医療崩壊
もう皆さん気づいていると思いますが、日本の医療がすぐ崩壊するのは、いくら医師が大勢居てもみんな個人経営の医院をやっていて、ほとんどの場合患者に話を聞いて薬を出すだけの生活をしているからです。コロナの患者を診ろといわれてもパニックになるだけです。民間の病院だってコロナ患者をうけいれているのは20%台だそうです。
個人経営の医院にはCTもMRIもありませんし、患者を待たせるのが嫌なので検査も採血程度です。往診なんてとんでもありません。じゃあ公的病院はどうかというと、政府はお金を出してまで病床を削減し公的病院の規模を縮小しようと、今年度も含めてずっとやってきたわけで、それがもろに裏目にでたわけです。
以前にポルシェに乗って愛人もいる病院の医師に、「もっと医師の仕事は暇で責任も緩く給料も安くした方がいいんじゃないか」と言ったことがあるのですが、その医師は「いやとんでもない、忙しくても医者はお金持ちじゃなきゃやる意味がありません」と一刀両断で否定されました。そんな本音をすぐ語ってくれるこの男は好きです。
立憲民主党が政権をとっても、今の医療体制を改善するのは大変ですよ。まあ大学病院や国立病院のリストラを止めることくらいはすぐできるかもしれませんが、医師の生き方とか教育とかから根本的に変えていかなければならないので、必死に取り組んでも10年くらいはかかりそうです。
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