« 2024年5月 | トップページ

2024年6月21日 (金)

バラの香りは催淫剤なのだろうか?

Kanabunn

Img_0713a

わが家のベランダを終焉の地として選ぶ者はいろいろ居ますが、ベストツ-はセミとカナブンです。これはやめて欲しいですがどうしようもありません。

そのどこにでもいるカナブンですが、ごく最近まで幼虫が何を食べて生きているのかわからなかったようです(1)。鈴木知之と言う人がクズの腐葉土を食べるということを発見したそうですが、クズはどこにでもある植物じゃないので、まだまだ不明な点があるようです。

写真はバラの花弁上で交尾するカナブンです。ひょっとするとカナブンにとってバラの香りが生殖のシグナルになっているのかもしれません。20年くらい前に南軽井沢のバラ園で撮影した写真ですが、映っているペアだけでなく多数のカナブンがバラの花弁に集まっていました。バラの品種は選ばないようですが、詳しくはわかりません。いつも同じ季節に花を開く植物の香りをシグナルに全員集合して繁殖するというのは面白いアイデアではあります。

バラの香りがフェロモンであるという論文はみつかりませんでしたが、ヒトの脳波に影響を与えるという論文はあります(2)。香りの成分の分析や遺伝子の研究は進んでいるようです(3)。

科学的根拠は希薄でも、バラの香りをフェロモンとして宣伝しているサイトは多いようです(4)。

1)ウィキペディア:カナブン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%B3

2)河野貴美子 脳波からみた香りの効果に関する検討  瞑想時の脳波と比較して
人体科学 vol.10(2):pp.11-18,2001
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmbs/10/2/10_KJ00005469522/_pdf/-char/ja

3)Shaochuan Shi and Zhao Zhang, Genetic and Biochemical Aspects of Floral Scents in Roses., Int J Mol Sci., vol.20;23(14):8014 (2022).doi: 10.3390/ijms23148014
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35887360/

4)
クイーンローズ[フェロモン香水レディース]
こちら1

ラブアトラクション・ローズ(男性用)
こちら2

ディープスイートラブ パルファン フェロモン香水 女性用
こちら3

 

| | | コメント (0)

2024年6月18日 (火)

続・生物学茶話240:青斑核 3 日本の先覚的研究者達

青斑核の研究は戦前から日本の先覚的研究者達の貢献が顕著でした。このあたりの事情は前田・清水の総説を読めばわかります(1)。あとでその一部を紹介しますが、ここではまず戦後の文献(1)に記載されていたラット橋の上部(アンテリア領域)における神経核の美しいスケッチから紹介します(図240-1)。

2401a

図240-1 ラット橋前半部の神経核

図240-1のキャプションには佐藤啓二によるという記載があるのですが、佐藤啓二の引用文献は3つあって(そのうち in press が2報)、どれがオリジナルかわかりませんでした。青斑核が特別なまとまりを持った細胞の集合体であることがよくわかります。また三叉神経中脳路核と非常に近接していることが示されています。

図240-2はネコの標本なので少し青斑核の位置が違います。アドレナリン系のニューロンを免疫組織化学で検出したきれいな切片標本です。この頃は青斑核と青斑下核が全く別の機能を持つと考える傾向が強かったようです。

2402a

図240-2 ネコの橋におけるアドレナリン系ニューロンの免疫組織化学

もう一遍紹介したいのは、清水・今本の形態学の論文です(2)。図240-3にはゴルジ染色によるlocus coeruleus 細胞の形態です。細胞体にも樹状突起にも Cytoplasmic Protrusions (spines) がくっきりと見えます。この突起がどのような機能を持つかは今でも謎のままです。

2403a

図240-3 ラット青斑核ニューロンの形態

清水・今本はこの突起の電子顕微鏡写真も論文に掲載していて(2)、一部の突起はシナプスを形成していることを証明しました(図240-4)。

2404a

図240-4 ラット青斑核ニューロン突起(スパイン)部位の電子顕微鏡写真

最後になりましたが、太平洋戦争開戦前夜の1941年に発表された佐野文男の論文を紹介したいと思います(3、図240-5)。図240-5のようにアブストラクトはドイツ語で書かれており、日本語は漢字とカタカナで書かれています(ひらがなは一字もなし)。当時の医学論文はこのようなスタイルで書かれていたのです。同じ日本語なのに恐ろしく読みにくい。

