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2020年11月 4日 (水)

サラとミーナ 237: プリンターは私の場所

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プリンターの上はミーナのお気に入りの場所です。外を眺めることと、私を監視することの両方が可能です。

猫を飼って何が楽しいのかと思う人もいるかもしれませんが、まあステディな友人が数人いて、仕事の後はいつもみんなで飲んだり楽しく遊んでいるような人々にとってはあまりわからないかもしれません。しかし孤独な人々にとっては、ペットといろいろやりとりすることが楽しみになります。今はなき ZARD に「Just believe in love」という歌があって、その冒頭の歌詞が「すり切れるほど聴いたアルバムが、あの頃たったひとりの友達だった」ですが、猫だけが心を許せる友達っていう人もいるに違いありません。

猫にも人と同じくらいさまざまなキャラがあって、それぞれのキャラに合わせた付き合い方が必要ですが、一つ言えることは犬や猿と違って猫は野生では単独行動なので、ボスとしての飼い主を求めないということです。ボスになるといろいろ指示を出さなければなりませんが、猫に指示を出す飼い方は不適切で、せいぜい示唆くらいがいいと思います。たいていの人は毎日ボスや部下と接して生活しているわけですが、そのようなわずらわしい世界から離れたいという気持ちは多くの人が持っているかもしれません。

猫は飼い主を上司や部下とは認識しませんが、友達としてみてくれるかどうかはそれぞれの猫のキャラや飼い主の飼い方によります。飼い主を親、配偶者、兄弟、隣人、ライバル、敵、などと認識することがあります。きっちり飼い主と認識している頭の良い猫もいるかもしれません。ミーナはずっと私を母親と思っているようです。サラは最初は隣人くらいの認識だったのですが、10年くらいたってから私はボーイフレンドに昇格したような気がします。サラはいつもいろいろ考えて生きている感じがします。たとえばおやつがほしいときは、私をじっとみつめて眼が合うと私を食器のところに連れて行き、じっと空の食器をみつめてから私の方を振り向くのです。すばらしいコミュニケーションのとり方だと思いませんか?

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