大野-都響 ベルリオーズ「幻想交響曲」@東京芸術劇場2019/4/20
気持ちの良い晴天の土曜日。今シーズン最初の都響定期で池袋にでかけました。マエストロ大野の指揮でコンマスは矢部ちゃん。雨男なのによく晴れにしてくれました。サイドはゆづき。昨年入団したばかりのヴィオラの西さんが、2列目で弾いているのが目立ちました。
ソリストはルガンスキーで、今シーズン最初の曲はグリーグのピアノコンチェルト。ルガンスキーは適度にやわらかい音色で、人間味の濃いロマンティックな演奏です。都響のさわやかなサポートもすばらしく、ハートフェルトなコンチェルトでした。満場の喝采に答えてのアンコールはメンデルスゾーンの無言歌からop.85-4 「悲歌」。
休憩後の幻想交響曲はおそらくマエストロ大野の18番らしく、冒頭から怖いくらい整頓された弦楽アンサンブルで背筋がゾクゾクしました。大植イングリッシュホルンと広田オーボエ(バンダ)の応答は聴き所です。私は見てなかったのですが、公開リハーサルではドアの開け方をいろいろトライしていたそうです。そうした細かい努力もあってか、「野の風景」はとてもいい雰囲気でした。「断頭台への行進」も迫力満点。そして圧巻は「ワルプルギスの夜の夢」。まるで蝙蝠の大群が押し寄せるような冒頭から、ホラーと狂乱の宴を満喫しました。
今日の演奏はロリン・マゼール指揮、バイエルン放送交響楽団の名演(1)にも匹敵する超絶の演奏だったと思います。マイクが林立していたので録音していたのでしょう。今シーズンもやってくれますね 都響!
1) https://www.youtube.com/watch?v=dhwfOeJNBlM
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