2405a

図240-5 太平洋戦争開戦前夜の1941年に出版された佐藤文男の論文

佐野文男は青斑核の形態について、当時東京大学医学部解剖学教室と脳研究所に保管されていた多くの哺乳類の標本を用いて、比較解剖学的な立場からの研究を世界で初めて行いました。これを許可した東大医学部の関係者の慧眼も素晴らしいと思います。もちろんカルミン染色とニッスル染色を用いた純形態学的な研究であり、限界があることは著者も認めていますが、当時としては非常に多くの動物種にまたがって脳の研究をおこなうということ自体破格の試みで、高く評価されるべきパイオニア的な研究だと思います。

論文を読み始めて最初の困難は情けない話ですが「動物の名前がわからない」ということで、調べるのに時間がかかりました。まとめると図240-6のようになります。このリストにははいっていませんが、ゲヲミスという動物についても調べていて、これは調べると「ホリネズミ」という日本にはいない動物だそうで(4)、当時の東大医学部がこのような動物の標本を保管していて、しかも研究で潰すことを了解したことには驚きます。

2406a

図240-6 実験に使われていた動物名の漢字表記

よくあることですが、この論文は欧米の研究者達にとっては敵性国家のもので、しかもその国のローカルな言語で書かれている論文なので、欧米では戦後しばらくの間無視されていたようです。現在ではきちんと評価されているようです。なにしろこの種の研究が欧米で行われたのは20年以上も遅れてのことですから。

以下は論文の内容をほぼ書き写しただけですが、結果のサマリーを書いておきます。

類人猿(チンパンジー、オランウータン):
青斑核は中心灰白質の腹外側隅と網様質の背側隅とにまたがって存在する。メラニン顆粒を有する細胞が多い。

猿(ニホンザル、オナガザル、ヒヒ):
青斑核は著しく発達し、そのほとんどが中心灰白質にある。一部の細胞はメラニン顆粒を保有するが、その顆粒数は類人猿に比べると非常に少ない。

半猿(キツネザル):
青斑核はあまり発達せず、中心灰白質と網様質にまたがって存在する。メラニン顆粒は存在しない。

食肉類(犬・タヌキ)
青斑核はよく発達し、その細胞のほとんどは網様質にある。メラニン顆粒は存在しない。

食肉類(猫・アザラシ)
青斑核はよく発達し、中心灰白質と網様質にまたがって存在する。メラニン顆粒は存在しない。
猫の場合脳室底面の近くまで分散する傾向が著しい。

(食肉目は文部科学省の定義ではネコ目とされていますが、犬好きにとっては犬がネコ目に属するのは耐えがたいと思われ、研究者もあまり使っていません)

齧歯類(リス・ムササビ・ホリネズミ):
青斑核はよく発達し、中心灰白質の外側部に存在する。

齧歯類(ウサギ・モルモット・ラット・マウス):
青斑核の発達はあまり良好とは言えないが、中心灰白質の外側部に存在する。齧歯類の場合食肉類とは対照的に、発達が良くても悪くても青斑核は中心灰白質に存在する。

偶蹄類(ブタ・キョン・ヤギ)
発達が悪く、三叉神経中脳根に内接しない。

鯨類(イワシクジラ・カマイルカ)
イワシクジラよりカマイルカの方がはるかに発達が良い。イワシクジラでは青斑核の細胞は散在性であるが、カマイルカでは密集している部分がある。

貧歯類(アリクイ)
青斑核の半分以上は網様質にある。

翼手類(オガサワラオオコウモリ)
青斑核はよく発達し、大部分は中心灰白質にある。ニホンザルやリスと似ている。

真無盲腸類(モグラ・ハリネズミ、この論文には貧蟲類としてあるが現在はこの名前になった)
青斑核はモグラの方がハリネズミより発達が良い。いずれの場合も中心灰白質と網様質にまたがって存在する。

有袋類(カンガルー・アカクビワラビー)
青斑核はカンガルーではよく発達しているが、アカクビワラビーでは非常に発達が悪い。

管理人=私の感想:カンガルーとアカクビワラビ-の相違は青斑核の機能を考える上で非常に興味深いと思います。アカクビワラビーが夜行性であることに関係があるかもしれません(5)。つまり青斑核は光が当たることによって活性化されますが、暗闇によって活性化されることはないということでは?

