My favorites 22: 三ツ橋敬子-京響の「新世界から」
ロームシアター京都で開催された「ローム ミュージック フェスティバル2017 オーケストラ コンサートⅠ」
三ツ橋敬子 京都市交響楽団
曲目:ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界から」 ~ Antonin Dvorak : Symphony No.9 in E minor, "From the New World", Op.95 ~
https://www.youtube.com/watch?v=Ak6SugzsoE4
冒頭から音の柔らかさが感じられます。特に第2楽章は日没直後薄暮のマジカルな雰囲気が感じられ、コーラングレもノスタルジ-にあふれた抑制された美しい世界に浸らせてくれます。全体的に音量が小さい部分の細部の美しさにこだわったユニークな演奏だと思います。
都響アーカイブで調べると、2011年調布グリーンホールで一度三ツ橋さんは都響を指揮した演奏会をやっていて、このとき私も聴いたことを覚えています。アルビノーニのオーボエ協奏曲 op.9-2は大好きな曲ですが、「これはノリが重たいな」とあまり感心しなかったことまで覚えていました。ソリストのせいかもしれませんが・・・。
今回の京響の演奏を聴くと、三ツ橋さんには是非都響でブラームスを聴かせてもらいたいと思いました。各地で引っ張りだこの割にはどこのオケの常任もやっていないのが不思議です。まあその方が気楽なのかもしれませんが。
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