リオネル・メッシの思い出
私がFCバルセロナ(バルサ)に関心を持ったのは、ロナウジーニョがパリ・サンジェルマンから移籍するのではないかという噂をきいて、いったいバルサとはどんなチームなんだろうと思ったことからでした。2002年のことです。それでWOWOWに加入し、バルサの試合を見始めました。当時はサビオラとクライファートという奇妙な凸凹コンビがFWをやっている、あまり強さが感じられないチームでしたが、チャビ、エンリケ、コクー、プヨールなどキャラの立った選手達が居て、見ていて楽しいチームという印象がありました。
そのうちロナウジーニョが加入し、エトオやデコもやってきて、バルサは黄金時代を迎えますが、ちょうどそんなとき(2004年)にバルサが、静岡のエコパにやってくるというので見に行きました。そのときにすでに天才少年として話題になっていた16才のメッシもやってきていて、出場し、ロナウジーニョのパスを受けて見事なシュートがジュビロのゴールに吸い込まれるのを目撃しました。
このときにびっくりしたのは、磐田の駅からエコパスタジアムまでの道端に、どこからわいてきたのか信じられないほど多くの外国人商人が怪しい商品を並べて売っていたことです。外国からこんな商品を持ち込んでペイするのだろうかと疑問でしたが、バルサというチームの凄さを再認識させられました。
それから18年間、メッシはバルサと共にありファンを楽しませてくれました。メッシはアルゼンチン人であり、カタルーニャ人じゃないのに、ずっと移籍せずバルサでプレーしてくれたことは素晴らしいことだと思います。
そんなメッシもついにバルサを離れるときが来てしまいました。最後の2年くらいは彼がチームに君臨することによって、いびつな忖度サッカーになっていたので、バルサというチームにとってこれは不適切なことであり、それはメッシもよくわかっていたはずですが、やはり彼もファンも愛着というものがあって、湧き上がってくる感情があります。
パリで良い仕事をしてくれることを祈って。ボン・ボヤージュ!!
(画像はウィキペディアより)
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