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2020年7月23日 (木)

玉川総研の手柄

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どうして日本のPCR検査がいつまでたっても増えないのか疑問だったのですが、今朝の玉川総研(羽鳥慎一モーニングショー)でようやく腑に落ちました。それは日本の感染症対策コミュニティーにハンセン病で敗訴したというトラウマがあるということでした。つまりPCR検査の擬陽性者を強制隔離したら裁判で負けるという恐怖があるから増やせないということです。

しかしハンセン病は一生隔離という問題なのに対して、コロナは1週間ですし、3日後にもう一度検査すればまた擬陽性という可能性は極小なので、もっと短くて済む可能性もあります。第一隔離は強制ではなく、事情があれば回避できます。自宅にいてもらうだけでも、フリーに出勤したり飲みに行ったりするのとは全然違うでしょう。番組では隔離は国民の義務という方向でしたが、事情があれば隔離は回避して家でおとなしくしていてもらうということで良いのではないかと私は思います。それなら人権侵害で訴えられることもないでしょう。

ところがこれで終わりではなく、玉川が厚労省に問い合わせたところ、厚労省はハンセン病のトラウマを否定して、擬陽性者を隔離することによって隔離施設や病院のキャパシティーが圧迫されるという理屈を提示してきました。しかしそれは検査の基準を精査して、怪しい場合は「あなたは陽性かもしれないが明確ではないので、注意して生活して下さい」というようなことでとどめておくとか、いろいろなやり方があると思います。無症状者は東京ドームでもいいと思いますよ。あそこは換気もちゃんとできています。ニューヨークやバイエルン、北京などではPCR検査によってコロナ蔓延を断ち切るのに成功している例もあるので、日本でも「しのごの言わずに」きちんとPCR検査をやることが重要です。本当に情けない政府だと思います。西村よ、しっかりやれ。

北京
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/07/f577624943580d82.html

ニューヨーク
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b168c6a645a7b5cf814f48e167d9c15c3335884

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