青斑核の研究は現在も過去も遺伝子関係の知見が豊富なラットやマウスを使って行われることが多いですが、佐野の指摘によればこれらの動物では青斑核の発達が悪く、むしろ生理学的研究はリスやホリネズミで行うべきなのかもしれません。

 

参照

1)前田敏博、清水信夫 青斑核 脳神経 30巻3号 pp.235-257 (1978)
https://cir.nii.ac.jp/crid/1524232505136674304

国立国会図書館のデジタルコレクションに収蔵されています


2)清水信夫, 今本喜久子 ラット青斑核の微細構造
Archivum histologicum japonicum 31 巻 (1969-1970) 3-4 号 pp. 229-246
https://doi.org/10.1679/aohc1950.31.229
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aohc1950/31/3-4/31_3-4_229/_article/-char/ja/

3)佐野文男 哺乳類ノ靑斑核ニ關スル比較解剖學的硏究 解剖学雑誌18巻3号 pp.1-27 (1941)

国立国会図書館に収蔵されていて、PDF書類として閲覧することはできませんが、紙コピーを郵送で取り寄せることができます

4)朝日新聞 GLOBE+ 「ホリネズミは農民だ」 彼らが地下トンネルの中でやっていること、研究者が深掘り
https://globe.asahi.com/article/14701044

5)Wikipedia: Red-necked wallaby
https://en.wikipedia.org/wiki/Red-necked_wallaby

 

| | | コメント (0)

2024年6月16日 (日)

おやすみ

Img_2419a_20240616231901

眠っても 脳が正常であれば記憶は消えない

それでも逃避はできる

君たちの何千万年の祖先も、そうして天敵の恐怖から逃れ

束の間のやすらぎに身を委ねてきた

おやすみ

Good night

晚安

ブエナス ノーチェス

あ 猫語ではどう言うんだい?

 

| | | コメント (0)

2024年6月14日 (金)

World music collection 15: Aoba Ichiko a magical music tour

Img_20240614195901

オリジナリティーが高い音楽だと思います。私が彼女の音楽に関心を持ったのは「海辺の葬列」という曲を聴いてからで、この曲はなかなかとっつきにくい曲が多い中で、比較的従来のポップスに近いとっつきやすさがあったからだと思います。その歌詞の中に「風を歌った人は とりの羽毛にくるまり とおくへ運ばれた」という一節があり、これはバイブルを思い浮かべさせるのでキリスト教徒なのかなとも思いました。
https://japanese-odb.org/2017/08/15/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E7%BE%BD%E3%81%AE%E4%B8%8B%E3%81%A7/

現在テレビで放映しているようなJPOPに全く関心がわかないという向きは、一度ためしに聴いてみることをおすすめします。ジャンルで言えばアンビエント系に分類されそうな音楽です。古代の宗教音楽のようでもあります。

The music of Aoba Ichiko is, I think, higly original never heard elsewhere, and may make our autonomic nerve be healthy. I feel she surrounds the audience by an atmosphere of eternity during her music is playing. Her album "Windswept Adan" released on 2020 was ranked at no.2 in the world by "Rate Your Music". Yes, she is an international singer/song writer born in Urayasu, Chiba-prefecture, Japan.

----------------

海辺の葬列(青葉市子 Aoba Ichiko)
https://www.youtube.com/watch?v=AKflm82wVLk

NUUAMM (青葉市子/マヒトゥ・ザ・ピーポー) - 海辺の葬列 @ ウタサ祭り2020
https://www.youtube.com/watch?v=rh_IsgFI_mc

海辺の葬列 (Funeral Procession Of The Seashore) - 青葉市子 (Aoba Ichiko) - Piano Cover
https://www.youtube.com/watch?v=m6XmJXAiwjs

Translation to English
こちら

Translation to Chinese
https://rapzh.com/songs/6296374

カバー by ぽんにゃん
https://www.youtube.com/watch?v=HnK1P5lJK8Y

---------------

Ichiko Aoba - Seabed Eden (海底のエデン) (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=Q2n-hnGJ9bA

Ichiko Aoba with 12 Ensemble - Seabed Eden, Asleep Among Endives (Live at Milton Court)
https://www.youtube.com/watch?v=Km89hS6gWoQ

ミルトン・コートはロンドン中心部にある608シートのコンサート・ホール
https://www.arup.com/projects/milton-court

Ichiko Aoba - 海底のエデン (live at Ginza Sony Park)
https://www.youtube.com/watch?v=k6-Rvfm5KLQ

青葉市子 - 海底のエデン(FUJI ROCK 21)
https://www.youtube.com/watch?v=V-tIlLF9sNQ

コード譜
https://gakufu.gakki.me/m/data/RQ15629.html

Translation to English
https://www.musixmatch.com/ja/lyrics/Ichiko-Aoba/Seabed-Eden/translation/english

Translation to Chinese
https://home.gamer.com.tw/creationDetail.php?sn=5760252

---------------

Dawn in the Adan
https://www.youtube.com/watch?v=2L3OCqW76hE

Ichiko Aoba with 12 Ensemble - Dawn in the Adan (Live at Milton Court)
https://www.youtube.com/watch?v=-TnWt8OKFqw

Ichiko Aoba - Dawn in the Adan - Live at the Great Hall, Toronto
https://www.youtube.com/watch?v=1Rd_nbNyACw

