サラの考察8: ひも
サラはシェルターに来る前に野良猫だったことがあるようです。まあ17年も前の話ではありますが。でも三つ子の魂百までと言うことわざがあるように、子供の頃に強く心に焼き付いたことは死ぬまで忘れることはないようです。
そのひとつが細長いものにたいする執着です。写真はカメラのストラップにかみつこうとする様子で、うちに来た当初からネズミのおもちゃには全く興味を示さないのに、ただの紐には強い関心を示していました。
「どうして?」
「むかしヘビを食べたら美味しかったのよ」
「なるほどね、ほかにはどんなものを食べていたんだい?」
「あとは枯葉ね。生きている植物は私たちには毒のものが多くて食べられないんだけど、枯葉は大丈夫なのよ」
「猫草は大丈夫なんだよ」
「わかっていても枯れてから食べるのが好きなのよ」
「まあ一度しみついた習慣からはなかなか逃れられないもんだね」
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