« 新型コロナウィルスの形態 | トップページ | 大野-都響 ショスタコーヴィチ交響曲第5番@サントリーホール2021/12/20 »

2021年12月20日 (月)

国立国会図書館の怪

Photo_20211220111101

↑ クリックして拡大して見てください

私は国会図書館に「生物学茶話@渋めのダージリンはいかが」という本を献本していますが、これはもともとデジタル本なので国会図書館のデジタルコレクションに収蔵されていて、インターネットで自由に閲覧できるはずなのです。

しかし自分でアクセスしてみて腰を抜かしました。なんと上図のようにアクセスできなくなっているのです。あわてて電話してみて、さらに驚くべき事態になっていることがわかりました。国会図書館のすべてのデジタルコレクションにインターネットからアクセスできなくなっていて、図書館に行かないと閲覧できないようになっているんだそうです。

ええーっ! それじゃ紙本と同じじゃない? 冗談でしょ・・・。

いや本当で、しかもこの事態を解決できるめどはたっていないそうです。少なくとも私の本に関しては著作権問題はあり得ません。執筆も編集も出版も私ひとりでやったので、私がフリーで閲覧できますと言っているのですから、著作権問題が発生するわけがないのです。

デジタル庁はなんのためにあるのでしょうか? デジタル化の根幹というより国家の根幹がこんな調子では、この国の政治家は遊んでいるようなものでしょう。牧島かれんよ なんとかしてちょうだい。

ただ絶対見れないかというと、そうでもなくて国会図書館のHP

https://www.ndl.go.jp/

にアクセスし、検索ボックスに 生物学茶話 などと打ち込むと本の名前が表示されて、右端に デジタル というボックスが現れるので、そこをクリックすると上のような画面が出ます。そこで赤矢印で示した部分をクリックすると読めます。または左上の詳細レコード表示からもアクセスに至れます。

もうひとつ問題なのは、国会図書館のHPからは検索できるのですが、デジタルコレクションに移動すると検索ボックスに入力しても、検索にかからなくなります。これはデータの受け渡しがきちんとできていないからだと思われ、デジタルコレクションの管理がそもそもできていない証拠でしょう。かけ声だけは威勢がいいが、予算も人員も根回しも足りなくて実際はグダグダという最近のこの国によくある事態なのかな(orz.....)。

| |

« 新型コロナウィルスの形態 | トップページ | 大野-都響 ショスタコーヴィチ交響曲第5番@サントリーホール2021/12/20 »

私的コラム(private)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 新型コロナウィルスの形態 | トップページ | 大野-都響 ショスタコーヴィチ交響曲第5番@サントリーホール2021/12/20 »