---------------

Ichiko Aoba - テリフリアメ (The Rain from Light and Shadow) - 02212024
https://www.youtube.com/watch?v=QDrSP2SzJ5c

青葉市子 - テリフリアメ @ ONE PARK FESTIVAL 2019
https://www.youtube.com/watch?v=ET-WWcXVPSo

---------------

青葉市子 ICHIKO AOBA [LIKE SOUND] at Restaurant LIKE
https://www.youtube.com/watch?v=16pf-eUnm2A

---------------

Ichiko Aoba - Sagu Palm's Song w/ Lyrics and English Translation (Special at Motel Mozaique Fes) with English caption
https://www.youtube.com/watch?v=QMGe62n8A3A

Ichiko Aoba with 12 Ensemble - Sagu Palm's Song (Live at Milton Court)
https://www.youtube.com/watch?v=KC7u_LWfqgM

青葉:この曲は奄美大島で書きました。

あー、そうなんですか。

青葉:最初は「奄美蛙唄」という曲名でしたが、どこか特定の地名や場所がわからないほうが、『アダンの風』においてはいいだろうと、太古から茂っているソテツの群れが、生命の循環していく世界を眺めて歌ってるイメージで“Sagu Palm's Song”にしました。

カエルの歌が入ってくるのは当初の名残なんですね。

青葉:奄美で泊まっていた宿に住んでるカエルがいて、ずっと鳴いてたので。

(from: 青葉市子『アダンの風』全曲解説。作曲家・梅林太郎と共に語る)

----------------

青葉市子「ひかりのふるさと」Ichiko Aoba - Hikari no Furusato
https://www.youtube.com/watch?v=qoa1G6uBz-0

ひかりのふるさと Ichiko Aoba - Live at Ginza Yamaha Hall
Birthplace of Light
https://www.youtube.com/watch?v=AtfmEcHwFWg

----------------

ギターがそばにある生活ー 青葉市子の歌とクラシックギター
(YAMAHA presents)

https://www.youtube.com/watch?v=vwaSwiIoZNA

=====================

Live at Shibuya Sakura Hall

https://www.youtube.com/watch?v=uwTFf5t1BtU

=====================

 

| | | コメント (0)

2024年6月12日 (水)

国立大学の崩壊を阻止せよ

Photo_20240612113401

国立大学の財政状況が危機的に悪化しているようです。国立大学協会が声明(というより悲鳴のSOS)を出しています(1、2)。東大のような最も恵まれているはずの大学も金欠のため学費値上げを検討しているようです(3)。

安倍政権は国立大学の財政悪化を放置し、むしろ促進してきました。そして現政権も立て直そうとはしていません。おそらく研究費の重点配布で切り抜けようとしているのでしょうが、ある程度のベース的な配分がなければ学術の崩壊は免れないでしょう。上のグラフを見るとGDPの上昇にもかかわらず、大学いじめは続いているようです。

例を挙げましょう。近年の脳科学・神経生物学に革命をもたらしたチャネルロドプシンの発見は、何の実用的価値もないと思われていた緑藻の研究によるものです(4)。どうですか? 政治家や官僚は緑藻の研究がイノベーションをもたらすと予見できますか? 競争的研究費を配分できたと思いますか?

新しい医療への道を開きつつある遺伝子編集の技術は、元はと言えば細菌の免疫機構の借用であり、彼らがウィルスから身を守るために発明したメカニズムです(5)。どうですか? 政治家や官僚は細菌の免疫機構の研究がイノベーションをもたらすと予見できますか? 競争的研究費を配分できたと思いますか? 

イノベーションは政治家・官僚・学会のボス達によっては予見できません。非競争的研究費のベースがあってこそ天才と幸運の女神が微笑みかけてくれるのです。このことは与野党を問わずわずかな政治家しかわかっていないし、多くの官僚もわかっていません。学者達のなかにはそれを百も承知で、政治家や官僚の受けを狙う輩がいるのは困りものです。

そういうことがわかっていなくても、大学における教育・研究を充実させなければ日本は終わるという認識をもっている政治家は野党の方に多いように思います。そういう意味では政権交代は大学の状況を改善するために役に立つかもしれません。これはあくまでも心細い期待ですが。

1)国立大学協会声明 ------我が国の輝ける未来のために------
https://www.janu.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/202406_PresidentsComment.pdf

2)「もう限界です」──国立大学協会が声明、財務悪化の現状を訴える 「教育・研究の質の低下が危惧される」
こちら

3)東大授業料2割値上げ検討、学生らが反対集会…教員3人も登壇し懸念を表明 (読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/daigakunyushi/20240606-OYT1T50156/

4)続・生物学茶話227:  チャネルロドプシン
http://morph.way-nifty.com/grey/2024/01/post-871db8.html

