ミニ救助
今日京成線に乗っていたら、ふたつ離れた席の見知らぬおばちゃんが突然私に倒れかかってきて、助けてくれと言うのです。
そして「次の駅で降りますか?」と訊くと、そのまま倒れ込んで吐いてしまいました。意識が途切れているようです。
向いに座っていた乗客の1人が車掌に知らせに行ってくれたので、私は次の駅で彼女を抱きかかえて降車させました。
駅のホームに寝かせていると、車掌が駆けつけてくれて、駅員も来たので私は席に戻り、電車は数分遅れで発車しました。
まあそれだけのことなのですが、それで思い出したのは、学生時代丹沢大山に登山しているとき、突然道ばたの崖をよじ登ってきた2人の登山者が現れたとこのことです。どうやら沢登りをしていて最後に道に迷って、なんとか登山道にたどりついたようでした。沢登りをしているとありがちなことです。
ところがそのうちの1人の顔が真っ青で息も絶え絶えだったので、これは救助しないと命が危ないかもしれないという状況でした。携帯電話もない時代だったので、麓と連絡することも出来ません。
そこで同行登山者数人であたりの木の枝を集め、みんな上着を脱いでつなぎ合わせて担架をつくり、電話のあるヤビツ峠まで下ろしました。担架はにわか造りですし、道が滑るので非常に危険な救助でした。
私が人生で人の救助をしたのはこの2回だけです。
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