アジアと欧米のコロナ
下の表は菅谷憲夫さんのサイトからのコピペです。
この表をみると、欧米諸国にくらべてシンガポール以外のアジア諸国では明らかに人口当たりの感染者が少ないことがわかります。シンガポールは主に外国人労働者居住区での初期の防疫作戦に大きな誤りがあったので、欧米なみの感染者数になっていますが、医療体制が優れていたために致死率や死者数は非常に少なくて済んだものと思われます。
日本は結構致死率は高くて医療体制が整っていなかったことを示していますが、アジア全体では欧米よりも人口当たりの感染者数が顕著に少ないことは明らかです。これはおそらくドイツかイタリアでウィルスの変異が発生した影響だと思いますが、真相はあきらかではありません。ホスト側の要因があるのかもしれません。
ウィルス側の要因だとすると、欧米で開発されるワクチンはアジアでは無効な可能性があります。日本で開発が遅れるようであれば中国から買い付ける算段をしていたほうがいいと思います。抗体と抗原の検査、唾液によるPCR検査には全力で取り組むべきです。日本では会社では毎年健康診断をやっていてそのときに血液検査をやりますし、市町村でも定期検診をやっていてほとんどの人は血液検査をやっています。キットさえあれば国民全員の検査ができないはずはありません。これで第2波・第3波が発生しても抗体-の人と抗体+PCR-の人にパスポートを発行して、経済を止めないで防疫作戦を遂行することができます。医療体制を確立しておけば、漏れ出した感染者のケアもできます。
パスポートといってもここで言っているのは国内の話で、欧米からの渡航者はPCRパスポートがあってもちゃんと空港で再検査して通常のコロナ検疫を行うべきです。なぜなら変異したウィルスが持ち込まれると強烈な欧米型ウィルスによる再流行がはじまる可能性があるからです。南半球で蔓延しているウィルスもおそらく欧米起源なので同様な検疫が必要だと思います。
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