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2020年5月13日 (水)

ファウチ所長

Nih_clinical_research_center_aerial

米国のNIH(national institute of health)はメリーランド州のベセスダという人口5万人くらいの小さな街にある、米国の知の中心のような組織です(写真はそのごく一部 ウィキペヂアより)。なにしろノーベル賞科学者を100人以上輩出しているというとてつもないところですから。NIHは傘下に20以上の医学系研究所やセンターを持つ巨大組織であり、その一つにアメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)というのがあります。そのヘッドが今毎日テレビに登場するファウチさんです。

https://www.niaid.nih.gov/

本来ウィルス蔓延のときにはCDC(Centers for Disease Control and Prevention)という組織があって、そこが仕切らなければいけないのですが、なんと新型コロナウィルス検査キットの開発に失敗して、とんでもないまがいものを作ってしまったので、それもあってアメリカは大変なことになってしまいました。まあそういうことで、ファウチさんが仕切ることになったようです。

https://www.technologyreview.jp/s/190976/why-the-cdc-botched-its-coronavirus-testing/

ファウチさんはトランプに妨害されながらもきっちり仕事をしています。それは彼が研究者としても、医師としても、そして公衆衛生の専門家としても優秀な人だからでしょう。そういう人が感染症蔓延の際には仕切るべきだと思いますが、日本にはそういう人を育てる素地がありません。昔は筑波がベセスダみたいになるのかなと思っていましたが、どうやらそれもなさそうですね。

日本でもCDCを作ろうという話はありますが、どうでしょうかねえ。厚労省の出先行政機関じゃ何かと問題が発生しそうです。ベースにプロフェッショナルな研究組織があって、そこから大学や企業や病院につながっているという形がいいんじゃないかと思います。実際NIAIDはmRNAワクチンを開発しています。mRNAを使うのがいいストラテジーなのかどうか私にはわかりません。素人考えでは、人間の細胞のレセプターにとりつく部分のウィルスの構造は、人間の遺伝子が変化しない限りウィルスの遺伝子も変化できない(変化したらとりつけなくて死んでしまう)ので、そのような部分をターゲット(エピトープ)とする抗体ができれば一番良いと思われますが、難しい点があるのかもしれません。

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