5)クリスパー/キャス9 遺伝子編集への道
http://morph.way-nifty.com/grey/2019/04/post-095975.html

 

| | | コメント (0)

2024年6月11日 (火)

懐かしの東京ドーム

A_20240611091601

A_20240611091602

数年前までは毎年必ず東京ドームに行っていました。もちろん3塁側です。これは古い写真ですが、なんと東京ドームで シアトルマリナーズvs阪神タイガース の試合が行われたときのスコアボードです。

コロナ騒ぎの中で、野球場というのは密着するわ大声出すわで最も危険な場所のひとつとなって、行かないことになりました。そうなると情熱は失われ、現在はときどきテレビで見るくらいになってしまいました。なので「懐かしの東京ドーム」というタイトルになってしまいました。

この試合は当時糖尿病の投手として有名だった岩田の好投、4番打者(この試合ではDH)金本などの活躍で、イチローひきいるマリナーズに勝利しました。クローザーの藤川だけ失点して完封勝利を逸しています。イチローもヒットを1本打っています。

A_20240611091901

当時の阪神タイガースを率いていた4番金本の雄姿。

Img_0054

当時の売店兼ドリンクコーナー。意外に空いていることが多くてよく利用しました。今でもあるのかなあ?


Photo_20240611092301

当時の弁当は一品一品がとても丁寧に味付けされていて、1000円で料亭の味でした。これもいつしかなくなってしまいました。日本の没落の象徴かもしれません。

A_20240611092401

当時同行していたY夫人。新井は現在、なんとカープの監督。

 

| | | コメント (0)

2024年6月 9日 (日)

めざめ レム睡眠からとノンレム睡眠から

Hypnogram_created_by_natasha_k

図1 レム睡眠からの目覚め(1)

Schlafstadien_einer_nachtsvg

図2 ノンレム睡眠からの目覚め(2)

 

睡眠にレム睡眠とノンレム睡眠があることは皆さんご存じだと思いますが、では目覚める直前はどちらのタイプの睡眠なのでしょうか? それはどちらの場合もあるのです。図1はレム睡眠からの目覚め(1)、図2はノンレム睡眠第2ステージからの目覚めの例です(2)。

私はどちらの睡眠から目覚めたのかわかるような気がします。レム睡眠から目覚めたときは何のストレスもなく自然に目覚めた感じがして、ついさっきまで見ていた夢を思い出すことも多いです。一方ノンレム睡眠から目覚めたときは、突然別世界に放り出されたような気分で、肺が普段と違って勝手に深呼吸していてコントローできない感じがします。夢も思い出せません。

ウィキペディアには「レム睡眠は、鳥類と哺乳類にしかみられない」と書いてありますが、これは多分間違いです。アルベックらはトカゲがレム睡眠をしていることを証明しました(3)。私の推測は、すでにペルム紀初期に鳥類・哺乳類の共通祖先がレム睡眠とノンレム睡眠のベースをつくっていましたが、PT境界の大絶滅時代に睡眠の様式はリセットされ、長く眠って繁殖の時だけ覚醒するという、わずかな食料だけで生き延びられる生物だけが生き残ったのではないかということです。鳥類の祖先である爬虫類、哺乳類の祖先である哺乳類型爬虫類ともにいったん冬眠または夏眠が睡眠のデフォルトとなって、そこから生物が次第に増えてむしろ睡眠時間が短い方が生存に有利な状況になるにつれて、残されていた遺伝子を使って恐竜と哺乳類が(そして現存の一部爬虫類も)独立にレム睡眠とノンレム睡眠を再構築したのではないかと思います。

(画像はウィキペディアより)

1)Wikipedia:Hypnogram
すhttps://en.wikipedia.org/wiki/Hypnogramす

2)ウィキペディア:レム睡眠
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A0%E7%9D%A1%E7%9C%A0

3)Nitzan Albeck, Daniel I. Udi, Regev Eyal, Arik Shvartsman & Mark Shein-Idelson, Temperature-robust rapid eye movement and slow wave sleep in the lizard Laudakia vulgaris., Commun Biol 5, 1310 (2022).
https://doi.org/10.1038/s42003-022-04261-4

4)続・生物学茶話232: 2相性睡眠の起源
http://morph.way-nifty.com/grey/2024/03/post-976e25.html

 

| | | コメント (0)

2024年6月 7日 (金)

ヤマボウシとハナミズキ

1_20240607214001

団地の隣に空き家があり、誰も建物や植栽など管理していません。大勢人が住んでいる団地の管理も断られるようなご時世なので、空き家なんて放置されるだけの場合も多いのでしょう。そこに普通は落葉する種のはずが、これは常緑性のヤマボウシという珍しい植物が暮らしています(写真)。まだ2メートルくらいの樹高の若い木です。誰も管理していない庭なので、自由にすくすくと生長してほしいと思います。

