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2021年6月15日 (火)

秋山-都響 金川真弓のシベリウスコンチェルト@東京文化会館2021/06/14

Akiyamakanagawa

曇天でしたが今日のコンマスは四方さんなので信じて傘を持たずに上野へ。やっぱり傘は帰りも必要ありませんでした。

本日の指揮者はレジェンド秋山さん、コンマスは四方さん、サイドはマキロンです。ソリストはヴァイオリニストの金川さん。今日はシベリウスのコンチェルトです。このコンチェルトはひんやりとした北欧の静けさの中で、しだいに炎が燃え上がるという雰囲気の曲のはずなのですが、金川さんは冒頭からやわらかく温かい音で、曲に関係なくこのスタイルで演奏するんだという主張を感じました。しかもフォルテになると強靱な音だけれど、バタバタしない安定感抜群の心地よさがあります。

それにしても彼女は玄人受けするんですね。こんなに四方さんが「悪乗り」ともいえるくらい嬉々として演奏しているのを見たことがありません。オーケストラとの一体感が素晴らしく、指揮者も制御できないくらい乗り乗りの演奏でした。金川さんのシベリウスのコンチェルトはヘルシンキフィルとの演奏がYouTubeに出ています↓
https://www.youtube.com/watch?v=6kjsSiaGxoI

しかし今日の演奏はそれとは比べものにならないくらい生々しく盛り上がりました。演奏後オケメンがみんなで足を踏みならして金川さんを賞賛していました。ただどんな曲を演奏してもこんな感じの演奏で、金太郎飴的なんじゃないかという危惧は若干感じました。

後半のプロコフィエフのシンフォニーは、なんだか遊園地で遊んでいる感じの曲で、いまひとつ刺さるところがありませんでしたね。

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