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2020年6月 5日 (金)

もう完全に後進国と化した日本の科学

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これは山下えりか氏がまとめた新型コロナウイルス感染症に関する国別論文数です。

中国は発祥の地なので、立ち上がりも早く論文数が多くなっているのは当然と言えますが、日本は欧米諸国はもちろん、アジア諸国の中でも後塵を拝しているのがわかります。晋三をはじめとする自民・公明政権の反知性主義の影響が露骨に現れた結果です。

この結果の深刻さを諸野党がどのようにうけとめているかということも気になりますが、ともかくこの政権を没にしなければ日本の未来はありません。

これは単に研究費がカットされているという問題だけではなくて、直ちに取り組む必要がある新しい課題に、日本の科学者達が機動的に対応できていないという面もあると思います。それは研究テーマが政府のお仕着せで窮屈になっていて、自由な取り組みができないという制度上の問題があります。これは政権の問題だけではなく、日本のお役所が大学や研究所を支配して勝手にやらせないようにしようとしてきた昨今の姿勢に問題があるのです。研究テーマを自分たちでコントロールした方がお国のためになるというのは役人の思い上がりです。

役人が優秀だったのはもう遙か過去のこと。失敗に失敗をかさね、ついには議事録の改ざんや廃棄までおこなって証拠隠滅をはかろうとする情けない集団にまで落ちぶれてしまいました。

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