ビチュコフ(Bychcov) とWDRそして四方恭子
セミヨン・ビチュコフとケルン放送交響楽団はそれぞれ来日していますが、両者がコンビで来日したことはあるのでしょうか? 私には記憶がありません。ケルン放送交響楽団は旧称で、現在は正式にはWDR交響楽団(Westdeutschen Rundfunk Sinfonieorchester Koln)です。このビチュコフのCDボックスには(箱に細かい傷が多くて恥ずかしいですが)、ベルリンフィル、コンセルトヘボウ、ロンドンフィル、パリ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、バイエルン放送交響楽団と欧州のそうそうたるトップオケを振った演奏が収録されていますが、13年も彼が指揮者を務めたWDRとの演奏は、契約の関係でしょうか、1曲もありません。
しかし最近WDRは多くの過去の演奏会のMVを YouTube に公開していて、その中にビチュコフが指揮しているのもあります。中には現在都響のコンミスである四方恭子さんがコンサートマスターを務めている作品もあってこれは聴きものです。オケの落ち着いた音・高い技術とともに、ビチュコフもなかなかの熱演でありながら、何度も聴きたくなる飽きの来ないタイプの演奏です。ただ他の方がコンサートマスターを務めているMVに比べて、四方さんの場合 映っている時間が短いような気がします。カメラマンかディレクターが人種差別主義者だったのでしょうか? ビチュコフは現在チェコフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督・首席指揮者です。
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調
https://www.youtube.com/watch?v=uKsNyuiyRIM
ブルックナー 交響曲第8番ハ短調
https://www.youtube.com/watch?v=g3_Mvh0Fpcg&t=13s
ブラームス 交響曲第3番ヘ長調
https://www.youtube.com/watch?v=mpvpu-sN4gY&t=11s
ブラームス 交響曲第4番ホ短調
https://www.youtube.com/watch?v=Uqv04x2_4d0
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