新型コロナウィルス in 「情熱大陸」
昨日「情熱大陸」を見ました。主役は東大医科研の河岡義裕教授でした。東大医科研は、多くの大学・研究施設が反知性主義が跋扈し干上がっていく中で、残された数少ない研究サンクチュアリーのひとつです。とはいっても窓からエアコンが突きだしているような古い建物ではあります(写真 ウィキペディアより)。
愕然としたのは、SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)はマウスには感染しなくて、ハムスターにはよく感染することがわかって、ようやく実験動物が決まったというお話です。えーまだそこかよと思いました。感染メカニズムの解明にはまだまだ道遠しです。ただ彼の研究室では一人一室という安全なシステムで研究することが可能になっていて、これからは研究がさくさく進むような雰囲気は感じました。
河岡先生は政府の諮問委員も拝命されているようですが、思うようにいかず東京を始め各地で感染爆発・医療崩壊が進んでいることにがっくりきているようでした。これらの責任はもちろん政府の不適切な政策にありますが、マスコミに登場する医師たちの「人には感染しない」から始まって、「正しく怖がろう」「インフルエンザのようなものです」「検査増やしたら医療崩壊します」などの不適切な発言も国民をミスリードする役割を果たしており、医学界のレベルの低さにも問題はありました。
河岡先生ははっきりとワクチンは数年以内にはできないと明言されてました。ただ治療薬はできるかもしれないそうです。彼の研究室で行っている電子顕微鏡を用いたウィルスの3次元モデルの構築は、治療薬の開発に役立つかもしれません。
あとこのウィルスは猫には感染するようなので、外猫を飼っている人は、人と接触するときと同様な注意が必要だと思います。また室内ペットは絶対に外に出してはいけません。
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