和田-都響 「皇帝」と「運命」@池袋芸劇2023/03/09
和田一樹というマエストロの名前はごく最近まで知らなくて、都響-ラジオ体操第一のMVが初めての出会いでした(1)。今夜は都響の演奏が格安で聴ける特別な演奏会で、これを聴かない手はありません。コンマスは山本さん、サイドはゆづき。偉そうなエキストラの方がフルートの席に(誰だか知らない)。あの有名なリュックのおじいさんが開演直前になんと2列目に着席(いつもは1列目)。
ソリストの小山さんはさすがに貫禄の「皇帝」。私は田部ちゃんの「皇帝」が好きなのですが(特に弱音部)、何も申し上げることはございません。生まれて初めてプロ演奏家の「エリーゼのために」(アンコール)を聴いてさらに感動しました。
マエストロ和田の指揮は強靱な弾力で貫かれていて、「運命」はすばらしくグルーヴする演奏でした。都響がここまで乗りに乗って演奏するのを久しぶりで聴いた気がします。山本-和田の相性は抜群です。
都響のホームでもほとんどプロモーションしてないし、フライヤーも和田さんのサイトで初めて見たくらいでした(これ自作で、実はフライヤー自体がなかったのかもしれません)。いつもはスタッフが公式録画しているのですがそれもなし。でも広い芸劇はお客さんで一杯(WBCなんてどうでもいい)。すばらしい演奏会でストレス解消の一夜でした。いやー、またマエストロ和田-山本しげさんの組み合わせで演奏を聴きたい。シューベルトのグレート交響曲を希望します。
余談ですが、蔭井さん(1Vn)の眼の良さには驚きます。3.0くらいあるのではないでしょうか、それとも遠視? 普通の人の倍くらいの距離にスコアを置きます。隣の奏者とも位置がはっきりずれています。これでは最後列でしか弾けないのでは。
1)https://www.youtube.com/watch?v=az_109-rMAo
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