アラン・ギルバート-都響: アルプス交響曲@上野東京文化会館2023/7/20
猛暑の中サラを残していくのは一寸心配で、よほどエアコンをつけっぱなしで出かけようかとも思っていましたが、幸い気温が下がってきたので、これならということで普通に文化会館にでかけることにしました。今日はホルンの王シュテファン・ドール氏がソリストの上にアルプス交響曲にもトップ奏者として加わるということでドールまつりです。指揮者はアラン・ギルバート、コンマスはボス矢部、サイドはゆづきです。入場するとマキロンが足先の柔軟体操をやりながら弾いていてびっくり。彼女が開幕前にステージに出てくるのはめずらしいことです。
前回は前席者の強烈な体臭でお休みしたも同然でしたが、今回はそれもなくほっと安堵しました。ウェーベルンの曲はベルティーニ-ケルン放送交響楽団のCDを聴いていたので、なかなかの名曲だということは知っていたのですが、アラン-都響の演奏はピンとこなかったですね。なぜかはわかりません。モーツァルトの曲は、そんな昔にもこんなに技巧的な曲をサラサラ吹ける人がよくいたものだと思いました。
アルプス交響曲はアランがNDRを振ったYoutubeで予習しましたが、日の出までの雰囲気(好きです)は残念ながらNDR>都響でした。しかしそこからはドールの先導もあって都響も本領発揮、圧倒的な演奏を繰り広げました。やっぱり都響のホルンに足りないのはノリとオーケストラを先導する力ですね。謹厳実直はダメです。ドールの演奏を聴いてそれがよくわかりました。トランペットとトロンボーンにはそれがあります。
あのウィンドマシンは楽器に問題ありますね。西川さんがあんなに筋トレみたいなのをやらないといけないのはおかしい。サンダーシートはたたいた途端にひん曲がってしまいましたし(下の写真)。ヘッケルフォーンがどんな音か注意して聴いていたのですが、ソロがなくてわかりませんでした。バンダが倍管ということでしたが、終了後全員ステージに1列で登場して壮観でした(下の写真)。大人数なのに整然とした演奏でバンダ素晴らしかったと思います。
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