都響 2024~2025シーズンプログラム
(敬称略をご容赦)
都響の2024~2025シーズンプログラムが発表になりました。まずざっと見て、マーラーが5番のCDを聴いてがっかりしたダニエル・ハーディングの1番だけということでぶん投げようとしましたが、気を取り直して、まあとりあえず一読はしようと思い直しました。意図的にマーラーをなるべく演奏しないようにしようとしているのかもしれません。インバルが3回目のシリーズをやると言っていたのはどこにいったのでしょう。大野と国塩がつぶしたのでしょうか?
なぜか東京芸術劇場がしつこく改修をくりかえすため、来年度はC定期が短縮になります。フルシャ復活には驚きました。私に権限があるなら、意図的に契約違反をやった人間なんて絶対に呼びませんけどね。まあ都響は心が広いのでしょう。マルティヌーのつまらない音楽をきかされた昔の思い出がよみがえります。でも選曲はともかく、演奏は素晴らしいのでロマンティックは聴きに行くかも。ザ・グレートは山響で聴いたばかりですが、あれは古楽に偏った演奏だったので、普通の演奏を聴いてみたいと思いました。都響ではずいぶんやっていないと思います。
ABでやる大野のタコ8はひょっとすると名演になるかもしれないという期待があります。バービイ・ヤールは10年ほど前にヘスス・ロペス=コボスの指揮で聴いて大変感動した覚えがあり、インバル指揮でも聴いてみたい。コロナで中止になった演目でもあります。ACでやるブルックナー9番は高関-シティフィルの名演を聴いたばかりですが、なんと第4楽章をやるというスペシャルなプログラムです。
個人的にはプロムナードに期待しています。クーシストが弾いて指揮する「四季」はどうなるのか興味津々です。ただ大野がやったばかりのベートーヴェン7番をまたやるのはどうかと思いますね。4番あたりの方がよかったのでは? 山下愛陽がどんな演奏家なのかも楽しみですが、何もアランフェスをやらなくてもいいんじゃないかな。この曲はひなびた雰囲気がただよっているのが好きなので、あまり非常に若い演奏家にはふさわしくないような気がします。都響が女性指揮者を使うのは久しぶりだと思いますが、タビタの指揮には期待しています。新進気鋭のファレルの演奏も聴いてみたい。
こうしてみるとそんなに悪くはないと思いますが、私的にはマーラーのシンフォニーがほとんどないシーズンプログラムには全く気分が盛り上がりません。そういえばブラームスもなし、新世界よりもなしで、ここまで乖離するとテンションが落ちますね。まあ都響だけがオーケストラじゃないってことで。
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