バルサ: アドゥリスの一発でサンマメスに沈没
ラ・リーガもだんだん休みが短くなって、8月中旬に開幕というのはちょっと早すぎやしませんかと言いたくなりますが、幸いにしてサン・マメスは22℃という絶好の気候で一安心。
昨年の前半はひどかったビルバオですが、後半立て直して新シーズンに臨みます。ウィリアムスやラウール・ガルシアがやけに好調で、バルサは前半いいところがありません。メッシが故障で離脱しているとはいえ、MF(セルジ・デヨング・アレニャ)からスルーパス・ループ・クロスのどれもFW(デンベレ・スアレス・グリーズマン)に供給されず、ビルバオに完封されるという不始末。
せいぜいSBのアルバ・セメド、ドリブル突破を狙うデンベレあたりからのクロスを狙いますが、それもほぼ完封されるばかりか、インターセプトされてウィリアムスの快足にCB(ピケ、ラングレ)が置き去りにされるという悲劇。GKテア・シュテーゲンのスーパーセーヴでなんとか前半0:0でしたが、スアレスが前半で故障という悲劇が追い打ちをかけます。
しかしスアレスに交代して出たラフィーニャは非常に好調そうで期待が持てます。機能しない中盤にしびれをきらしたバルベルデは、後半アレニャを下げてラキティッチを投入。ビルバオがバテたこともありますが、前半とは打って変わったバルサペースになり、圧倒的に攻め込みますがシュートは決まらず、エンパテかと思った終了間際、目の覚めるようなバイシクルを交代して出たばかりのアドゥリスに決められて万事休す。
敗因はやはりセンターからのパス出しのタイミングがわからないことで、いつ飛び出したらいいかわからないという状態では突破もシュートもできません。あとはデンベレ-セメド、アルバ-グリーズマンの左右サイドのコンビネーションがいまいちで、シュートにつながらないことでしょうか。メッシ・スアレスを欠く布陣では、各ポジションでそれなりの役割をはっきり決めた置いた方が良いサッカーができると思います。攻撃はラフィーニャを中心にして、彼にスルーパスや壁パスを供給するような方向でやってほしい。
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