クーシスト-都響 ヴィヴァルディ「四季」@サントリーホール 2023/04/21
春爛漫で団地の周辺には様々な花が咲き乱れています。さらに今年は3月末にイソヒヨドリが来訪したうえに、今週にはいつもは5月末にやってくるオナガをみかけました。
今日は久しぶりに東京溜池にでかけて都響(クーシスト)の演奏を聴きます。ヴァイオリニストであるクーシストの名前は昔からおなじみでしたが、指揮者として聴くのはCDも含めてはじめてです。腕を故障したときに、指揮できてくれといわれてやったのがはじめということで、こういうのはギラギラとめざしたのではなく、天の声ですからそれなりの良さがあると思います。
今日はP席で、ここは映像で写ってしまいますし指揮者の正面なので、よほど暑い時以外はTシャツではなくジャケットなどを着て着席することにしています。会場は大盛況でほぼ満席です。コンマスはボス矢部、サイドは新コンマスの水谷さん。
マエストロ・クーシストの指揮はとてつもなく自由闊達で都響とのコンビネーションも素晴らしく、今日のヴィヴァルディ「四季」の演奏はイ・ムジチ、シンフォニーオブジエアー、ビオンディ、ミドリー・ザイラーなどについで、歴史に語り継がれるような名演だったと思います。クーシストはヴァイオリンを使って、ソネットを音で語っているのです。都響も変幻自在な「編曲」と演奏にきっちり付き合っていました(古川必死)。
後半のベートーヴェンの第七交響曲はちょっとテンポが速過ぎて、こうやると却って弦楽メロディーの角がとれてしまってつまらなくなるという実験みたいな感じでした(サントリーホールの特性)。「四季」のようにソリストがいれば特に気にはならないのですが。
リハーサルでは指揮者と演奏者の位置が近いので、多分指揮者はこのことに気がつかず修正できないのだと思います。客席の中央で指揮するとすぐわかると思いますが、そんなこと誰もやらないでしょう。これできっちり吹いてる松木さんはすごい。
指揮者アンコールの写真を最後に
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