ハナミズキ(挿入写真)とは花弁の尖端がとがっているかへこんでいる(赤矢印)かの違いがあるので識別は簡単です。それにハナミズキは葉がでていないうちから咲くのに対して、ヤマボウシはきちんと葉が出てから咲くのではっきりとした違いがあります。それにもかかわらず両者の区別に関するサイトがたくさんあるので、むしろびっくり。確かに両者ともミズキ科 Cornaceaeミズキ属 Cornusなので近縁の植物ではあります。

ハナミズキは団地の植栽としてや街路樹としてよく使われ、うちの近所にもたくさんありますがヤマボウシはそれほどでもありません。しかし日本産はヤマボウシの方で、ハナミズキは北アメリカ産の輸入植物です。武蔵大学のサイトの記事に興味深い記述がありました。

引用すると「ハナミズキとヤマボウシは、花がお互いに良く似ています。植物の分類で言えば属が同じなのです。ハナミズキはアメリカ原産、ヤマボウシは日本列島に固有の植物です。なぜ、太平洋を挟んだアメリカと日本とに同じ植物の仲間があるのでしょうか? 実はこの謎の解明に寄与したのがペリーの黒船だったのです。ペリーのアメリカ艦隊には植物学者が乗船していて、黒船が寄航地で植物を採取して標本として持ち帰っていたのです。2次にわたるアメリカの植物調査隊が、黒船に乗船していたことはあまり知られていません。それらの標本を研究したのがエイサ・グレイ博士でした。彼は、標本の同定を通じて、極東アジアの植物とアメリカ合衆国との植物との類似に確信をもったのです。それまで、シーボルトらが著した書物から、その類似性に気が付いてたのです。1846年、1859年に論文を執筆し、アメリカとアジアとの隔離分布に ついて論じたのでした」。つまりこの2種の植物は地球が暖かかった頃(数千万年前)にベーリング海の周辺にあったものが、地球寒冷化と共にアジアとアメリカに南下し、別々の種類になったそうです。

参照

1)住友化学園芸 
ハナミズキとは?由来や興味深い逸話とヤマボウシとの見分け方をご紹介
https://www.sc-engei.co.jp/gardeningbeginner/column/029

2)広島大学デジタルミュージアム
アメリカヤマボウシとヤマボウシの見分け方
こちら

3)武蔵大学 ヤマボウシとハナミズキは兄弟
https://www.musashi.ac.jp/kisokyoiku_blog/20130630_04.html



| | | コメント (0)

2024年6月 3日 (月)

続・生物学茶話239:青斑核 2

カンブリア紀には弱肉強食の世界がはじまり、私たちの祖先である原始魚類達は大型の節足動物の捕食を逃れるため、青斑核ののようなアラートシステムを必要としました。もしそれが捕食を免れるためだけのものなら、そのようなシステムは捕食者がいないエディアカラ紀以前には不要だったはずです。しかし青斑核がもとはと言えば覚醒を維持するためのシステムとして作られたとすれば、それはエディアカラ紀に起源をたどれるかもしれません。

私たちが眠っているときにも胃腸、肝臓、腎臓、膀胱、心臓などは機能しています。では何が休んでいるかというと「運動神経と随意筋」、「感覚神経と感覚器」の2つのセットです。自律神経や不随意筋は睡眠時も普通に機能しています。エディアカラ紀にもその2つの休みが必要なセットは存在したに違いありません。嗅覚やケミカルセンサーでエサをみつけて、そこに移動接近する必要がある生物はその2つのセットをもっているはずだからです。

運動神経や感覚神経は不定期に活動することが必要で、一度活動するとニューロン内部のイオン組成を元に戻し、シナプス周辺に放出した神経伝達物質を除去する必要があるのでしょう。また神経伝達物質を使い切ったら新たに取り込むとか生合成するとかして補填しなければなりません。睡眠はおそらくこれらの作業を行うために必要なのです。運動神経や感覚神経がこれらの作業を行うために休んでいる間は、随意筋や感覚器は活動することができません。自律神経がどうして休みなく働けるのかはわかりません。これは脳神経科学の重要なテーマの1つでしょう。

青斑核(Locus Coeruleus)は運動神経・感覚神経のサポートシステムとして、睡眠と覚醒を制御するためツールとして生まれたと考えられます。このシステムがカンブリア紀以前からあるとすれば、脊椎動物以外の生物群にもある程度共通するシステムがあるに違いありませんが、それは近年次々と明らかになってきました。昆虫が眠ることはよく知られていますし、彼らも大脳基底核や脳幹に覚醒システムをもっているようです(1)。線虫(線形動物)もタコ(軟体動物)も眠ります(2、3)。このことは睡眠のシステムは前口動物・後口動物が分かれる以前の段階、ウルバイラテリアの段階から存在したことを示唆します。

