どうしてベッドがあまりにも少ないのか?
日本の人口あたりの病床はドイツはもちろんイタリアよりも少ないのです。それほど医療をしぼり、さらにギチギチにしぼろうとしていました。そこに感染症が発生して、オーバーシュートが起こる前から医療破綻がおこりそうになっています。日本はこんな国になってしまいました。
日本集中治療医学会:
ICUのベッド数は、ドイツでは人口10万人あたり29~30床であるのに対し、イタリアは12床程度です。ドイツでは新型コロナウイルス感染症による死亡者のほとんどはICUで亡くなるのに対し、イタリアでは集中治療を受けることなく多くの人々が亡くなっているのが現状です。イタリアは高齢者が多いことも死亡者が多いことの原因と考えられますが、日本ではイタリアよりも高齢化が進んでいるにもかかわらず、人口10万人あたりのICUのベッド数は5床程度です。これはイタリアの半分以下であり、死者数から見たオーバーシュートは非常に早く訪れることが予想されます。
政府は17日(2019年12月17日)、病床の削減に取り組む病院への財政支援として、約84億円を2020年度予算案に盛り込むことを決めました。
厚労省によると、一定の条件を満たした病床のうち10%以上を削減する病院を支援対象として補助金をだしています。20年度の特例措置として実施。21年度以降は(なんと社会福祉に充てるはずの)消費税を財源とした新たな支援制度(数百億円規模)を創設し、引き続き病床の削減を推進する予定です。消費税を福祉の削減に使う予定なのです。
| 固定リンク | 0
「健康(health)」カテゴリの記事
- 川内原発1号機本日起動 ふぇ~~~(2024.08.27)
- 福島第一原発2号機 放射性物質含む水 約25トンが流出(2024.08.14)
- 夜間頻尿とのたたかい(2024.02.08)
- 志賀原子力発電所で何が起こったか?(2024.01.19)
- 報道ステーションのバイアス(2023.08.24)
コメント