけから始まります。フォーチュンの語源になっている女神だそうで、バランスボールに乗って現れるというのがなんとも・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%8A

途中で藤木(カウンターテナー)が寝てるので何やってるんだろうと?だったのですが、考えてみると第12曲に備えて焼き魚の体勢になっていたんですね(爆)。バリトンの萩原氏は大熱演、森麻季さんは後半からの登場でしたが相変わらずの美声とテクニックで魅せてくれました。コンマスは戸澤さん。

このクラッシック音楽のなかでもヘビメタといわれるカルミナ・ブラーナ、きっちり制御されているのに激しく突き刺さってくるというこの感覚はたまりません。シティフィル・コーアも大熱演でした。ティアラ江東の広すぎないサイズ&響きすぎない音響もよくて、音の洪水と興奮に包まれて圧倒されたコンサートでした✨

 

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