都立墨東病院で院内感染(泣)
東京都の病院運営改革ビジョンによると、都立病院は図のようにすべて都から切り離して独立行政法人となる予定で、この計画は着々と進められています。ぶっちゃけリストラで、地域の要望などとは関係なく、役人が机上で鉛筆をなめながら作成したものです。
すべては人口が減少して高齢化し、公的医療が負担になってくるので、なるべく都の責任を回避するやり方でリストラしようというのが事の本質です。図の下部には一次診療(つまり普通の外来)や精密検査を廃止する方向であることが明記されてあります。これはがん検診センターだけでなく、各病院でも紹介中心にシフトするような方向性です。このような不便は、政府が適切な規模の移民受け入れを許可し、人口構成を正常化していればほとんど発生しないはずのことであり、全くの失政であると断言できます。
そのようななかで今回のコロナ感染が発生したわけであり、ついに東京都の基幹病院のひとつである都立墨東病院(第1種感染症指定医療機関)で、あってはならない院内感染が発生してしまったわけです。これは経費削減の圧力によって、様々な面での感染症蔓延に対する十分な準備(マスク・感染防護服などの備蓄や関係者のトレーニングなど)ができていなかったことが原因だと推測できます。もちろん政府だけでなく東京都の責任はまぬがれません。
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