堀米ゆず子の変幻自在
2017年11月に池袋芸劇で開催された、小泉指揮都響演奏会でソリストを務めた堀米ゆず子さんのブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番が、繊細かつ自由闊達な演奏で大変素晴らしかったので、もう一度聴きたくて画像の右側のエクストンのCDを購入しました。これはラザレフ指揮日フィルとの共演です。
http://morph.way-nifty.com/grey/2017/11/with-b04b.html
ところが都響との演奏とは違ってガッチガチの堅苦しい演奏で、がっかりして一度きいたきりだったんですが、最近彼女がシモノフ指揮ロイヤルフィルと演奏したメンブランのCDがあることを知って、おそるおそる購入して聴いてみました(左側)。するとこれは with 都響とも、with 日フィルとも異なる、実にやわらかくゆったりとした叙情的な表現で、気に入っていた都響との演奏会とはまた違った意味で感動しました。
同じ演奏家とは思えないくらい違う表現だったので、演奏時間を見てみると、
日フィル版:
第1楽章 7分51秒
第2楽章 8分31秒
第3楽章 7分59秒
ロイヤルフィル版:
第1楽章 8分41秒
第2楽章 9分45秒
第3楽章 7分17秒
となっていて、やっぱりロイヤルフィル版では第1楽章と第2楽章をずいぶんゆったりと演奏していることがわかりました。私的にはロイヤルフィル版がお気に入りです。
シモノフさんはとっても愉快な指揮者で YouTube に「Y・シモノフ変態指揮集」が出ているくらいなのですが、私は好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=z5VfJ0I9YTk
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