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2023年8月31日 (木)

出産年齢の高齢化は社会の崩壊を招く

日本では初婚年齢が年々高くなっていて(図1)、厚生労働省によると2022年度には女性の初婚年齢が29.5才となり30才最目前まで上昇してきました。1970年には24才だったのですから、ここ50年で5.5才も上昇しました。

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図1

これは決して放置しておいて良いことではありません。ダウン症の発生率はひとつの指標ですが、図2をみると30才を超えると顕著に上昇していることがわかります。年齢上昇にともなって卵の遺伝子にさまざまな異常が発生することは間違いありません。これは高齢なほど多くの放射性物質、突然変異誘起物質、宇宙放射線に長時間さらされているので当然です。たとえばハムやベーコンその他の加工肉類に含まれているアゾ色素は凶悪な食品添加物で、それを使ってマウスの発がん実験などがよく行われていました。無塩せきと書いてある製品には含まれていません。

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図2

年齢の上昇に伴って精子にも異常が発生することも知られています(1)。図3では特に精子DNA断片化指数(DFI= DNA fragmentation Index)に注目すべきです。精子・卵子の遺伝子が劣化すれば、当然子どもの質も劣化し、病気も増えるでしょう。

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図3

男女ともに高齢でできた子どもは異常な遺伝子を持つことになる可能性が高く、いったんそうなると子々孫々に損傷したDNAが伝承され、日本の状況が変わらなければますます日本人のDNAは劣化していくでしょう。

これを防ぐため緊急にできることとしては。若いうちに結婚出産すれば得になるような税制が必要だと思います。親が10代の場合、子どもは社会が面倒を見るような制度も歓迎されるべきでしょう。損傷のないDNAを持つ子どもはそのくらい貴重です。

長い目で見れば社会が若年者の結婚を歓迎するようなシステムをつくっていくことが重要です。個人的には20代男性社員の収入をふやす、20代女性社員の仕事を減らすことが必要だと思います。男女平等の理念に反するかもしれませんが、ヒトも哺乳類なのでその生物学的なメスの役割は定められています。母乳の必要性も再認識されています(2)。

また意味もなく大卒が高卒より厚遇されることがないようなシステムを作ることが重要です。まず公務員から高卒を多く採用するようにしてはどうでしょう。意味のない大学は減らすこともあり得ます。そのくらい結婚・出産の高齢化は社会にとって危険だと思います。

1)クローズアップ現代 男にもタイムリミットが!?~精子“老化”の新事実~
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4097/

2)Babysmile 赤ちゃんの健康情報
https://www.babysmile-info.jp/community/mothersmilk-2/



 

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