アビガンは本当に効かないのか?
最近突如として、アビガンは無効だというニュースが流布しています。本当でしょうか?
アビガンはDNA依存性RNAポリメラーゼは阻害せず、阻害するのはRNA依存性RNAポリメラーゼです。この酵素は人間にもありますが、その機能は siRNAを合成してmRNAの機能を阻害することにあります。したがってこの酵素を阻害するとmRNAの機能は促進されるわけです。
アビガンはおそらく胎児において、そこでその時間に機能が阻害されるべきmRNAの機能が誤って有効になるために異常が発生し、催奇性という副作用をもたらすと想像されます。成人の場合にどんな副作用があるかはわかりませんが、この点は世界から情報を集めて十分に安全性を確かめる必要はあるでしょう。しかし没にするにはあまりにも残念です。
要するに臓器にダメージを与えるほどコロナウィルスが増えてしまうと、アビガンで増殖を阻害しても手遅れということでしょう。これはコロナウィルスの増殖を阻害する薬なので、常識的に考えると感染初期に飲まないと効かないでしょう。理想的には家庭に常備薬として備蓄しておいて、コロナの流行が始まると妊婦と子供以外、特にバスや電車でどうしても通勤せざるを得ない人、生活必需品を販売する人、医療や介護のスタッフが予防薬として飲むのが正解なのではないでしょうか? 私はワクチンより有望だと思います。
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