突然眠ってしまうナルコレプシーという病気にはオレキシンや青斑核が関与しているらしいですが、これは珍しい病気です(4)。一方パーキンソン病やアルツハイマー病は随意筋の動きに変調をきたす代表的な脳神経系の病気で、患者の数は厖大です。昔からこのような病気で死亡した患者の脳を調査して(本人や家族の了解を得るのは大変だったと思いますが)、どの部分に異常が見られるかを調べるという研究は熱心に行われてきました。図239-1はこれらの病気に関係が深いと考えられているマイネルト基底核(視床とアミグダラの間にある)・橋青斑核・中脳黒質緻密部におけるニューロンの減少を、死後解剖によって調査した結果をまとめたものです(5)。これによると特に青斑核における細胞の減少が著しいことがわかります。

2391a

図239-1 アルツハイマー病かつパーキンソン病で死亡した患者の、マイネルト基底核・青斑核・中脳黒質緻密部におけるニューロンの減少(パーセントロス) 各研究結果のまとめ

アルツハイマー病は皆さんご存じだと思いますが、パーキンソン病とはレビー小体というαシヌクレインというタンパク質からなる塊が脊髄・脳幹・中脳などの細胞の中に蓄積して、それらの細胞の機能が低下するまたは細胞が死滅する病気です。おそらくそのためにドーパミンの分泌が悪くなるなどの影響でふるえ・こわばりなどが発生し、正常な行動ができなくなります(6)。

図239-2はパーキンソン病とアルツハイマー病をわけて調査した結果です。これによると特にパーキンソン病(PD)と青斑核におけるニューロンの減少について、様々な調査結果が一致して相関性があることを示唆しています(5)。黒質緻密部におけるニューロンの減少は従来から言われているように、やはりパーキンソン病と深い関係があるようです。黒質緻密部はドーパミン作動性のニューロンが集結している部域であり、実際L-ドーパ投与によってドーパミンを補充することによりパーキンソン病の治療が可能であることがわかっているので(7)、この場所がパーキンソン病とかかわりが強いことは予想通りです。一方アルツハイマー病は黒質緻密部とは関わりが薄く、マイネルト基底核や青斑核とは関わりが深いことが示唆されています。

青斑核がパーキンソン病にどのようにかかわっているかはよくわかっていませんが、ロンメルファンガーとヴァインシェンカーは「パーキンソン病は中脳の黒質緻密部の変質が原因とされているが、青斑核ニューロンの減少も深く関係している。ノルアドレナリンはニューロンを保護するだけでなく、正常な行動を維持するためにも必要である」と言っています(8)。。またMPTP(1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン)はドーパミン作動性ニューロンを変性脱落させる毒薬として知られていますが、重篤なパーキンソン病を発症するにはさらにLCにダメージを与えることが必要であるというデータもあり、マリエンらはLCの不調がパーキンソン病やアルツハイマー病の進行に決定的な役割を果たすと述べています(9)。さらに詳しく調べたい方は、パーキンソン病における青斑核のかかわりについてまとめた最近の総説をご覧下さい(10、11)。

2392a

図239-2 アルツハイマー病、パーキンソン病、それぞれで死亡した患者の、マイネルト基底核・青斑核・中脳黒質緻密部におけるニューロンの減少(パーセントロス) 各研究結果のまとめ

ロバート・ウィルソンらは165人の高齢市民の協力を得て、記憶と老化研究のプロジェクトを実行しました(12)。参加者は約6年にわたって頻繁に認知テストを受け、亡くなると脳を解剖して検査することに同意しています。その結果、青斑核の中脳よりに隣接する背側縫線核あるいは中脳黒質緻密部などにはみられず、青斑核にはみられる現象がみつかりました。それは図239-3に示してありますが、青斑核のニューロンの減少が顕著なほど認知能力が低下するという結果です。これは背側縫線核あるいは中脳黒質緻密部にはみられない現象でした。このことは青斑核の縮退がアルツハイマー病にかかわっていることを示唆しています。

2393a

図239-3 青斑核ニューロンの密度と認知能力の経年低下

青斑核についてまだ解明されていない重要なことは入力についてです。脳科学辞典には入力は極めて少なく2ヶ所からだけだと書いてありますが、中脳や骨髄の三叉神経核から入力があるとする論文がありますし(13)、実は大脳皮質や視床などからも入力があるのではないかと思われます。これからの研究結果を待たなければなりません。

