変異株の脅威と検疫
インド株のクラスターが発生しているようです(1)。これはもう最悪ですね。それもこれも感染者が空港検疫をすり抜けたのが原因であることは明らかです。その空港検疫がザルじゃないかということはいろんな報道で危惧していたのですが、なんと判明率が37%とは頭がクラクラしてきます(2)。これじゃともかく何かはやりましたというアリバイ作りをやっているだけとしか思えません。検疫はPCRできちんと待機期間をとってというのが世界の常識ではないのでしょうか?
インド株が蔓延したら、誰かが責任とらなきゃいけませんよ。責任とったって蔓延は止められませんが、それでもです。田村大臣は職員の会食で陳謝しましたが、こんな検疫をやっていて陳謝もしないんですか? 職員の会食なんてかすむくらいの重大な問題ですよ。ベトナムではさらに危険なインド株と英国株のハイブリッドが発見されたといいますし。
1)https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7cd451bcb66301da35fd47cbfca54fa11637aa
2)https://johosokuhou.com/2021/05/31/47535/
ひとつ不可解なことがあります。都響は6月26日と7月1日にアラン・ギルバートの指揮でコンサートを予定していて、一部チケットをもう販売しています(3)。ところが彼は6月17日・18日にハンブルクのNDRエルプフィルハーモニーでのコンサートをやることが決まっていて(4)、それが終わってすぐに来日するとしても、検疫を行った後リハーサルをやる日程を確保できるのでしょうか? 都響のサイトは「現在、アラン・ギルバートの入国に向けて、関係省庁との協議を行っておりますが、必要な防疫措置と隔離期間を満たした上での公演開催可否が最終的に判明するのは6⽉中旬以降の見込みです。」とアナウンスしています。ということは、関係省庁の裁量で検疫の期間が変動するということを意味しています。
アランはすでにコロナに感染して入院治療し回復した人なので、実際には入国しても大丈夫だとは思いますが、都響の記述を見て想像されるのは、関係省庁や検疫機関にはいろんなところから早く通してくれと言う要請が引きも切らないのではないか。そしてそこに情実や圧力や金銭がからんでくるのではないかという疑いを抱かざるをえません。都響だって親方百合子ですから十分に圧力かかりますよ。
3)https://www.tmso.or.jp/j/news/13633/
4)https://www.elbphilharmonie.de/en/whats-on/17-06-2021/TICKETS/
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