熊木杏里 ニューアルバム「人と時」 リリース
ついに本日、熊木杏里がニューアルバム「人と時」をリリースしました。
リリース前から YouTube に、トレイラーじゃなく全曲がフルサイズでオープンされているという異常なプロモーションでびっくりしましたが、ともかくCDが届いてからじっくり聴いてみました。
全体的に静かで仄暗い雰囲気の中で、世相や人生がどうであっても頑張って生きていこうというメッセージが込められたアルバムだと思いました。アレンジもかなり音を抑制した地味めです。
バブルの時代から暗い音楽というのはあって、それは社会から忘れ去られた底辺の音楽だったのですが、今や経済没落、格差社会、安全保障の危機など、真実の日本はデフォルトが暗い状況にあり、政府はみせかけの繁栄を大本営のように繰り返し発表するだけの社会となりました。世相を敏感に感じ取ったクマッキー渾身のアルバムだと思います。
私のお気に入りの順
1.いつかの影法師
https://www.youtube.com/watch?v=dLKT0kM1FsM
脳にこびりつくようなメロディーが波のように次々押し寄せてくる。静かだけれど強いインパクトの曲です。
2.生きかけとして
https://www.youtube.com/watch?v=v4kTzhDM7qg
オーディエンス(息子?)にそっと語りかけ、はげましてくれるような、そして説得力のある曲。
3.傘
https://www.youtube.com/watch?v=sB5TSYqTmw8
別れの曲とはいえ、ロマンティックな雰囲気が横溢しているところが素晴らしい。
唯一のカバーは暗いアルバムの雰囲気の中に一灯をともすようなスパイスとなっています。
玉城千春のカバー Best Friend
https://www.youtube.com/watch?v=ZxV0MBbpjqQ
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