参照

1)動物の生きるしくみ事典 昆虫の睡眠の分子神経メカニズム
https://cns.neuroinf.jp/jscpb/wiki/%E6%98%86%E8%99%AB%E3%81%AE%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E3%81%AE%E5%88%86%E5%AD%90%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0

2)河野泰三, 林悠、睡眠の進化—線虫に注目して 生体の科学 vol.71, no.1, pp.476-477 (2020)
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201112
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.2425201112

3)Science Portal news タコも「浅い睡眠」と「深い睡眠」ですやすや 沖縄科技大など発見
(2023)
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230911_n01/

4)長谷川恵美 オレキシン産生神経細胞は二つの異なる神経経路でナルコレプシーを抑制する
Hasegawa E., et al.( Mieda M.) : Orexin neurons suppress narcolepsy via 2 distinct efferent pathways : J Clin Invest., vol.124(2): pp.604–616 (2014)
http://physiology.jp/science-topic/10496/

5)Chris Zarow, Scott A. Lyness, James A. Mortimer, and Helena C. Chui, Neuronal loss is greater in the Locus Coeruleus than Nucleus Basalis and Substantia Nigra in Alzheimer and Parkinson Diseases., Arch. Neurol., vol.60, pp. 337-341 (2003)
doi:10.1001/archneur.60.3.337
https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/article-abstract/783853

6)福岡みらい病院 パーキンソン病とはどんな病気?
https://www.fukuoka-mirai.jp/neurosurgical-functional/975/

7)難病情報センター パーキンソン病
https://www.nanbyou.or.jp/entry/169

8)K.S.Rommelfanger and D.Weinshenker, Norepinephrine: The redheaded stepchild of Parkinson's disease., Biochemical Pharmacology, vol.74, Issue 2, pp.177-190 (2007)
https://doi.org/10.1016/j.bcp.2007.01.036
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S000629520700086X

9)Marc R Marien, Francis C Colpaert, Alan C Rosenquist, Noradrenergic mechanisms in neurodegenerative diseases: a theory., Brain Research Reviews, vol.45, pp.38-78 (2004)
https://doi.org/10.1016/j.brainresrev.2004.02.002
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0165017304000165

10)Bilal Abdul Bari, Varun Chokshi, Katharina Schmidt, Locus coeruleus-norepinephrine: basic functions and insights into Parkinson’s disease., Neural Regen Res vol.15(6): pp.1006-1013 (2019) doi:10.4103/1673-5374.270297
https://journals.lww.com/nrronline/fulltext/2020/15060/Locus_coeruleus_norepinephrine__basic_functions.5.aspx

11)Elena Paredes-Rodriguez, Sergio Vegas-Suarez, Teresa Morera-Herreras,
Philippe De Deurwaerdere and Cristina Miguelez, The Noradrenergic System in Parkinson’s Disease., Frontiers in Pharmacology vol.11, article 435 (2020)
https://doi.org/10.3389/fphar.2020.00435
https://www.frontiersin.org/journals/pharmacology/articles/10.3389/fphar.2020.00435/full

12)Robert S. Wilson et al., Neural reserve, neuronal density in the locus ceruleus, and cognitive decline., Neurology vol.80, pp.1202-1208 (2013)
https://doi.org/10.1212/WNL.0b013e3182897103
https://www.neurology.org/doi/abs/10.1212/WNL.0b013e3182897103

13)Flavio Pisani, Valerio Pisani, Francesca Arcangeli, Alice Harding and Sim K. Singhrao, Locus Coeruleus dysfunction and trigeminal mesencephalic nucleus degeneration: A cue for periodontal infection mediated damage in Alzheimer’s Disease? Int. J. Environ. Res. Public Health vol.20, no.2, pp.1007-1029 (2023)
https://doi.org/10.3390/ijerph20021007
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36673763/

 

| | | コメント (0)

2024年6月 2日 (日)

にらむ猫

政府や日銀は「緊張感を持って注視する」という言葉が好きですが、これはむしろ「何もしません」とは言えないので、エクスキューズで使っているというニュアンスです。

サラとミーナも注視することはありましたが、その意味はよくわかりません。

Photo_20240602111301

サラの注視(歌舞伎役者?)

Img_1052b

ミーナの注視(警察官?)

でも西島家の食客である「ジョジョ」の注視は「食べ終わるまで来るなよ」と言っているようにみえます。

Photo_20240602111401

ジョジョの注視

西島三重子さんのフェイスブックより
https://www.facebook.com/mieko.nishijima

ジョジョが食客から飼い猫になっていくのか、そうはならないのか注視しています。

 

 

| | | コメント (0)

« 2024年5月 | トップページ